橋爪あきさん出版記念パーティー、そして仕事論。
睡眠改善インストラクターで日本眠育普及協会代表の橋爪あきさんが
初のご著書「人生の3割をしめる睡眠が、残り7割の運命を決める」(牧野出版)を出版されて、
その出版記念報告会&交流会へ。
橋爪さんとお会いするのは4年ぶり!
当時はまだ日本眠育普及協会も立ち上げてらっしゃらず、
しかしものすごく眠りというものを大切に思っていらして、
いつか眠りについてきちんとうかがってみたいなあ…などと思っているうちに、
コツコツ努力をされて実績を残し、念願の上梓にいたりました。
イラストレーターの伊藤さちこさんと一緒に行きました。
伊藤さんに会えてうれしかったなあ!
伊藤さんもこの4年であれよあれよと3児のママになって(ご長男+双子ちゃん)、
お互いに激変したねえ、としみじみ。
連載やブログ(←おもしろい!)では
「出産と育児でボロボロで、出産後お腹がぷよぷよ」と自虐している伊藤さん、
絶対ウソだろうと思っていたが本当にウソで、相変わらずスリムな超美人だった(笑)。
伊藤さんはいつも私に新しい風を運んでくれる人だな。
ご著書はまだ全体を斜め読みしただけだけれど、
眠りを疎かにし悪質な眠りをしている私でも受け入れてくれる、
そして取り入れたいと思わせてくれる
橋爪さんならではの押し付けがましくない世界が繰り広げられています。
具体的に、理路整然と。
橋爪さんはじめ睡眠の関係者の方がみなさん肌ツヤツヤで健康的だから、説得力がありすぎる。
人生の3分の1は眠っているのだから、
ないがしろにするということは人生の3分の1をないがしろにしているということ。
睡眠の質が人生の質を決めるーー。
たくさん寝たから今日は元気、とかではないんですね。。じっくり読もう。
睡眠日誌の書き方、睡眠日誌のフォーマットもついているので実戦しよう。
実は橋爪さんとは数えるほどしかお会いしていないのだけど、
こういう女性になりたいなあと思ってしまう憧れの方です。
とても品があるけれど高いところにいる人ではなく、
あたたかい母性のようなものにあふれているけれど母のようではなく、
凛と気高くかっこいい女性でありながら、
少女のような純粋さも感じて親近感があり(だから若い女性のお知り合いも多い)、
本当にステキな女性。
そして、娘さんが超美人で旦那さまがとてもステキだった!うらやましい。
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ところで、今回はいろんな業種の方が集まる交流会ということで
交流会があんまり得意じゃない私には久々の時間となりました。
いや、異業種の方の話を聞くのは好きなのだが、
話しかけるのが得意ではないのと、
仕事前提でガツガツ仕事の売り込みしてアピールして、というのがどうも苦手。
これができていたら、もっと仕事の幅も広がり儲かってもいるかもしれないのだけど…。
しかし、これまで途切れず仕事がいただけているわけだし、
大儲けはできていないものの個人事業としては収益は上がっているわけだし、
いいバランスで好きなことを仕事にできているからいいんだな、という結論。
私は限りなく受け身で、フリーになって一度も売り込みをしたことがない。
しかし、自己満足的にパイプを太くするような仕事が向いているし、それしかできないなと思う。
いただいた仕事を着実にこなす。
現実と野心というエッセンスを折り込みながら。これに尽きるな。
そこから先、経験をキャリアにできるかどうかは自分次第だと思う。
(経歴という意味ではなく、実力という意味で)
声をかけていただけるということは、
プロが私のポテンシャルを認めてくれているわけで、だったらやるのみ。
受け身バンザイ。
求められているものを正確・的確・適切に形にするのが私の仕事で、
その上で、それ以上のものを生み出せる人が、残っていく人、プロだと思う。
って、今書いていてふと思っただけなんですが、
編集者時代に有能なクリエイターさんを目の当たりにする機会に恵まれたから、
自然とそう思うのかもしれません。
あ、伊藤さちこさんもそのひとり。
「いつかこの方と仕事したーい」と憧れて、ドキドキしながらオファーした記憶あり。
あとさ、最近思うのだけど、自分の名前でやるなら自分を安売りしたらいかんよ。
それはつまり、守りに入るということ。
たいした仕事できないからギャラは気にしなくていいですよ、と言ってはいけない。
…というとカッコよく聞こえますが、
私は基本的にコツコツ努力するタイプではないので、
自分に高値をつける=商品価値を上げる努力しないとヤバい、ということになり
この設定が自分をキープする上でけっこう大事だったりします(笑)
というわけで、とても気になった方にはお声がけさせていただいたけれど、
あとは伊藤さんとキャッキャして終わってしまいました。楽しかったあ。
それと…これは嫌みっぽい発言に受け取られてしまうかもしれないけれど。
1冊著書を出版するって一般的にはそんなにもすごいことなんだなあ、と。。
なんというか、この仕事をはじめてわずか4年たらずの私なので、
こんなふうに感じたことにびっくりもしました。
1冊目と同じ感覚で執筆はできないしすべきではないけれど…初心忘れるべからず。
スピーチで
「発言は周囲の人にしか届かないけれど、著書は全国数万人の人に届けることができる」
とおっしゃっている方がいて、なるほどなあと思いました。
私は著書業に勤しむにあたり、少なくとも今は、これを訴えたい・伝えたいというのが軸ではない。
それでも、発信する責任みたいなものを大切にしないと、と改めて思ったのでした。
そして、出版を継続的にさせてもらえていて、
いろんな仕事の声をかけてもらえている今の私は、やっぱり運がいいなあ、と。
運しかないし、運は調子に乗っていると尽きるので、大切にていねいにしようと思います。
今日は日中のお仕事でも異業種の方と
とても楽しく有意義なお仕事をさせていただいたので、
なおさらこんなことを思ったのでした。
やっぱり、いろんな人と会っていろんな考えや世界を知るのは楽しい!
このお仕事のお話は、また来週ー。