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丸岡城(福井)

最新登城日:2009年6月20日

丸岡城の特長といえば、なんといっても日本最古の現存天守であること。
(構造分析から、もっと遅いという説も。
犬山城とどちらが最古か争ってますが、どうやら最近では丸岡城説が有力のようです)。
一向一揆を制圧した織田信長の支配地になり、柴田勝家(北ノ庄城主)の甥、柴田勝豊により、
北ノ庄城の支城(北ノ庄城を本社とするならば、支社みたいなもの)として築城されました。

 

  

人生初の福井県。歓迎してくれるかのような、飛行機からの絶景にドキドキ。
現在周囲はすっかり整備され、小ぶりな天守以外ほとんど埋め立てられています。
(天守閣しか行かなかったのですが、本丸跡、本丸石垣、虎口、も見られるようですね)

 

通し柱のない、二重三層の望楼型独立式。
簡単にいうと一階の建物に二階と三階が乗っけた構造です。
外から見ると2階建てに見えますが、実は3階建てなのがおもしろい。

 

 
時代を感じる、野面積み(石垣の積み方。かなり古い時代の方法です)。
天然の石をあまり整形することなく積み上げているため、敵が登りやすいのが難点ですが、
崩れやすいかというとそんなことはありません。
そして、排水がよいため大雨強い。ゴツゴツしていて、貫禄がありますね。

 


すっかり整備された入口から、天守内に入れます。
入母屋破風(三角の、出窓の屋根みたいなもの)、古さの中に重厚感があります。
破風が直線的なのも、古い様式の表れです。

 

 
廻縁(ベランダみたいな部分)もかなり質素。本来はこういうものだったんでしょうね。
今まで見た中では犬山城がもっとも古さを感じたのですが、さらにシンプル、実にシンプル。
時代と共に、豪華になっていく部分です。

 

 
階段はかなり急勾配でしたが、親切にも紐が設置されていました。

 

 
最古の割には材木やつくりがキレイすぎるな、と思ったら、
地震で倒壊後、ある限りの材木を活用して再建されているのですね。
どこまで現存しているのかわかりませんが・・・資料写真を見る限り、かなりの倒壊っぷりでした。
これは現存というのかしら、とちょっとフクザツ。
1934年1月に国宝天守閣第一号に指定されたものの、1948年の福井大震災によって倒壊。
1950年の文化財保護法によって、重要文化財に指定されています。

ちなみに丸岡城は人柱伝説のあるお城。
(柱が何度も崩れるため、人を柱にするといういわゆる生贄。お城にはけっこうこういうコワイ伝説があるのです)

 

 
天守脇にある八幡神社。

「一筆啓上」は日本一短い手紙として有名。
丸岡藩主本多成重が戦場から、家族に向けて書いたものです。天守脇には石碑がありました。

 


お城に限らず、旅先で必ず探すのがマンホール。丸岡城のマンホールは喝采モノ!
すばらしき芸術のひとつ。

 

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丸岡城駐車場横の一筆啓上茶屋で買い物三昧(笑)

 

 
とくにPRされているわけでもない、ここでしか見なかった城丸くん。
かわいい(?)袋付きの日本酒セットを発見。この袋、何を入れるかいまだ模索中・・・。

 

 
実用性もありそうな丸岡城バスタオルも即GET。
城主が目まぐるしく変わった丸岡城、歴代城主の家紋の5バージョン揃ってました。
「どれにするの?」と聞かれたので「もちろん柴田でしょ!」と即答したら、大笑いされた(恥)
マラソン大会後にぴったりです(シャワー上がりは肩に丸岡城タオル、シブすぎるぜ)。

 

 
福井県はおろしそばが名物のひとつ。こんな専用つゆも発見。
お城のイラストが入ったお醤油を発見!!!!思わず購入。うん、うまし!

 


実はグルメざんまいだった福井ツアーのダークホース、おやつに購入した「かたやきせんべいしろまるくん」。
しょうが味、ものすごいおいしかった!もっと買ってくればよかったなー。