五稜郭(北海道)
最新登城日:2006年9月4日
函館のシンボルのひとつ、五稜郭。
この星のカタチをした公園のような敷地、見たことがあるのではないでしょうか。
「これもお城なの?」という声が聞こえてきそうですが、ハイ、そうなんです。
いわゆる西洋式建築を取り入れた、幕末に建てられたお城です。
北海道という地理的事情から、対外国を意識してつくられたのでしょうが、
悲しいかな外国との戦いにこのお城が登場することはなく、
函館戦争の激戦地として後世にその名を残すことになります。
オープンしたばかりの五稜郭新タワー。
星形の城郭を確認するならば、ここから見下ろすのがてっとり早い(笑)
上段左から/函館といえばペリー来航。五稜郭の設計図がやけにリアルな函館奉行、旧幕府軍の五稜郭に入城
下段左から/病院にて、開陽丸座礁にガックリの榎本武揚&土方歳三、旧幕府軍の終焉
展望2階にあるジオラマがとにかく秀逸!
函館の歴史が16の場面に分けられてていねいに展示&説明してあるので、
ひと通り目を通せば、函館戦争のことなどもなんとなくわかるでしょう。
それぞれのシーンがドラマティックに再現されていて、まるで映像をみているかのようにリアル!
上段右の写真に写り込んだチビッコの手の大きさと比較してもらうとわかるように
かなりミニミニサイズのフィギュアなのですが、
ちゃんと場面の緊迫感みたいなものが伝わってくるし、人の表情も豊かで、思わず釘付け。
かわいい〜。
しかも、フィギュアの横には4コマ漫画も展示。
「観光名所の資料館で、これはアリなの!?」と思うくらい刺激的な風刺漫画でしたが
・・・・函館の人はユーモラスなのでしょうか?
こんなガラスケースで接写撮影している私はかなり怪しいですね(笑)
土方歳三です。
なぜこっちを向いているのでしょう?
五稜郭を見下ろさせてあげればいいのに、と
どうでもいいことを思いました。
函館市内では土方歳三の最期の地碑に遭遇。
これだけの偉人ながら、遺体の行方は謎だそう。
享年35歳。
濃くて短い人生ですね。
てくてくと、公園内を歩きます。意外と遺構が残っていて驚きました。
星形のくぼんだ部分に1カ所だけ、出丸と呼ばれる軍事基地があるのですが、
予算が足りず、1カ所で建築打ち切りになったのだそうです。その1カ所、逆に狙われそうですけれど!
それにしても、なんてキレイな空!
函館の夜景もとってもロマンティックでした。
北海道はいいですね〜、大好きです。