赤瀬戸山城へ
念願の赤瀬戸山城、そして三沢城へ。
尼子、毛利、堀尾。
さまざまな顔があるすばらしい城だった!
石垣はたしかに圧巻で見ごたえがあるのだけど、
3国の国境という立地、だからこその激戦と3時期もの改修。
城を通して、その変遷や地域の特性を感じられるところにおもしろさを感じました。
こんなにも、三瓶山が見え、銀山街道が見下ろせるとは…!
中国山脈を越えて迫り来る毛利、なんとしても掌握したい銀山。
城代なのにここまでの石垣を積めるというのも、
家ごとの技術や築城理念を考える上で興味深いです。
ここまでしなきゃいかんのか…。
城地の選び方や地形の使い方はいかにも尼子、曲輪の使い方には毛利の香り。
最終形は、毛利の拡張をベースに堀尾が石垣を積んだ感じでしょうか。
月山富田城と併せて考えると、とてもおもしろいのではないかと思いました。
それにしても、銀山とはそれほどまでに大切なのか。。
関東人にはピンとこない感覚ですが、
やはりどの地域も、経済や産業なしに城を考えることはできないのだな、と。
そういう複合性こそ本質だし、楽しみにも繋がるところ。
伝えていけるよう模索したいです。