城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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第21回全国山城サミット鳥取大会-1

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第21回全国山城サミット鳥取大会に出演させていただきました。
静岡大学名誉教授の小和田哲男先生、滋賀県立大学教授の中井均先生、落語家の春風亭昇太師匠と。

 

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鳥取城の存在感は、ほかの城にはないほど圧倒的。
駅を降りて、こんなふうに真正面にどーんと見える城は全国的にも珍しいと思う。
若桜鬼ヶ城から車を運転しつつ戻ってきたのだけれど、鳥取城周辺のどの道を走っていてもよく見える。
城に近寄り難い雰囲気が今でもあるし、かつてはさぞかし威厳を放っていたのだろうなあ、と思う。
…というコメントを翌日のシンポジウムでしたら、日本海新聞さんに採用されました。

 

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前日朝イチで鳥取入りし、若桜鬼ヶ城を堪能した後、別件の打ち合せのため鳥取市内へ。
早く帰ってきすぎたので、鳥取城へちょこっと訪れたところ、
山城サミットに関連した鳥取城見学会をやっていたのでこっそりジョイン。

それにしても、鳥取城の木の伐採はすばらしい!
これは鳥取市教育委員会さんの尽力なのでしょう。
昨秋、太閤ヶ平と鳥取城をご案内いただいたときも驚きましたが、さらにしっかりと山上の石垣が見えていました。
城ファンが喜ぶためとか見晴らしをよくするためにやみくもに切り倒しているのではなく、
きちんと切ってよい木、切ったほうがよい木を専門的に判別してのことと思います。
石垣のためにもよいことです。

石垣の整備もものすごーく進んでいて感激!
そしてなにより、市民のみなさんに文化財への理解を深めてもらおうとなさっている
教育委員会の熱意に感服致しました。
私をシンポジウムに呼んでくださった、日本一鳥取城を愛する男・教育委員会の細田さんが
汗だくになって石垣を語る姿を拝見して、翌日のシンポへの緊張感が高まった私なのでした。

 

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夕方には、国史跡鳥取藩主池田家墓所で行われた、池田家墓所燈籠会へ。

池田家11代藩主のお墓や分家の東館・西館の墓各9基、そのほか合計78基の墓石があり、
約270基の灯籠に火が灯されるという幻想的な光景…が見られるはずでしたが、
親睦会に向かわねばならず、暗くなる前に撤収(涙)。
大名墓所にもお詳しい中井先生のお話をうかがう私&昇太師匠。
「東京がうらやましい」と中井先生がおっしゃっていました。
東京にもうらやましがられることがあるとは…新鮮。

 

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で、夜は親睦会でした。
ありえん座席表ー。庶民は緊張しっぱなしでした。
でも、いろいろみなさまにお気遣いいただいたり、たくさんの方とご挨拶できたり、
鳥取のおいしいもの&銘酒でおもてなしいただいたりと、楽しい夜でした。