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一乗谷朝倉遺跡（福井）

最新登城日：2009年6月20日

一乗谷の戦い>の地、朝倉家が滅亡した場所です。
土に埋もれたまま時を越え、1966年に発掘、朝倉義景の居住地や城下町が再現されています。

背後にそびえる山城が、日本１００名城にも選定されている一乗谷城。
一の丸から三の丸まで、残っているらしいですね。
行ってみたかったけれど、本格的な登山になるためさすがに申し訳ないのと、翌日ハーフマラソンが走れなくなりそうなのでやめました（笑）

居住地と復元された街並みを、ゆるりと歩いてきました。
朝倉義景は浅井長政の同盟相手、という認識しかなく、姉川の戦いや一乗谷の戦いでしか聞いたことのない名前。
浅井長政に関しては、織田信長と血縁と同盟の板ばさみになったりとドラマがあるので
小谷城を訪れたときは目頭が熱くなるものがあったのだけれど・・・。

 

城でもないので「その朝倉義景の居住かー」というあっさりとした感想しか持てずにいたのだけれど、
一乗谷にこうした一大文化圏を築き上げたことは、現在においても評価が高いそうです。
領地の面積に対して膨大な民が集結していました。

 

  
反逆に怒り狂った織田信長により、焼き討ちされ、三日三晩燃え続けたというこの地。
かつて炎上しつくした地とは思えないほど、今はのどかでおだやかな時間が流れています。

 

唐門。豊臣秀吉から寄進されたものだとか。一乗谷遺跡を代表する遺構。

 

 
礎石がきちんと並び、蔵や御殿の場所がわかるようになっています。

 

花が植えてあるだけでは？と思っていた「花壇」。
あとで知ったのですが、なんと、現存する日本最古の花壇なのだそう！！！
花壇に限らず、解説がほとんどなかったのが残念。
歴史モノはただでさえスルーしてしまうのにな。私もあやうくスルーしかけたぜ。
場所によっては「薬草園」ともいいますね。お薬になる植物を育てます。

 

  
  
 
ちょこちょこと遺構も。外堀もありました。

 

  
復元街並。
町屋や武家屋敷が再現されています。あまり解説も資料館もないので、ふら～と歩いて見物。

この景色、見覚えありませんか？
そう、2010年冬のソフトバンクのCMに登場しているのです。
奥さんと雪道を歩くお父さん犬が、すれ違った女子高生と言葉をかわし、
「彩にもこんな時代があったなあ・・・」とつぶやくシーン。
お父さん犬は福井県福井市一乗谷の出身、ということですね。

 

  
発表会できる舞台があったり、当時の生活が再現されていたり。

 

  
佐々木小次郎スイーツに完全に負けていた、朝倉スイーツ。そして、異常においしい福井の水。
「ウマイザー」とは「おいしいよ」という意味の方言なんですって。ちょっとかわいい。地酒まんじゅう、うまし！

 

朝倉ゆめまる×ふっくりん×Tシャツがめくれ上がっている城メグリスト。

 

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車で10分ほどの、一乗谷の滝へも立ち寄りました。
ここは、佐々木小次郎がつばめ返しをあみ出したとされる地。（錦帯橋という説もあったような・・・？）
私の中では若武者なイメージでしたが、意外と老け顔でした。
・・・と思ったら、この銅像は修行する佐々木小次郎を“イメージ”したものだそうで（笑）
福井県の方って、親切でおおらかで優しいけれど、けっこうユルいのですか・・・？

 

  
見事な滝！
ものすごく涼しくてしばし暑さを忘れつつ、マイナスイオン浴びまくり（イメージ）。癒されました。