徳倉城(備前)
せっかく岡山へ来たので、急遽延泊していくつか城をまわってきました。
よかったのは、再訪した徳倉城。やっぱりいい、ココ。
縄張としては一般的な中世の山城だけれど、本丸を取り巻く曲輪群の石垣は見応えあり。
小早川秀秋が入封して廃城、とあるので宇喜多時代の石垣のようです。ふふ。
とくに本丸東側の虎口の石垣がスゴい。高さ3mはありそうで、北側にずっと続いてます。
大手登城道からここまでは20分くらいの山道が続きますが、この石垣を見たら疲れも吹っ飛ぶというものです。
その20分の道のりも、なにもないわけではなく曲輪群がところどころ明瞭に残っているし、
途中には堀切や水がいまだ湧き出ている井戸もあったりと城感たっぷりで楽しい。
本丸の南側には櫓台のようなものがあって、そこの石積みもなかなか○。
城の南方を見渡せるような構造だけど、櫓台の上に上がってはみたものの薮薮で眺望は確認できず。
搦手におもしろい遺構があって、
登城道に沿って堀底道のような空堀が数百mに渡って延々と続いていた。
これは空堀…なのか…?
後世のものかとも思ったけれど、途中で屈曲していたりして空堀っぽいし、
地形を考えると南側の尾根を断ち切ることになるから空堀なのかも。気になる。
この城も保存会によって守られてますね。
足場を確保してくれているおかげで歩けるし、このプレートがないと完全に道に迷います。
城郭放浪記さんやちえぞーさんなどもアドバイスの通り、
大手登城道から登って搦手登城道を降りるのがオススメです。
その他、見どころやアクセス、概要などは
データベース化してくださっている城マニアさんのサイトにお世話になってくださいませ。
その他、7城ほどまわってきたのだけど、今回は無計画が原因のTHE中途半端。
とくに、絶対に行こうと思っていた常山城は
2年前から車両通行止めになっているという事前情報を入手しておらず、
歩いて登るには時間が厳しかったため断念。先に行けばよかった、、、。
それから、金川城は○虫の猛攻が激しくそそくさと退散で不完全燃焼。
この2城は秋にでも再訪だな。アクセスはわかったぞ。