えとじぞう
かわいい!かわいい!かわいいよー。
千昌夫なのにかわいいよーぅ。
備中松山城の帰りに立ち寄った、頼久寺(らいきゅうじ)にちょこちょこ隠れていたお地蔵BOYです。
馬をナデナデしてる手がいちばん好きです。
あなたの干支は気に入りましたか?
※卯年の方ゴメンナサイ。撮り忘れました。
お地蔵BOYがいるだけでなく、頼久寺はとても有名なお寺。
小堀遠州(こぼりえんしゅう)が若かりし頃に作庭した庭園があるのです。
江戸初期の手法が見られる、蓬莱式枯山水庭園。
白砂敷のセンターに造られた島。石で2つの島(鶴島・亀島)が組まれています。
サツキの刈込は大海を表し、背景の愛宕山を利用した借景もすてき。
右から左に向かって、さざ波が流れていく。
動くものが何もないのに、流れを感じることができるって、なんだか不思議な感覚。
丁寧になぞられた砂の円も、まるで渦を張る水面のようですよね。
・・・と、鶴や亀、水面に見えなくてもいいのです。
「よくわからん」も解釈のひとつですから、ね。
お城はちょっと難しいお話も多くなりますから、ここではなにも考えずにゆったりと休憩を。
備中松山城に訪れたら、ぜひ身を委ねてほしい空間です。
小堀遠州の名前は、旅行好きな方なら聞いたことがあるかもしれませんね。
どこから見ても美しい二条城の二の丸庭園も、小堀遠州の作。
造園家でありながら、名古屋城天守や大阪城本丸を手がける建築家でもあり、
また千利休、古田織部と並ぶ三大茶人の一人ともいわれます。
でも、そもそもこの地に来たのは政治家として。
備中国奉行という役で、備中松山城下町を整備し繁栄させました。
本当にマルチな才能の持ち主ですね。
この地区の特性にならって、このお寺もまるでお城のような外観。
備中兵乱で亡くなった三村氏の三代のお墓もこのお寺に眠っています。
<日本全国城ある記>備中松山城をアップしました!
お城のような外観、備中兵乱についても、こちらをどうぞ。
城メグリスト