城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。著書「わくわく城めぐり」(山と渓谷社)「日本100名城めぐりの旅」(学研)「お城へ行こう!」(岩波書店)「図説・戦う城の科学」(サイエンス・アイ新書)ほか。共著、連載多数。メディア・イベント出演、講演、講座のほか、城フェス実行委員長もしています。
城メグ日記は、お城のあれこれから関係ないことまで語る、萩原さちこのblogです。

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福光石の石切場

今日は、石見銀山をめぐる攻防ゆかりの城へ。

それはさておき、
時間を捻出して個人的に見学した、福光石の石切場がとてもおもしろかった!

 

室町時代から採石され、今なお現役(!)
掘り下げてますー!

 

下が機械で上が手掘り。
切り出し方の歴史も教わりました。
産業発展の経緯から、尾根続きにある福光城の立地の良さも理解しました。
福光城は、鳥取城攻めで自刃した、あの吉川経家の居城です。

石が豊富ながら石工がおらず、吉川経安が大坂から
坪内弥惣兵衛という石工を呼び寄せたのが始まりだそうで。
その坪内さんの子孫が、つい最近までずっと継いでいたんですと!(平成26年末から子会社化)

 



この石切場、あと50年は採石できるそう。
ココに限らず、採り尽くした感がない福光エリア。
昨夜泊まった旅館の大浴場の床も福光石だったし、今も温泉街は福光石だらけ。

しかし豊富なわりには、近隣の城に石積みはない。。
(尾根続きの不言城の中腹に、わずかにある程度)

石工が訪れてからは、灯篭や墓跡、生活用品に使われまくっているのに。
石が採れる地域では、中世の城でもおのずと石積みが導入されるようなイメージがあったのですが、
この地域では採石の技術がないために導入されなかったようです。
こういうケースもあるのだなあ、と思った次第。

 

水面のグリーンは、福光石の色。
きれいねー。