城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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1歳になりました

10月で、フリーになって1年経ちました。

会社組織の中にいるよりも、1人のほうが周囲なくして成り立たない、ということがわかり、
凡才がなんとなく頭ひとつ出れるほど世の中は甘くない、と思い知った1年でした。

課題ばかりが増える一方で、自分が思い描いていたほど成長していませんが、
それでも振り返ってみると、模索していた自分流というものが知らず知らずに見えてきて、
メンタル面がだいぶ落ち着いてきた気がします。

1年前は悔しくて悔しくてしかたない日々が続いていたけれど、
新しい仕事を通して「私なんてしょせんこんなもんだろう」と、
いい意味で開き直って取り組めるようになったのが、この1年の収穫です。
もともとは緊張しないための策として考えるいた発想でしたが、効果テキメン。
理想と現実のギャップに気を取られて迷走するより、建設的です。

そのうち持てるはずと思っている自信というものは、結局いつになっても持てることがなく。
それは常に上を目指しているからという解釈もできるけれど、
「今はできない」「私にはムリ」という逃げの口実にもなってしまう。
今ある力でなんとかしていかなきゃいけないし、
本当にデキる人というのは、今ある力でなんとかできる人、なのですよね。

「もっとよく見せたい」「もっとできるはず」「もっとあんなふうにしたい」
理想や高く持つことは大切だけれど、実力が伴わないものは、現実の世界ではただの欲。
自信がないなどといいつつ、無意識に自分を過大評価をしているんでしょう。
実力以上のものは出ない→むしろ実力を100%出すことに専念したほうがいい→
そもそもたいして実力などなかった→たいしたことない実力だから発揮できそう、
というのが、新しいことに挑戦するときの思考回路になりました。

自分の名前で仕事をするとき、
セルフマネージメント能力がものをいうのは周知の事実だけれど、
これって本当にかなり重要で、しかし意外とシンプルな気がします。

そして、ありきたりすぎますが、やはり一番思うことは感謝の気持ち。
私、1年間で営業をしたのは阪急交通社さんのツアーだけです。
つまり、本業ではすべてお声がけをいただいているのです。
これは本当にありがたいことです。
私は人に恵まれていて、いつも人が波をつくってくれる。
当面は、その波に今まで通り気分よく乗りつつ、
目の前のことをひとつずつ誠実にこなすスタンスで行こうと思います。

1年前に一応掲げた<5つのミッション>のうち、
1年を達成のリミットにしていた2項目はクリアできました。
今すぐできそうな項目だとしても、目標として掲げるって大事ですね。

こういうのは語ることではない気がするけれど、
こうして言葉にしてまとめたり口に出すこともけっこう大事なんだなあ、
というのも1年で学んだことの1つです。

来年は違うことが書けるようにがんばろう。