岐阜県関市で山城講演会
岐阜県関市で、戦国の山城についての講演会をさせていただきました。
あまり告知していなかったようなのですが、
壇上から見る限りほぼ満席で、しかもみなさん熱心に聞いてくださりありがたかったです。
ありがとうございました。
城や地域の歴史への、関心が高いこと!
この地域は、戦国時代が身近だなと思います。
大洞城と小野城は再訪したいし、近隣の城ももっと歩きたいです。
加治田城に行きたい。
講演後に立ち寄っていただいた、
岐阜県博物館の企画展「岐阜の城館探訪」がなかなかおもしろかったです。
こんなふうに、城が機能した年代や城主の地位など指標となるものと対比して遺物を展示してもらえると、
「なぜこの城から出てあの城からは出ないのか」
「この時代においてはどんな価値があったのか」
と具体的に疑問がわいてくるし、
それを通して年代、地位、趣向、流行、などなど、人の営みや時間の動き、社会背景が見えてくる。
遺物に体温が感じられる。切り口大事。
遺物が、栄華と没落を語ることもあるんだねえ。。
写真は加納城、織部。
戸田氏の代になると、肥前の磁器になる。
地元のもの使ったげて、と思いました(笑)
帰りしな、夕陽に浮かび上がる岐阜城がそれはきれいでした。
大嘗宮から京都取材へ
大嘗宮一般参観&皇居乾通り一般公開。
時間なく、大嘗宮は断念。
しかし西桔橋門付近の石垣を見られて満足です。
午後はびゅーんと京都へ。
庭園研究の先生へのインタビュー取材でした。
仕事的には、とある陣屋の庭園の特性と江戸期の流れだけ聞けばよかったものの、
先生のお人柄もあり、古代に遡りあれこれ質問を。
庭園って、城との関わりという観点で見ても、とてもおもしろい存在ですね。
何に主眼をおくかで世の中の価値観は変わる…現代と変わらないのね。
河村新城の発掘調査現場を取材
河村新城の発掘調査現場を取材させていただきました。
いろいろすごいな、こりゃ!
北条氏の城はやはり、細かなところでつくりが几帳面だなあ、と。
「ここの仕上げはこんなもんでいっか」というゆるさがない。
彫刻に近い芸術性すら感じます。
切れ味のよいナイフで切ったような、ダイナミックかつ繊細、狂いなきラインの爽快感よ!
北側の斜面がとても気になりました。
掲載可否聞き忘れにつき、写真は迫り来る新東名高速道路。
高速道路建設により、いずれ山ごと消滅予定です。
悲しい…
現地説明会はすでに終了。来年もあるといいね。
ひとまず見逃した方は、朝日新聞デジタルの拙連載にて掲載予定ですのでぜひとも記事をお楽しみに。
心して書かせていただこうと思います。
南山城でも思ったけれど、こういう研ぎ澄まされたものを見てしまうと、
もう、たいした目もない私には、表面観察だけで城を考えることなんてできないんじゃないかと思ってしまう。
うっすら凹凸が確認できる畝城竪堀に一喜一憂していたかつての私なんて、
シャンパン気取りでシャンメリーを飲んで喜んでいる子供のようなものだな!
福井県生活学習館で講演
福井県生涯学習センター様にお招きいただき、福井県生活学習館で丸岡城のお話を。
話の流れが小暴れしてしまい反省ですが、熱心に聞いてくださりありがたかったです。
話していて、丸岡城の魅力、この地域のおもしろさと尊さを再認識しました。
寒い中、たくさんのご来城ありがとうございました。
怒涛の地方巡業月間が終わりました。
あとは年末に向けて穏やかに…と毎年思いつつ、12月がいちばん、わちゃわちゃするよね。
ひとまず、人前に出るものは終えてひと安心です。
明日から集中して原稿書きたい!
保留している新刊も、そろそろ本腰入れねば。
勝間田城趾543年祭トークショー
勝間田城趾543年祭トークショー。
昇太さんとのオープニングトークで
「今日も素敵なお羽織り!赤鳥(赤鳥紋=今川氏の家紋)ですね!」と言ってしまい…はっ!と大失態。
そうです、勝間田氏は今川氏に攻め落とされたのでした、、、。
指しているのが赤鳥紋です。
この地域のみなさんは、さすがに戦国時代への理解度や関心度が高いなあ、というのが壇上からの感想。
加藤先生には「普通だよ」と一蹴されたけれど、
私は客席の温度の違いを感じたし、表情から察する理解度は、
それが低い地域とはけっこう差があるように思いました。
たとえばシンポジウムやトークショーも、
特定の城や人物に絞るだけでなく、サブテーマを設定した展開がしやすいのだろうし、
戮力協心できれば、もっともっとかつての時間の流れに迫ることができて、
結果的に、城や地域の価値を理解する道筋の提示になるのだろうと思います。
私の少ない経験値からの感想ですけれども。
午前中は、相良城→滝境城→勝間田城をご案内いただきました。
勝間田城は五重の堀切が見えるようになっていて感動しました。
なんか、テンション上がって3人でおかしなポーズ。。
それから、今日は本当に昇太さんに助けられました。(いつもだけど)
人に気づかれないように、誰にも角が立たないように、決して自分が目立たないように。
瞬時にあれこれ考えた上で、さりげなく見せかけて、惜しみなくやさしさを使う方。
だから、こういうことを表立って言われるのはきっと本望ではないだろうし、
安っぽい美談のようにネット上で語るのもどうかと思うのだけれど、
本当に本当に、今日は言わずにはいられないほど助けられました。
忘れず、糧にせねば。
芸能人だけど、薬物も脱税もしていないそーです!
湯梨浜町立東郷小学校で特別授業
湯梨浜町立東郷小学校で、特別授業をさせていただきました。
「校長室へどうぞ」
歓迎されているというより、呼び出されていると感じてしまうのは私だけでしょうか。。。
夜の宴席会場で、ニュースを見ました。
受講してくれたキッズのコメントに泣く。。
城や歴史に興味がある子もない子も、
学校で教わったことを自分なりに駆使しながら、城の話を聞き考えてくれたのがうれしかったです。
みんな素直で、とてもとてもかわいいかった!
鳥取県にお城はいくつあったんですか?
南条氏は強かったんですか?
北海道にお城はあるんですか?
…と、質問もたくさんでうれしかったな。
そして、給食の時間に春風亭昇太師匠登場で大盛り上がり!…かわいすぎ。
別に今すぐに城や歴史にハマってくれなくていいんだけど、
20年後でも50年後でも、子供の頃に学校で地域の城の話を聞いたことを思い出してほしい。
生まれ育った地域にかけがえのない歴史があって、あの近所の山が実は城で、
歴史を伝えてくれるすばらしい遺跡であるらしいこと、そんな城が驚くほどたくさんあることを、
いつかふと思い出してほしい。
私自身、思い起こせば、子供の頃に親や学校に見せてもらったいろんな世界が財産だと思うから、
そんな一旦になればいいなと思う。
それから、NCNさんありがとうございます。
取材をして枠を確保することの大変さをメディアの端くれとして知っているから、本当にありがたいです。
これを見たのがきっかけで…、という人もいるからね。
午後は十万寺付城をみなさんと登りました。
3度目だけれど、おもしろい城!
いいたいことは、明日のシンポで。
2か月前よりぐんと見やすくなっていましたー。
河口城と打吹城へ
今宵はハワイで焼肉でした。
…鳥取のハワイです。
明後日23日(土)はハワイアロハホールでシンポジウム。
申込不要、無料です。ぜひお越しください。
ちなみに24日(日)は牧ノ原市でトークショー。
こちらも申込不要、無料ですよ。
電撃的なご来城、OKです。
今日は河口城と打吹城をご案内いただきました。
どちらもよいお城でした。
このところ何度かご案内いただいているおかげで、
この地域の情勢や特性がなんとなく掴めはじめてきた気がします。
その中で城が改変され、城の役割や位置付けも変化していく…という時間の動きが、
今日は少しだけ自分の中で消化できたように思いました。
地域の城の特性というのは、湛然にこまやかに歩いて、
多面的・多角的に、地道に検証していかないとわかりませんね。。
あと、城における信仰のあり方は、地域ごとにかなり細分化されるんじゃなかろうか、と思う今日この頃。
…お城って奥が深いわ。
打吹城、天正8年以降の毛利っぽい曲輪の増築もありつつ、主郭部の石垣は、南条ではなく中村段階と感じました。
城下町側は石材がひときわ大きく、厳選された石という印象。裏込もしっかり。
中村さんは、石垣の取り入れ方にこだわりがあるんでしょうかね。。