城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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HRH炊き出し(登米〜南三陸〜塩竈)-1

5/14~15の福島の「炊きボラ」でご一緒した、寺本りえ子さんと福田春美さん。
おふたりと、パリ在住のコーディネーター・大塚博美さんの3人が
支援や応援活動をパワーアップするために結成したチーム、「みんなの愛届け隊!/HRH」が
宮城へ炊き出し&物資お届けに行くというので、連れて行ってもらいました。
(3人の頭文字を取ってHRHだそうです) 

炊き出し準備、物資の手配や取りまとめなど、すばらしい行動力と愛には、脱帽。 
そして、現地に行けなくても、本当にたくさんの方が、
被災地の力になろうと、できることを探し、実現すべく日々奔走しています。
支援物資や支援金、食材や料理、絵本や衣類の提供など…
そんな姿を見ていると、つべこべ言わずできることをしよう!と突き動かされます。
とにかく、現地でなにかお手伝いできれば、と思い、車に乗っけてもらった次第です。
「オレは金がないから体で払う!」というエガちゃんの名言を胸に。

ご提供や、HRHの活動の詳細は、りえ子さん、春美さんのblogにて。。
寺本りえ子さんのブログ→
福田春美さんのブログ→

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今日訪れたのは、宮城県登米(とめ)市。
甚大な被害を受けた南三陸町の被災者の方々が避難生活をしている、公民館での炊き出しです。

避難所の方のお話によると、
登米市自体は被害がそれほどないので、どうしても支援が後回しになるのだとか。
食料や物資も、自衛隊やボランティアによる作業もなかなか来ないし、
石巻や気仙沼のように有名人が炊き出しに来ることもない。
でも、被害が少ないといっても、ここはもともと人が住むところではないし、少なからず被災はしている。
公民館の入口は陥没し、壁も崩れかけ、仮設のお風呂も、昨日届けれたかのように置いてありました。

 

   
   

たくさんのご提供もあり、こんなに豪華なメニュー!

 

   

ベイクルーズの野田晋作さんは、料理もプロ並み!野田さんの料理教室があったら、絶対行くなぁ。
ローストポーク(自家製のタレがうまうま!)、なす味噌(超〜美味!)は野田さん作。
私はというと、相変わらず野菜を切ったり、盛りつけたり、火加減見たり、盛りつけたり。
ミネストローネ、サバのSTUB酒蒸し(STUBほしい!)など、ちょこちょことお手伝い。
なんと!スタバのバリスタさんが駆けつけて、おいしいコーヒーを振る舞ってくださいました。

 

   
   

盛りつけしていたら、ハートのアメリカンチェリーを発見♪

 

できあがり。

「わあ、ご馳走だねえ!」と目を輝かせるおばあさん、「ありがとうございます!」と礼儀正しい中高生。
遠慮しながらも、大盛りのお肉にはにかむ男の子。わざわざ調理室までお礼を言いに来てくれる、お母さん。
おいしそうに食べてくれる姿を見ると、「来てよかったなあ」と素直に思う。
うれしい反面、辛くもあり、悔しくもあり、複雑な気持ちにもなりますが。

 

   

「そのエプロン、欲しいなぁ」とお母さんがぽつり。
聞けば、エプロンが支給されるはずもなく、そこらにあったエプロンで凌いできたそうだ。言われてみれば…。
私も福島炊きボラのときに見て「かわいいなー。欲しいなー。」と密かに思っていたこのエプロンは、
春美さんデザインのcocofukuのエプロン。
cocofukuは「ここに福がある」って意味なんですって。
デザインや素材がいいだけでなく、使い勝手も配慮されたあったかハッピーエプロン。春美さんみたい。
cocofukuのエプロンをかき集めて、春美さんがプレゼント。
「ケイタイも入るわね〜」と、お母さん達も大喜びでした。

今回用意したのは、170名分の食事。
被災直後は300人以上もいて、5〜6人の被災したお母さん達が朝5時から夜20時まで
ずーーーとこの調理室で働き詰めで、毎日全員分の食事を3食分つくっていたそうです。
「だいぶラクになったのよー。お年寄りは重労働すぎてさせられないしね」とお母さん。
2ヶ月以上もそんな生活を続け、それでも笑顔でいられる強さには頭が下がります。

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避難所のそばのお店で、この後の支援物資にお野菜を購入。安い!

トップphのいちごは、宮城のボランティアの方からの差し入れ。あまくっておいしい!!
お手伝いに来ているはずなのに、こうして温かい心をいただき、逆にやさしさに包まれます。
バスの中で、みんなでいただきました。
 

この後は、南三陸町〜塩竈へ→ ★ 

 

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