城フェスvol.6 レポート
※公式サイトの記事をそのまま引用します
城フェス vol.6 in TOKYO、前売券が早々にSOLDOUTという超満員の大盛況でした。
北海道、北陸、東海、九州まで、130名超の全国の城ファンのみなさんにお越しいただきました。
4.5時間のロング開催でしたが、
「あっという間だった!」「もっと聞きたかった」というご感想も多く、
スタッフ一同、ひと安心しています。ただただ、感謝のひと言です。
ご来場いただいたみなさま、ゲストの方々、本当にありがとうございました。
■開催概要
日時:2015年6月21日(日)10:30〜15:00(10:00OPEN)
場所:東京カルチャーカルチャー http://tcc.nifty.com/
出演:中井均(滋賀県立大学教授/城郭研究家)、加藤理文(織豊期城郭研究会/城郭研究家)
畠中和久(城郭写真家)、二宮博志(城郭復元マイスター)
萩原さちこ(城郭ライター・編集者/城フェス実行委員長)
滝沢弘康(かみゆ歴史編集部/城フェス実行委員)
チケット代:前売¥2,900 / 当日¥3,500(共に1オーダー必須)
■タイムスケジュール
【第1部】
1.城フェスvol.6スタート!〜実行委員長よりご挨拶&乾杯〜
2.中井先生&加藤先生&萩原さちこ スライド&トーク①「韮山城&天ヶ岳レポート」
3.中井均先生講演「戦国城郭の石垣」
4.山城100名城投票ランキング中間発表
【第2部】
5.萩原さちこ講演「城めぐり最前線レポート〜ARとレーザー測量導入〜」
6.第1回城フェス フォトコンテスト
7.畠中和久さんスライドショー&トーク
【第3部】
8.中井先生&加藤先生&萩原さちこ スライド&トーク②「小笠山砦&高天神城レポート」
9.加藤理文先生講演「徳川の城?武田の城?」
【第4部】
10.二宮博志さん「城ラマ」トーク
11.山城100ランキング発表
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.城フェスvol.6スタート!〜実行委員長よりご挨拶&乾杯〜
すっかりおなじみの中井均先生&加藤理文先生とカンパイ!
朝から守りに入らずお酒を楽しんでいる方が多くてうれしくなりました(笑)
2.中井先生&加藤先生&萩原さちこ スライド&トーク①「韮山城&天ヶ岳レポート」
笑いアリ、真面目なお話アリのトークショー。
「日本の山城100名城」で書ききれなかったことをトークする予定でしたが…
結局のところ書いてあることが中心になってしまいお話しきれないことだらけでした。
城での話は尽きませんね。
3.中井均先生講演「戦国城郭の石垣」
以前中井先生とお話をしたときにうかがった、
<近畿地方における石垣の発祥や使われ方、地域的な違い>というお話がとてもおもしろいと感じ、
このテーマでのご講演をお願いしました。
が、近畿地方にとどまらず、全国の城や寺院の事例を取り上げ、
技法の違いやルーツを探るというスケールの大きなお話をしてくださいました。
、、、時間が短すぎましたね。
萩原も、加藤先生と画面に食い入っています。
難しく感じた方もいるかもしれませんが、写真をたくさん用いてのお話でしたから、
その違いのようなものは感じ取れたのではないでしょうか。
「中井先生の石垣写真コレクションを見ているだけで圧倒された」という感想もありました。
4.山城100名城投票ランキング中間発表
前哨戦となるインターネット投票の上位25位からの決選投票とランキング予想大会<城toto>に向け、
インターネット投票の上位10位を発表。
中井先生は25位内に鎌刃城が入っていて喜んでおられました(笑)
※鎌刃城は中井先生がかつて国史跡への指定に尽力された城です。
休憩時間。
出演者の書籍販売コーナーと二宮博志さんによる城ラマのデモンストレーションで大盛り上がり。
5.萩原さちこ講演「城めぐり最前線レポート〜ARとレーザー測量導入〜」
萩原からは、箸休め的に城に導入されはじめたARとレーザー測量の紹介を。
新たな技術によって、間接的にではあっても
城ファン及び一般人にとってよい影響があるといいなと思います。
ARのところで紹介した「浜松城「出世城開運 石垣クランチ」」が
偶然にも加藤先生ご提供の城toto景品で笑ってしまいました。
6.第1回城フェス フォトコンテスト
特別審査員として、城郭カメラマンの畠中和久さんがご登壇。
城フェスフォトコンテスト、なんと116点の応募がありました!
中井均先生賞、加藤理文先生賞、畠中和久さん賞、萩原さちこ賞と
各審査員のベスト3作品、及び入賞24作品はこちらのページで発表しています→ ★
畠中さんのコメントも楽しかったですね。
プロ視点のコメントは、写真ファンには貴重だったのではないでしょうか。
中井先生や加藤先生が撮影した写真の披露(加藤先生は4点も!)も。
おふたりのエピソードやトークも大爆笑でした。
7.畠中和久さんスライドショー&トーク
城フェスのためにつくってくださった、
戦国期の敗者の城を撮影した写真動画「破れし城」を上映。
物音が消えた数分間。会場の静けさに鳥肌が立ちました。
感涙した方もいたようです。
「破れし城」城郭写真家 畠中和久作品
8.中井先生&加藤先生&萩原さちこ スライド&トーク②「小笠山砦&高天神城レポート」
中井先生&加藤先生コンビの漫談のような掛け合いも絶好調に(笑)
この軽妙トークをお届けしたい、というのも私が城フェスを催す一因です。
小笠山砦を両先生と歩けたことは、私にとって有意義でただただ楽しい時間でした。
私のような城ファンは城を単体として見たときの整合性や構造に気を取られがちですが、
そういう視点で歩くと、ここはいわゆる塹壕なのでとても混乱します。
城といってもさまざまな役割と用途があり、見方が違うことを教えてくれます。
高天神城は、加藤先生の“庭”。ディープに歩けました。
このコーナーも、もう少し時間を取りたかったです。
9.加藤理文先生講演「徳川の城?武田の城?」
加藤先生にはこのテーマで講演を!と決めていました。
会場のみなさんもかなり集中して聞き入っていましたね。
丸馬出し=武田、じゃないという驚くも納得の新視点。
駿府・遠江の城の事例を辿っていくと、一筋縄ではいかない城の変遷のおもしろさがあります。
繰り返される争奪のなかで、技法は継承され改造されていくんですね。
「韮山城&天ヶ岳レポート」のところで3人の会話に登場したように、
もはや文化ともいえる、築城者の築城セオリーのようなものが見えるのもおもしろい。
しかしそう考えると、あまり一般的には語られていない“徳川の城”があるわけで…
私は加藤先生にこのテーマで1冊書いていただきたいなと個人的に訴えているのですけれどもね。
その願いは叶わずとも、またお話は聞きたいなと思ったのでありました。
10.二宮博志さん「城ラマ」トーク
休憩を挟んで、「城ラマ」の製作者、二宮博志さんがご登壇。
城ラマの誕生・制作秘話をお話いただきました。
長篠城、高天神城に次ぐ第3弾・竹田城が楽しみです!
11.山城100ランキング発表<城toto>
最終決戦投票の上、豪華景品をかけてランキング上位5位を予想する城toto。
中井先生からは景品として安土城グッズや中井先生作図の玄蕃尾城縄張プリントタオル、クリアファイルなど。
加藤先生からは浜松城 出世城開運石垣クランチと非売品の冊子、
畠中さんからは畠中さん撮影写真の特製パネル、二宮さんからは城ラマ、
萩原からは熊本城グッズセットをプレゼントいたしました。
やはり強かったです、1位は竹田城。2位山中城、3位安土城。
詳しい山城ランキング結果はこちらのページをどうぞ→ ★
感動のフィナーレ。
終演後も会場はサイン会や出演者の方たちとのお話で盛り上がりましたね。
4.5時間という長丁場にも関わらず、そして午前中からお酒を飲んでいる方が多いにも関わらず
壇上から見る限り、誰ひとり寝ている方がいなかったのがうれしかったです。
城totoで城ラマをゲットした中村浩文さん(写真左)。いい笑顔です!
今回の最年少参加者は小学生の男の子でした(写真中)。彦根城が好きなのだそうです。
■城フェスvol.6アフターパーティー
場所を変えて、2時間のアフターパーティー。
トークイベントは壇上からの一方通行になってしまうので、
ゲストのみなさんとお話したり、参加者同士で交流を深める場になればと思い開催しています。
ひとり参加の方は気が引けるかもしれませんが、勇気を出してぜひご参加くださいね。
■城フェスvol.6 in TOKYOの動画
Broadcast live streaming video on Ustream
Broadcast live streaming video on Ustream
■Twitterのまとめもどうぞ
ビギナーからマニアまで大満足の4.5時間!『城フェスvol.6 in TOKYO』 → ★
城フェスいってきましたー!! → ★
満員御礼!城フェスvol.6 inTOKYO→ ★
ーーーーーーーーーーー
みなさまからのアンケートをご紹介します(一部抜粋)。
ご協力ありがとうございました。
・コンテンツの数は減らしても良いので、1つ1つじっくりやってほしい。(神奈川県・30代・男性)
・今回3回目の参加ですが、毎回グレードが増して楽しい。(埼玉県・30代・女性)
・各先生方の持ち時間が少ないと思った。(滋賀県・60代・男性)
・初参加。山城にあちこち行ってみたくなりました。(北海道・40代・女性)
・ディープな分野から気軽に楽しめるところまで盛り沢山。
中井先生のお話をもう少し聞きたかった。(千葉県・30代・男性)
・初心者にも楽しめてよかった。畠中さんのムービーすばらしかった。(新潟県・40代・女性)
・コンテンツ数が多いので長く感じなかったです。講演がやっぱりよかった。(大阪府・30代・女性)
・盛り沢山すぎた気もするけど、このくらいスピーディーに話題が転じていた方が、
初心者にも面白く見ていられる。(愛知県・40代・男性)
・中井先生、加藤先生のコンビが楽しすぎる(東京都・40代・女性)
・素人も玄人も置いて行かれない。先生方の色々な視点が楽しかった。(千葉県・30代・女性)
・加藤先生の講演、もっと突っ込んだ内容を聞きたいと思った(神奈川県・40代・男性)
多様なプログラムで時間を長く感じなかった、
しかしひとつひとつの時間が少し足りなかったというご意見が多かったです。
リクエストは、圧倒的に「先生たちと一緒に山城へ行きたい」というものが多かったです。
私としても、もっともやりたいことです。実現できるようがんばります。
城フェスvol.7でお会いしましょう!
城フェスvol.6、前売券SOLD OUT!
明後日6/21(日)は城フェスvol.6 in TOKYO!
なんと、前売券SOLD OUT!
当日券の販売はありません。
当日まで判断がつかない方、ふらりといらっしゃる方のために
わずかでも当日券は販売したいと調整していましたが、
いかんせん前売券が売れすぎちゃいました。うれしい悲鳴。
MAX増席しましたが、限界です。
ありがとうございまーす!!
ご来場のみなさま、楽しみにお待ちしています。
お天気は大丈夫のようですが、足元に気をつけてお越しくださいませ。
実行委員長だからちゃんとするぞ。おー!
ワーカーズフォーラムMOCセミナー
昨年に引き続き、今年もさせていただくことになりました。
ワーカーズフォーラムMOCセミナー。
タイトルだけ見ると難しそうになってしまいましたが…限りなく入門編です。
ーーーーーーーーー
信長の城・秀吉の城・家康の城
〜城の違いと見どころに迫る〜
日時 2015年7月14日(火)18:30~20:30
場所 ゲートシティホール ルームB
参加費
1,000円(ゲートシティ大崎入居企業にお勤めのWF-MOC会員の方)
1,500円(三井不動産が運営するビルにお勤めで、WF-MOCメルマガ登録の方)
ーーーーーーーーー
お申し込み・お問い合わせはわワーカーズフォーラムMOC事務局さんへ→ ★
お待ちしております。
中日文化センター講座のお知らせ
昨年に引き続き、中日文化センター(名古屋・栄)さんで講座をさせていただきます。
今回のテーマは「戦国大名の城に迫る」ということで
ーーーーーーー
①武田・北条の城~山城の誕生と変遷を楽しむ~
②信長の城~近世城郭の誕生と明らかになる覇王の城~
③家康の城〜信長・秀吉と異なる新時代の城とは〜
ーーーーーーーー
というカリキュラムとなっています。
6/1より申し込み受付中です。
名古屋の方、ぜひ。
詳細・お申し込み・お問い合わせは中日文化センターまで → ★
熊本で「図説・戦う城の科学」が
熊本在住の方が送ってくださいました。
超絶うれしかったので載せちゃう。
金龍堂まるぶん店さんという老舗の書店さんだそうです。
天下の熊本で、拙書が天下の熊本城シリーズとともに並んでいるとは…!!
しあわせな子たちです。よろこんどるでしょう。
熊本ではTSUTAYAさんでも城コーナーがあり(さすが!)、
そちらにも置いてくださっていたそうです。
ちなみに、「図説・戦う城の科学」のお隣の立っている新書も私の拙書です。
2013年3月に発売された、2冊目の著書「戦国大名の城を読む」。
去年?くらいにカバーの上にかかるカバー並みに大きなオビがかかったものが出ています。
書籍の内容は同じです。
講座で茅ヶ崎城を解説
江東区総合区民センターでさせていただいている講座の現地見学で、茅ヶ崎城(横浜市)。
拙書「 超入門 山城へGO!」で最初に取り上げたのが見学地になった理由だけど、
駅近で公園化された手軽な城こそ歩きやすくわかりやすいものの、
歴史的・遺構的な派手さがない分、解説する側としては難しい。
結果「とっても楽しかったー!」と
30名様ほぼ全員に言っていただけて調子に乗りそうだ(笑)
この本を書いたときの空気を再現できたかな。
うれしかったのは、「住宅地をつくるために城を壊しちゃってるんですね」と
“城目線”なつぶきをした方がいたこと。
無論、時代の流れには逆らえないし仕方ない。
でも違う時代の姿を想像できるのはおもしろいことだと思うのです。
コンパクトでもこういう名もなき実戦仕様な城こそ楽しいのよ。
いきなりスゴい城に行っても疲れるだけ。
今日は自分のなかでけっこう大きな1日。
もう少し城歩き解説のスキルを磨きたいなあ。
男鹿半島へ
秋田へ行っていました。
日本海側にぴょっこりと飛び出した男鹿半島に2日間。
そして、1日は秋田市&大仙市&横手市と。
FACEBOOKで近況報告してましたけれど、
楽しく、そして新鮮な3日間だったので、改めてじっくり書きます。
男鹿へ行っていたのは、男鹿市の脇本城で10月20日(火)にイベントがあるから。
奈良大学学長の千田嘉博先生、落語家の春風亭昇太師匠、わたくし萩原さちこの
クロストークのほか、脇本城ウォークイベントもあります。
こちらも詳細はまたお知らせしますね。
詳しくは男鹿市教育委員会のサイトにて。
10月20日は脇本城でお会いしましょう。
トップの写真は脇本城からの日本海!
絶景がのぞめ、しかも壮大ですばらしい城です。
クラブツーリズム「山陽・山陰の城3日間」
クラブツーリズムさんのツアーで山陽・山陰の城をガイド。
1日目は備中松山城と高梁の城下町散策、
2日目は鳥取城&仁風閣、倉吉散策、米子城、
3日目は月山富田城、松江城&堀川めぐり。
2日目午前中は鳥取城を3時間ご案内。
山頂の天守台からの眺望、今まででイチバンでした。
砂丘もバッチリ、今日は大山も見えました。
やっぱり、米子城は隠れた名城だったなあ!
鳥取城にしても米子城にしても、
いわゆる“建造物のない地味な城”で感動してもらえたのがうれしい。
私の説明ではまだ不十分なところもあるだろうけれど、
その城の個性みたいなものがわかれば、現存建造物だけではないと思えるはず。
茨城県県南生涯学習センターで講座スタート
今春は連続講座をたくさんやらせていただいていて、
今日は
概ね経験のある講座は定員30〜40名なんですが、
180名お申し込みが
平日の昼間ということは社会人はいないわけで…関心の高
会場が土浦城(亀城)内堀沿い。
本丸が亀の形をしているのが別名の由来。…なのに亀いっ




































































































