被災した山中城へ
山中城へ。
50〜60m崩落している西の丸南側の斜面、保護目的の30〜40cmの盛土と芝が、
下層のローム層から剥がれるようにずり落ちたもよう。
迫りくる、関東人にはおなじみの、粘土質ローム層のあの質感。
障子堀もところどころ崩落していましたが、大きな原因はここにありそうな印象です。
木々も折れ痛々しく、かわいそうな姿でしたが、同時にロームの強さも感じました。
山中城の地山を身を呈して守ってくれたようです。
崩落箇所の被害の違いが、風雨の方向の問題なのか城の造成の問題なのか…などいろいろ気になりました。
史跡の保護って難しいんですね…。
ゆっくりと、きちんと、傷を治してもらっておくれ。
ちょっと見た目が傷ついても、君のかっこよさは変わらないぞ。
田尻の池からの遊歩道は通行禁止ですが、迂回ルートでひと通り見学できます。