サントリー美術館「NEGORO 根来-赤と黒のうるし」

終了間際の駆け込みを減らしたい、と思いつつ新年早々やってしまいました。。

サントリー美術館での根来展は46年ぶり(!)。
その間に「根来塗」と「根来」の定義も変わったとか。
展覧会も一期一会ですね。
26工程のうち19工程が下塗り。
だから、朱漆が褪せたときに内側の黒漆が生きたまま現れる。
江戸時代のものよりも鎌倉時代の練行衆盤のほうが味わい深く感じられたのも、そのせいなのだろう。
江戸時代になってからも、
20世紀以前は日用品だから塗り直され、20世紀以降は民藝の影響により美術品に変わっていく。
褪せたものの美しさに価値が生まれる背景というのも、歴史好きには響くところであります。
本来は想定外だった黒漆の出現という神秘。
結果的な美、ってあるんだな。
時代に応じて、価値観も用途も変化。
新たな個性を獲得していくというのも、なんだか素敵だなと思いました。
さて、「豊臣兄弟!」に根来寺は登場する…かな?笑


