佐伯歴史資料館がオープン!
佐伯城三の丸に、佐伯歴史資料館ができました。
5月1日13時の開館に先がけ、報道陣向けの内覧会で入れていただきました。
展示は、江戸時代を中心に平安時代末期から西南戦争まで。
中世(平安~戦国時代)、近世(江戸時代)、近代(明治)に分けてテーマ展示してあります。
城関連では中世、栂牟礼城及びその時代の解説が見ものと感じました。
佐伯氏400年の歴史のほか、栂牟礼城のイラストや縄張図も。
栂牟礼城の模型には、栂牟礼城合戦の投影がされて映像でわかりやすく学ぶこともできます。
藩政時代は、佐伯城のジオラマや城下町の構造・発展史などが充実しています。
城以外は、毛利高政の金ピカ甲冑と2.8mにも及ぶ大鉄砲。
真ん中の閻魔王は文禄・慶長の役、下の四海波は大坂夏の陣でおそらく使用と考えられるそう。
製造は堺。
個人的には西南戦争における台場跡分布図も◯でした。
8代藩主の高標が収集し、当時は8万巻もあったとされる佐伯文庫(市所有は約3千冊)のうち、
世界でここだけにしか残っていないという小説「連城壁」(清時代前期)も貴重です。
佐伯城はとてもよい城なのですが、
やはり突然訪れるのと事前知識を頭に入れてから登るのとではだいぶ違うと思います。
登城口のすぐ近くにこんな資料館があるのはうれしい限り。
セットで訪れるといいですね。
洋泉社さんから発売されている「日本の山城100名城」という本で佐伯城について書かせていただいていて、
それを教育委員会の方がご覧になっていて、ご挨拶できたのもよかったです。
佐伯城の今後についてもちょこりとお話できました。
久々に佐伯城も登ってきました。よい城!