バスケの町・能代の檜山城へ
さすがバスケの街!
田臥くんの試合をよく観ていたよー。ちょっと感激。
檜山城をご案内いただきました。
ほぼ1日時間を割いてくださった能代市教育委員会のHさま、ありがとうございました。
ひとりでは絶対に行けないところまで…感謝です。
檜山城(古寺→本丸→将軍山→舘神堂→中舘→高山→浄明寺)、
大館、茶臼館、多賀谷氏居館、国清寺跡と歩いた1日でした。
安東氏の城はナゾが多いけれどおもしろいなあと思いました。
(檜山城、正面がどっちだかわからんし!そして、どうやって二ノ丸に入るのか…。
本丸の東側から将軍山に至るところだけに枡形虎口があって、このあたりは技巧的だと思うのだけれど、
将軍山から南東へ下る白坂道は延々続く尾根道だというし。。)
ただ、それは武田や北条の城、織豊系城郭を基準に見ているからそう感じるのであって、
ナゾでもなんでもないのかもしれないなあ、ともぼんやり考えながら歩きました。
脇本城と檜山城が似ているかというと、私の知識と経験値では釈然とはしないのですが。。
ただ、脇本城のシンポジウムでも話に出たけれど、
関東の城に比べると土塁の形状や使い方がおだやかというか、城のつくりがやさしく感じられます。
檜山城は、複雑な自然地形をできる限り活かした土の城、という印象。
脇本城とは異なり戦闘があった城のわりには、さほど緊張感を感じません。
戦闘的というより、城下町からの見え方、城下町の監視を意識しているのでしょうか。
標高100メートルくらいの複雑な険しい尾根と急斜面山腹に恵まれた地形を利用するのが
安東氏の城の特徴らしいです。ふむ、標高は脇本城と共通ですね。
北側の曲輪はけっこうおもしろかったです。
明瞭にすべて確認できなかったけれど、竪堀群なんかわりと技巧的なんじゃないかと
(なぜこの斜面を強化するのかよくわからなかったけど)。
北の曲輪群はあまり整備されていないので見学は注意。
夏に購入した小山彦逸さんの本「中世北奥羽の安藤氏系城館跡」を読み込んで、
未踏の城にも訪れてみたいと思います。尻八館に行ってみたい!