新刊【パリで見つけた小田原城】 こぼれ話5/フィリップ・オーギュストの城壁とルーヴル城塞②

新刊【パリで見つけた小田原城】 こぼれ話5です
🇫🇷2章(フランス編)-5 フィリップ・オーギュストの城壁とルーヴル城塞 ②🇫🇷
ルーブル美術館の地下に、12世紀のルーブル城塞と城壁が残っているのを知っていますか?
事件現場の如く人々が殺到するモナリザの下で、静かに静かに中世が生きています。
ルーブル城塞を西端の砦として、約5.1kmの「フィリープ・オーギュストの城壁」が囲む。
12世紀、フィリップ2世はパリの街をこうして守ろうとしたのです。
ね?小田原城の総構みたいでしょ。
ヨーロッパは石、日本は土ですけど。
ルーブル城塞はその後、ルーブル宮殿として国王の城にトランスフォーム。
そして、ルーブル美術館になります。
(ちなみにヴェルサイユ宮殿がつくられたことで王宮が移ります)
世界中から観光客が訪れるルーブル美術館には、年輪のように重ねられた歴史が息づいているのです。
そしてこれは、日本全国のどの地域でもあること!
城はそこで生きた人々の息遣い、そして積み重ねられた時間を教えてくれるのです。
これに出会えることが、城めぐりや歴史探訪の楽しさです。



