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長浜城(滋賀)

最新登城日:2007年3月29日

豊臣秀吉の出世城といわれる長浜城。秀吉が初めて城主となったお城です。

 

 

   現在は豊公園として一帯が整備されています。
   駅前は、かつて秀吉がつくりあげた城下町の面影が
   今のたっぷりと残っています。のんびり散策するのも楽しいかも。

 

 

 

 


復元の天守閣は歴史資料館。一部、石垣は残っているものの、もはや城の形をした建物です。
区民図書館みたいな、懐かしい感じ。
が、内部とはうらはらに、外観はなかなか美しいです。

かつてはこの立地ではなかったといいますが、今は琵琶湖畔に佇んでいて
夕陽を受けるとお城のディテールが影となって映し出され、とっても幻想的。
琵琶湖に沈む夕陽はとってもおだやかで壮大。《日本の夕日100選》に選ばれています。

 

 

 
左/太閤井戸。水位が高く、石碑だけが頭を出していました。
中/石垣出土地。
右/本丸跡の石碑。

 

   ものすごく近くにあるのに、なぜかゆったりしている太陽。
   心にそっと入ってくるように、やさしく沈んでいく夕陽を
   湖畔でのんびり眺めました。

 

 

 

 

 
城下町は、ただ城のまわりに人が集まってできるものではありません。
現代のコミュニティづくりと同じで、その地のトップの統治力によって栄え、繁栄していくものです。
にぎやかな城下町には、有能な城主がいたということ。
地域という観点からお城をみるのも、おもしろいです。
若かりし頃の秀吉も、この美しい夕陽を見ながら、この地と民の平和を想い、日々奔走していたのかもしれません。

 

豊公園は太閤長浜温泉という温泉が湧く温泉地。
秀吉が長浜の地に来て初めて男児を授かったことから、子宝の湯としても有名だそう。
兵も湯治をしていたのでしょうか。
茶褐色の総鉄泉の温泉で、ゆっくりのんびり。旅の疲れも癒えました。