丸岡城シンポジウム
丸岡城でシンポジウムでした。
趣旨説明と、パネルディスカッションのコーディネーターを仰せつかりました。
指先まで、神経ピーン!
…としてるけど、とくに何も象っていないジェスチャーです。。
建築学、建築力学、考古学、文献史学。
各先生方の見地からのお話しをうまくコーディネートできたか…となると反省ばかりですが、
4年間の総合調査の成果報告を踏まえつつ、
天正期と寛永期の2時期に絞り、社会情勢と城の変化を通して丸岡城の意義と価値を見出すことができたかな、
と思います。
天守の築造年代が寛永期に特定されたことはものすごく意味があることだと思う!
現存最古=価値がある、という誰かが決めた短絡的な物差しに当てはめるのではなく、
紡ぎ繋いできたところにあるかけがえのない価値、本質的なところを自分の目で見出してほしい。
…という密かな願いが、ひとりでもふたりでも、市民の方に伝わっていれば。
個人的には、そもそもの天守の意義、技術と形態の変化、織田政権下の城とは、
というところを多角的多面的に聞き、考えられ、とても興味深かったです。
天守の解明、城の在り方そのものの検討においても、一石を投じる事例なのでは、と。
少なくとも私は、なんとなくの認識にちょいちょいツッコミを入れられたような、泡のような刺激を感じました。
…客席で聞きたかった(笑)
楽屋のウエルカムカード、うれしかったです。
中井先生…似てる!