滝山城
おそらく9回目の滝山城。
そこそこ理解したつもりでいたが、とんでもないな!
私は城を見る目がまだまだ養われていないのか、一度見ただけではよくわからない。
近隣の城と比較したり地域の歴史を調べたりしながら、
5〜6回訪れるとようやくわかりかける気がする。
…ということを少し前に中井均先生にお話したら、
「僕も玄蕃尾城に200回くらい行ってるけど、いまだにわからないよ!」とすてきな笑顔で返されました。
、、、いろんな意味で次元が違うと思いました。
なんにせよ、この年代にこれだけの城がつくれていた北条氏照はすごいと思うのだよ。
設計面では、たとえば玄蕃尾城と比較すると、
北条の城と織豊系の城のつくりの違いに観光目線でも感覚的に気づけると思う。
曲輪のエッジとか配置のシルエットとか、造形的なところでもね。
要因は築城者だけではないけれど、
そういった違いと個性を見つけるおもしろさを、これから続日本100名城をめぐる人に提唱していきたい。
そのふわっとしたものを、あくまでふわっとしたレベル内で、説得力を持たせながら成立させたい。
自分が思う城の未来にもつなげたい。
そのために、どう組み立てていかに表現するべきなのか。
というのを考えます。これから。
やればできる。たぶん。