城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。著書「わくわく城めぐり」(山と渓谷社)「日本100名城めぐりの旅」(学研)「お城へ行こう!」(岩波書店)「図説・戦う城の科学」(サイエンス・アイ新書)ほか。共著、連載多数。メディア・イベント出演、講演、講座のほか、城フェス実行委員長もしています。
城メグ日記は、お城のあれこれから関係ないことまで語る、萩原さちこのblogです。

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小瀬戸石切場と小瀬戸城

小瀬戸石切場と小瀬戸城へ。
今日は、とても心に残る取材をさせていただきました。

取材のご対応をくださった
「小瀬戸の文化と歴史を未来につなぐ会」の事務局長、藤原さんのお話が、もう。
こういう方が全国にいたら、
いったいどれだけの城が生き残り、地域の歴史が守られるのだろう。。

藤原さんのおじいさんが昭和45年に、地元の研究家と調査し整備したのがルーツだと。
マメな方だったようで、当日の記録が細やかに残り、見せてくださいました。

記録するって、伝えるって、動くって大事。
…と自分に言い聞かせたい。何か意味があるのだと信じてやりたい。
伝えることの大切さを教わった気がします。
私も私の立場で、伝えていきたい。

 



*矢穴の開け方がバラバラ
*矢穴の開け方はていねいだけど強引に割った感もあり
*ほぼ7センチなのに最高所の刻印石だけ10センチなの謎
*作業行程がまったく見えない
*崩落もあり岩盤がわからない
*駿府城が実際の距離より近く見える
*沢ごとに石切場が点在
などなど、いろいろ気になるけれど、
現況を見る限り、こんなに非効率な段階まで至るほどの背景があったのだな、と。

静岡市教委の方の話も踏まえると、
駿府城からの距離はさほど変わらないながら、長尾のほうが先行されているよう。
…やはり、安倍川の舟運がキーになるのでしょうか。
あと、砂岩の強度は小瀬戸より低いのものの、転石が多いそうで。
とにかくスピード重視ってことなのかな。

 

駿府城の天守台に、小瀬戸産らしき砂岩を散見。
難しいことはさておき、これほどの巨石を10kmもよく運んだな、、、と思いました。
過酷だー。

 

こんなミニミニ矢穴、はじめてみました。かわいいー。