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萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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北海道旅行2010〜千歳マラソン篇〜

 

2010年6月6日、北海道千歳市で開催された<第30回千歳JAL国際マラソン>に出場してきました。

 

   
まだ雪の残る北海道千歳市でしたが、晴天に恵まれベストコンディション。

 

  
「マラソン大会ってどんな感じなの?」とよく聞かれますが・・・こんな感じです(笑)
まず、選手受付をしてエントリーカードと引き換えにゼッケンやら参加賞やらをいただきます。
たいてい、前日か当日朝に設定されていて、ここで当日の動きをシュミレーションします。
そして、貴重品などの手荷物は預かっていただきくべき手続き。
これだけの大人数の手荷物を事故なく管理するのですから、さぞかし大変かと思います。

千歳マラソンは北海道の中でも人気の大会で、大規模。
かなりの数の方がボランティアスタッフとして動いていらっしゃいました。
誘導も手続きも給水も案内も、すべてがかなりスムースでとっても快適。
「荷物はどうするんだろう?」「スタート地点はどこだろう?」「トイレはどれくらい時間がかかるの?」
「給水はスムーズにできるのかな?」「ゴール後の手続きは?」などなど、レースには心配ごとがいっぱい。
スタート前にあたふたしたりするとそれだけで疲れてしまうので、
きめ細やかなサポートがある大会かどうかはけっこう重要なのです。
たくさんの方の親切に支えられてレースに出場できることは本当にうれしいこと。

「選手皆様のご健闘をお祈りします」なんてこんなに大きく書いていただけて。
こういう言葉が、実はけっこうやる気につながったりします。
みなさん親切で、ホスピタリティにあふれた大会でした。

 


千歳マラソンのコースは、ほぼ9割が、写真のような林道!!
まるで緑のトンネルをくぐり抜けるかのような、大自然を満喫できるコースです。
ふと空を見上げると、住んだ青空が広がって、木々の隙間から太陽の光がキラキラ。
さわさわと涼しい風の音が聞こえて、鳥の鳴き声も応援みたいに聞こえます。
土を一歩一歩踏みしめながら走るのは、アスファルトの感触とは違って気持ちいい!
土手は飽きるけれど林道は飽きないということもわかりました。
本当にステキなコースだったなあー。

   
 

今の時期の千歳は朝晩がけっこう冷え込みます。
ちょうどスタート(10:30)に一気に陽が差して気温が上がり
けっこう暑かったのだけれど、ひんやりとした風が吹いていて、心地よかったです。
常に風が暑さと疲れを一瞬にして吹き流してくれる、そんな感覚。

それにしても・・・
かつて2回もフルマラソンを完走した過去があるとは思えないヘタレっぷりでした(笑)
出発前の日記で「10キロなら二日酔いでも走れるぜー!」と豪語しましたが、
ここ2ヶ月は本当に走っていなくて・・・
たかが10キロのはずが、途中けっこう辛かった(笑)歩いた(笑)
体も重いし、足が全然進まない。
マラソンは練習成果が如実にあらわれるスポーツですが、「体は正直だなあ」と改めて痛感。
でも久しぶりにファンランしたことで「また走りたいな」と思えて、いい刺激になりました。

そうそう、マラソン解説でおなじみの増田明美さんがゲストランナーとして
おそらく最後尾からスタートしたのでしょう。5km地点で遭遇しました。
「エンジョイ!エンジョイ!楽しんで走りましょう!」と
あのやさしい笑みでさわやかに呼びかけながら、ものすごいスピードで去っていきました。

 

 
フルマラソンの42kmt地点で応援。

 
もっともテンションが上がる光景です。これが見えると疲れを忘れます。気持ちいいですよー。

 

  
  
「おめでとうございます!」「お疲れさまでした!」と
ゴール地点でスタッフの方が笑顔で迎えてくれるのも、うれしいものです。ハイタッチしてくれたりね。
スポンジやバナナ、スポーツドリンクが配られます。今回はレモン&氷砂糖もありました。
ゴール後のおふるまい<インカの目覚め>、とってもおいしかった!!

 

 
スポーツメーカーが立ち並ぶ、エキスポ。
マラソングッズが購入できたり、プレゼントがもらえたり。
立派な表彰台も設けられていました。屋台グルメもなかなか充実。

 


参加賞のタオルを掲げて記念撮影。
10kmしか走っていないくせに、やりきった表情をしてます(笑)
イメージキャラクターのラン坊、ボディがとうもろこし色なのがポイントだそうです。
言われなきゃ気づかん。

 

  
マラソン後は、支笏湖へ立ち寄ってきました。車を走らせること30分、目の前に広がったのはこの雄大な景色!
支笏湖は3万年前の噴火でできたカルデラ湖で、日本最北の不凍湖なのだそう(←実際には何度か凍っているらしい)。
湖沿いをドライブしながら、私たちが訪れたのは丸駒温泉。
湖畔に佇む露天風呂は、湖が自分のものになったみたいに開放的!
ゆっくりとたゆたう波の動きが神秘的で、心もおだやか。しかもお肌すべすべ!
森林の中を走って汗を流し、自然に囲まれた温泉に浸かる。心も体もリフレッシュです。
なんか健康的だなー、私。

のんびりする間もなく千歳へとんぼ帰り。
札幌ラーメンを食べて、おみやげをどっさり購入して、慌ただしく飛行機に飛び乗り帰京しました。
やっぱり北海道が好きだなあ、と再確認。住みたいわ。
あ、でもお城がないからなあ・・・唯一にして最大の欠点です(笑)

※アイヌの歴史を汲むためチャシと呼ばれる独自の土塁群はたくさんありますが、
いわゆる戦国スタイルのお城は数えるほどしかありません。

 

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