城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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アシナガバチ体験談

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楽しかった対島ツアー、
実は最後の最後でアシナガバチに頭を刺され、救急車のお世話になってしまいました。
山城の注意点を自らの著書にも書きまくっている自分がこの有様とはお恥ずかしい限りですが、
ハチに関しては、実体験をもとによりリアルな記事が書けそうです。
…なんて絶対に言っていてはいけませんけれども。

刺さったまま離れてくれない、という状況にプチパニックになりつつも、
追い払って反撃されても困るので、おとなしく15〜20分キープ。
救急車を呼んでくれていることは知っていたけれど、
タンカも入れない山中だし、担いでもらうのも非現実的。
しかも、人里離れていて救急車の到着も遅そう。。
5分くらいして痛みは増すものの気分も悪くなく意識もしっかりしていたので、
体が動かなくなるリミットが15分だとしたら残された10分でできる限り降りておくのが賢明と判断し、
そろりそろりとすり足で下山しました。
頭のハチがずーっともぞもぞちくちく動いていて、ヒヤヒヤしました。

→救急隊員の方によると、この対処はNG!!
とくにスズメバチの場合は何度も刺してくるのでかなり危険。
ただちに追い払うべし、だそうです。たしかに反撃の危険性はあるけれど、
その場合はとにかく追い払いながら逃げてください、とのことでした。(まずは低姿勢で巣から離れること)

アシナガバチとはいえ、アレルギー反応が起きれば15~30分で死にいたることも。
2回目はアナフィラキーショック死の可能性がかなり高まるそうなので、
さすがの私も病院へ行っておこうと思います。(実はすでに2回目ですけど)

道なき道を進んでいたため、気づかずハチの巣に近づいてしまったのが原因。
そして、20分ほどでサクっと帰ってくるし、と思い帽子をかぶらなかったのは猛省です。
(ハチは黒いものに反応するので頭を狙われます。帽子かぶりましょう)

ちなみに…
「ハチにさされたくらいで救急車なんて…」「大丈夫そうだし自力で行けばいいか」と
思ってしまいますが、上記のような症状が出てしまうと一刻を争います。
もちろん刺されないようにすることが大切ですが、
万が一刺されてしまったら、ためらわずに救急車のお世話になりましょう。

 

それにしても、島というのは救急車が来るまで時間がかかるし、病院が遠い。
40〜50分くらいかかったんじゃないかなあ。島の医療事情を垣間見ました。

 

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こいつがアシナガバチ。