駿府城カレッジ①と浮月楼
コミュニティホール七間町で開催された
公益財団法人静岡市まちづくり公社さん主催の
駿府城カレッジ①「お城を知ろう!! ~魅惑の城ワールドへようこそ!~」
に出演させていただきました。
200名ほどの会場は満席。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
今日もとても勉強になりました。
前田利久先生の『戦国時代の駿府と周辺の城』、
加藤理文先生の『大御所時代の駿府とその周辺の城』に続きまして、
私は僭越ながら『お城の歩き方・駿府城の楽しみ方』というテーマでお話しました。
その後は、山本宏司さんも加わってフリートーク。
本当に、打ち合せなしのフリートークでした(笑)
お三方は、大学の同級生という静岡トリオなのです。
今日は私もお仲間に入れていただいて感激。
前田先生のお話、私は恥ずかしながら知らないことも多くとても興味深かったです。
そして、加藤先生のお話は相変わらずおもしろいなあ、と。
信長と秀吉の城を進化させたような家康の城というのは、
ひと言でわかりやすく表現できる独自のものではなく難しいと思うのですが、
単独で確立できるほど存在だなあと改めてわくわくしました。
個人的には、加藤先生にそのあたり1冊書いていただきたいのですがー。
午前中は、駿府城の研究歴30年の山本さんにいろいろ伺いながら
先生方と4人で駿府城内を歩きました。楽しかったー。
駿府城って、奥が深くて唯一無二。おもしろいし語る価値あり!
駿府城だけで城フェスできるじゃん、と思いました。
4月に公開された坤櫓も初見学。
ヘッドマウントディスプレー、なるものを装着して映像が映し出される
「今昔スコープ」なるものがとてもおもしろい!
江戸時代の駿府城の天守や御殿のようす
近づくと天守の中に入れたりも。
装着者が見ている景色はディスプレイに映し出されるので、まわりの人も楽しめます。
写真は、富士山と櫓がこんな感じで見えたはず、というところ。
とてもおもしろいですが、装着者のようすは怪しいです(笑)
楽しい体験をさせていただきました。
坤櫓のみなさま、ありがとうございました。
昼食は、徳川慶喜隠居屋敷跡にある料亭「浮月楼」さんでいただきました。
社長さんがわざわざご案内くださり、ここでも興味深いお話がたくさん聞けました。
ヨソ者からすると、駿府は家康のイメージが強いですが、
地元では20年も隠居生活を送った慶喜公のほうがおなじみとか。
「けいきさん」と親しまれているのだそうです。
20年間をここで過ごし、ひたすら趣味に没頭したけいきさん。
写真撮影をしたり自転車に乗ったりと趣味人だった慶喜公が
庶民にとって親近感のある存在なのはわかる気もします。
慶喜公の書。なんと達筆!
「なんでも鑑定団に出したら?」という話題が出ましたが、
値打ちや出自が明らかなものはダメなのだそうです(笑)
社長さん曰く、慶喜公はたくさん書を書いていて惜しげもなく与えているため
そんなに貴重というわけでもないです、とのこと。
ちなみにお食事をした建物にも書がありましたが、
こちらは晩年のものとのことで、またひと味違いました。
庭園がのぞめるとってもステキな個室をご用意くださったので、4人で記念撮影(トップの写真)。
…逆光じゃーん。
夜は、先生方と楽しすぎた打ち上げ。
静岡おでん、はんぺんフライ、駿河湾のお刺身などなど。
静岡では刺身盛りに生桜海老、生しらすはマスト。おいしい〜♡
なにげに禁酒明けで、静岡ナイトを堪能しました。
桜エビのかき揚げもおいしかった!しらすのかき揚げもあるんだそーです。