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八戸城(青森)

最新登城日:2010年5月15日

 

青森県にある八戸城。
「さて、根城に行こう!」と思ったら、八戸駅と間違えて本八戸駅で下車してました。
知らない土地でバスの運転手さんに聞いてもよくわからず・・・(人生で初めて生の津軽弁?を聞きました)
「10分くらい歩けばバスが通っている」といわれててくてく。ケガの功名で、八戸城にたどり着きました。

現在は公会堂になっています。あるのは石碑だけ。

 

 

 
八戸城は別名三八城城(みやぎじょう)。
本丸跡は三八城公園として開放されていました。お隣には三八神社もあったようです。

 


説明によると、1334年に南部師行が根城を築城したすぐ後、孫の南部信助が築いたのだとか。
要は、本社が建った後に建築された、支社のようなことでしょう。
戦国末期に南部家が遠野へ移封になった後、八戸城は城として本格的につくられたそうです。

 

  
公園はかなり整備されていて、ざっと見た感じでは遺構らしい遺構を発見することができませんでした。
土塁が少し残っているそうですが。

 

   
立派な記念碑も。銅像は八戸初代藩主、南部直房公。八戸城、八戸城下町の本格的な整備に尽力した方のようです。

 


公園内のうららかな陽射しの中のんびり散策。
ふと目をやった遠くの山には、まだ雪の残る山が見えて、「ああ、北国なんだなあ」と実感。
山肌の雪のある部分とない部分が切り絵のようにくっきりとしていて、すがすがしい。

 


木の柵が設けられて、段々に植えられたお花が太陽に向かって咲いていました。
この崖、当時のままではないのかもしれないけれど、
少なからず地形が残っているとするならば、八戸城は断崖のお城だったのかもしれません。

 

 


道を挟んで向かい側にある、南部会館。
その正門として使用されているのが、県の重要文化財である八戸城角御殿表門。
これがいちばんの見どころといってもいいでしょう。
時間があれば、中に入ってゆっくりと。
こんなふうに唐突に現れる遺構もいいものですね。そこだけ時間を切り取ったみたいで不思議な感覚です。