城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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日本城郭検定応援団46号に就任!

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが3級に合格してちょっと話題になった
「日本城郭検定」という検定がありまして、
このたび公式サポーター<日本城郭検定応援団46号>に就任しました(46=シロ、ね)。

解答を高値で売りさばいたり問題を流出したりしながら、受験者のみなさんをサポートしようと思います。
…ウソです。
どこまでも爽やかなキャラ設定で、日本城郭検定とお城のPRに勤しみたいと思います。

2月より公式ブログ『萩原さちこの検定合格できるかも?講座』もスタートしますよー。
ちなみに応援団長は坂東三津五郎さん、応援団は私ひとりです。

かわいいこの子は検定公式キャラクターの「シロッぷ」!
合格者のみなさんとお会いするということで石垣色のパーカーでキメていったら、
シロッぷと一体化しちゃったYO!

滝山城

久々に滝山城へ行ってきました。

いや、やっぱ滝山城は東京の宝だな。うん。
今年は滝山城に通い詰めよう。

広島-新高山城

念願の新高山城にもダッシュでGO。

タイムリミットで線路を対面の高山城に行けなかったことが心から悔やまれますが、
(こんなに近くまで来たのにーーーー)、
いやいやいやいや、この城もよいじゃないかー!
 

登城スタートから5分くらいでさっそく番所が現れますが、しっかりと3段に残っていてこの時点で早くもおおーっ、と感動。
その先の大堀切も見応えがありますが、こんなの序の口。

 

新高山城の石垣は三原城に運ばれた、とされていますが、
「ホントにちゃんと運んだのかよっ」と言いたくなるくらい、ゴロゴロ転がってます。
詰めの丸に矢穴の開いた石が転がっていたのも気になりました。

 

本丸の先に突き出す岩場が、最高所の詰めの丸。
眼下には城下町、遠方には三原、対岸には高山城が丸見え。
石仏が並んでいて光景ではあるけれど、とにかく眺望良し。
あと、山城とは思えない、親切な音声説明機に感動。
新高山城のみならず、対岸の高山城の解説まで!
ボタンを押せば、高山城約4分、新高山城約6分の説明がスピーカーで流れます。
ベンチもあるので、絶景を見つつ休憩しながら解説が聞けるというすばらしいひとときが過ごせます。
…って、ココそんなに熱く語るところじゃないですが。
いたるところに「新高山城を守る会」と書かれたベンチが置いてあって、
会のみなさんの尽力と真心をひしひしと感じたのでした。

それにしても気になるのは、高山城から新高山城へ、
なぜこんな目と鼻の先に移転したのか、ということ(ph中上が高山城)。
新当主としての一新みたいなものはもちろんあったかと思いますが、
眺望や軍事的な立地でなにか重要な違いがあったりするのでしょうか。
パッと見は同じような山ですけれど、守りやすかったりもするのかもしれません。
高山城へ登っていないためなんともいえず、悔やまれるところですが、
とても気になる…やはり高山城は行ってみたいと思います。
 

進めば進むほどすごいのが出てくるじゃないですか!

 

釣井の段のボコボコ設けられた井戸や、しっかり残る石垣も興奮しますけれど、
なんといっても釣井の段から振り返った景観が見事!切岸がスゴい!
虎口も感動!石積みも、かなりちゃんと残ってるんですねえ。

 

西の丸の曲輪、段々が美しすぎました。
時間がなくてここで引き返してしまったのだけれど、
北の丸、南の郭が続くのですね。縄張りを見ると、畝状竪堀があるようです。
ああ、これで登城したとはいえないな。また行かねば。

 

キレイな夕陽で〆ました。

広島-宮島

滞在時間45分、せっかく広島に来たのでダッシュで広島へ。
15年ぶりくらいでした。。

 

厳島神社に参詣する時間はなく残念でしたが、鹿さんに癒されたひとときでした。
厳島神社、またゆっくり行きたいなあ。

 

宮尾城。厳島合戦の際、毛利元就が築城。

 

勝山城。厳島合戦における陶晴賢の本陣。
大鳥居が見渡せます。ちょっと足場が悪いですが、穴場な絶景スポット。
この2城にほとんどの時間を捧げてしまいました。

 

もみじまんじゅうに衣をつけて揚げた“揚げもみじ”が流っていると3年ほど前にテレビで観たことがあり、
わくわくしながら念願の初挑戦。
…これ、ナシでは?もみじまんじゅうのよさが消え失せてしまっていると思いますが。
鹿さんソフト。これは確実にナシだろう(笑)

 

訪れるたびに増えるもみじまんじゅうラインナップ。
やっぱスタンダードなやつと、“生もみじ”がおいしいと思います。

広島

取材で広島へ。

 

念願の吉川元春館にも行けましたー。

 

ちょっといろんなことが重なった日。
きれいな雲と夕陽に救われました。空が水面のようでした。

念願の丸子城

何度計画しても天候や仕事や諸事情に阻まれどうしても行けない城、というのがあると思うのですが、
私にとって、丸子城がそのひとつ。

やっと行けましたー!!

本当は、静岡古城研究会開催の
「歴史シンポジウムイン静岡 知られざる郷土の山城〜駿河国の分布調査と成果〜」
の文化財ウォーキングなる企画で
静岡大学の小和田哲男先生と満願寺から丸子城まで踏破する、という
スペシャルなイベントに参加予定だったのですが…。

2日前に雨天による延期の連絡があったものの、
このままでは永遠に丸子城には行けないと思い、城友さんにお付き合いいただいて登城してきました。

しかし!!
城めぐりにおいて命の次に大切なカメラを忘れました。私としたことが…!
私はカメラを忘れるなんて、やっぱり丸子城には呪われているようです(ただの忘れん坊)。

 

いやいやいや、マリコ、サイコーーーー!!!!
先日広瀬城(飛騨)が私の山城ランキングベスト5に入ったばかりですが、丸子城も入りますねえ!

 


丸子は丸子宿の丸子です。
とうわけで、慶長元年創業の丁子屋さんでとろろ汁を。自然薯づくし!

天竜しいたけ

高根城、若子城、犬居城とまわった帰り、道の駅いっぷく処横川に立寄り。

天竜といえば天竜しいたけ。
で、しいたけ蒸しパンとしいたけクッキーです。

このしいたけクッキー、アリです。大アリです。
それどころか、おいしさが忘れません。通販してたら買います。
しかも、しいたけの形をしていてかわいい!
地のものはひとまずチェックする私ですが、これはスマッシュヒットです。

しいたけ蒸しパンは…ナシです(笑)
しいたけそのものと蒸しパンそのものはおいしいです。
ちらし寿司に入っているような煮含めたしいたけがたっぷり入っていて、
しいたけそのものは肉厚で味もしっかりしていて申し分なし。
ただ、蒸しパンが和っぽい生地かバター系だったらアリだと思うんですが、
いわゆる洋風で甘い系のジャンボ蒸しパン風の生地なのでマッチしてませんでした。

しいたけソフトクリームという気になる一品がありました。
いつもの私なら食べていましたが、なんとなく甘いものを受け付けない気分だったので断念。
お隣で食べていたおばさま曰くアリだそうです。

 

浜松といえば「うなぎボーン」もメガヒットです。

高根城&若子城&犬居城

天竜方面に行ったので、高根城&若子城&犬居城へ行ってきました。
いやいや、犬居城はすばらしいーーー!

 

そして高根城の支城であると思われる若子城、
実はふらっと立ち寄ったのですが、なにげに名城でした。
コンパクトですが、二重堀切ならぬ二重横堀がありました(メインph)。

今にも崩れかけてきそうな岩盤剥き出しの登城口ですが、キレイな滝が続いてちょっと神秘的です。
本格的に主郭部に入っていくと険しい道のりになり、倒木もあったりと危険な場所もありましたが、
支城らしくコンパクトなのですぐ本丸に到達します。本丸も驚くほど小さいです。

高根城から2kmくらいのところなので、滝に癒されつつ立ち寄るのにおすすめです。

飛騨城めぐり2012

名古屋の城友さんと、1泊2日で岐阜の城めぐり。

巷では、SNSで知り合った城好き仲間で城攻めしたりしているようですが、
飛び込む勇気のない私には、なかなかない経験。
人付き合いは好きですが、初対面の人とうまくやり取りするのは得意ではないのです。
というわけで、数少ない貴重な城友さんです。


神社も交えつつ、帰雲城(推定地)、増島城、古川城、松倉城、高堂城、高山城、郡上八幡城へ。
あいにくのお天気でしたが、楽しかったです。幻の帰雲城も行けたし。

全体を通して事前の予習不足がかなり悔やまれますが、それでも十分楽しめました。
さらっと寄った松倉城、ここはもう一度時間をかけて行きたいです。
そして、途中で断念した高堂城も要リベンジ。

 


なんといっても素晴らしかったのは、
この旅のお目当て、広瀬城!!!うぉぉー!よかったーーーー!
これほどまでの連続畝堀、初めてみました。
放射状に広がる竪堀は芸術的すぎます。どこか繊細な畝堀、ダイナミックな堀切、さざ波のような曲輪も。
しかも木を伐採してくれているので、畝状竪堀がくっきりと分かります。写真でもこの通りくっきり。
なぜこれが国指定史跡ではないのか!
私の山城ランキングの中で、ベスト5入りかもしれません。

畝状竪堀日本一といわれる北九州市の長野城(その数200本以上!)に行ってみたいものです。来年必ず行こう。

 

宿泊は、飛騨高山とアルプスへ行く人用なのであろうゲストハウス。
夕食が自炊というのは楽しい!
飛騨牛ステーキの食べ比べ。腕を振るって焼きました。
郡上名物という明宝ハム、ソーセージ、飛騨高山の隠れ名物・飛騨牛乳など。
道の駅で購入した地元産の大根などももりもり食べました。
お餅文化なのか、いたるところでお餅や大福を見かけたので、朝食は焼き餅にしました(うまし)。

 

同じ場所から、冬と秋を同時に見ました。高山城跡にて。

 

せっかく撮ってもらったので、載せてみる。
遊具、楽しかったなー(ph右)。

犬山城の夕景

取材で愛知へ。そそくさと終わらせて、犬山へダッシュ!

 

夕陽の似合うお城です。
トップphの、空にひゅんとしているのは飛行機です。

愛知といえば、小牧山城の発掘調査から目が離せませんね。
定説が覆るかもしれません。…というか覆ってますね、すでに。
中世城郭から近世城郭への移行、信長の城革命は大好きなところなので
ドキドキしながら新発見に注目しています。