城フェスvol.3 中井先生・加藤先生と行く!台場見学ツアーレポート
城フェスblogにアップされました。
そのまま引用します↓
城フェスvol.3 官兵衛の城スペシャルに先がけて
当日の午前中に「中井先生・加藤先生と行く!台場見学ツアー」を開催しました。
城フェスでは、みなさんと城へ行く機会をつくるのはもちろん、
ビギナーの方のお城デビューもサポートしたいと考えています。
予想外の応募数があり、泣く泣く抽選とさせていただきました。
ご期待に添えなかったみなさま、すみません!
当日は豪雪の影響で来られない方もいらしたり、
また交通機関に泣かされながら来て下さった方もいたようです。ありがとうございます。
「お台場」の地名の由来は品川台場。 幕末に築かれた砲台で、要塞の一種です。
ペリー来航によって危機感を募らせた江戸幕府が海防目的で築きました。
11基の建設が予定されましたが、建造が計画されたのは、
第1台場から第8台場まで (第4台場と第7台場は未完成、第八台場は未着手)。
現在は第3台場と第6台場のみが残り、 第3台場は台場公園として整備され、第6台場は立ち入り禁止となっています。
ちなみに第1台場は川越藩、第2台場は会津藩、第3台場は忍藩が海防を担当しました。
昨年の大河ドラマ「八重の桜」でも描かれていましたね。
…というようなありきたりな話ではなく、 さすがは中井先生&加藤先生、という解説でした。
まずはお台場海浜公園で概要を。
東京のこんなところに遺構があることだけでも驚きです。
寒かったですねー。
台場公園のはね出し石垣について。
石垣ひとつでさまざまにお話が展開。
戦国期だけでも石垣は様変わりするものですが、幕末の技術もまた違うのですね。
時代背景がそのまま反映される点もおもしろいですね。
台場公園(第3台場)にて。
なんてことない整備された公園も、 中井先生と加藤先生が語り出すと、これ以上ない史跡に思えてきます。
昭和に入ってからの整備の話までしていただけました。さすがです!
虎口なんかも、意外とちゃんと残っているんですよね。
台場の輪郭を追いながら、攻撃面のお話をもとに想像をふくらませてながら歩くと、
幕末にタイムスリップしたような気持ちになりますね。
先生方の説明の後だからか、石垣の違いを覗き込まれている方が多いように思いました。
次第にみなさんから質問が飛び交うように! あっという間に時間が経ちました。
盛り上がりました、かまど(笑)!!
というわけで、記念撮影はかまど前で。
おのおののイメージする台場のポーズでパシャリ! みなさん、充実のいい笑顔ですね。
積雪の影響でレインボーブリッジが通行止めになり 第6台場を見下ろすことは叶いませんでしたが、
みっちりと楽しめた濃密な2時間でした。
幕末の砲台としてはどこの見学ツアーよりも詳しい見学会になったと思います。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
城フェスではこれからも、みなさんと城へ行く機会をつくっていきたいと思っています。
今回ご一緒できなかったみなさんとも、お会いできますように。