城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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無念の津和野城

なかなか行けない津和野城へ、思い切って寄ることに。

 

しかし、駅に降り立ったら、この豪雪!!

 

津和野の代名詞でもある、風情ある街並み。
雪化粧が趣をアップ…を通り越して、視界を遮断。大名屋敷門も見えないー。
水路を悠々と泳いでいるはずの鯉も、逃避中でした。
でも、雪は好きです。きれいだね。

 

日本五大稲荷のひとつに数えられる太皷谷稲成神社。
トンネルのような朱塗りの鳥居をくぐっていきます。
途中、津和野の城下町を一望できるはずなんですが、雪であんまり見えず。

 

うすうす分かっていた(というか途中から確信していた)けれど、津和野城は登城禁止。
微動だにしていないリフトが出迎えてくれました。
午前中の段階ですでに積雪30cmを超え、散策できる状況ではないとのこと。
もともとリフトではなく登山道で行こうと思っていたのですが、道すら埋まっていると。。
なんとか行けないものかと聞いてみましたが、
「べちゃっとしとるけん、雪だるまつくれんなー」と、さっきまでかわいいことを言っていたおじいさんに
「あんた、死ぬよ」とやや真顔で言われたので、諦めました。

 

移築現存の馬場先櫓、現存の物見多聞櫓を見学。
遠巻きに津和野城を見ながら城下町を歩くだけの、切ない思い出になりました。