城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

●詳しいプロフィールはこちら

城メグリストのサイト

城メグリスト

●お仕事実績はこちら

アーカイブ


湯梨浜町立東郷小学校で特別授業

湯梨浜町立東郷小学校で、特別授業をさせていただきました。

「校長室へどうぞ」

歓迎されているというより、呼び出されていると感じてしまうのは私だけでしょうか。。。

 

夜の宴席会場で、ニュースを見ました。
受講してくれたキッズのコメントに泣く。。

城や歴史に興味がある子もない子も、
学校で教わったことを自分なりに駆使しながら、城の話を聞き考えてくれたのがうれしかったです。
みんな素直で、とてもとてもかわいいかった!

鳥取県にお城はいくつあったんですか?
南条氏は強かったんですか?
北海道にお城はあるんですか?
…と、質問もたくさんでうれしかったな。

 

そして、給食の時間に春風亭昇太師匠登場で大盛り上がり!…かわいすぎ。

 

別に今すぐに城や歴史にハマってくれなくていいんだけど、
20年後でも50年後でも、子供の頃に学校で地域の城の話を聞いたことを思い出してほしい。
生まれ育った地域にかけがえのない歴史があって、あの近所の山が実は城で、
歴史を伝えてくれるすばらしい遺跡であるらしいこと、そんな城が驚くほどたくさんあることを、
いつかふと思い出してほしい。
私自身、思い起こせば、子供の頃に親や学校に見せてもらったいろんな世界が財産だと思うから、
そんな一旦になればいいなと思う。

それから、NCNさんありがとうございます。
取材をして枠を確保することの大変さをメディアの端くれとして知っているから、本当にありがたいです。
これを見たのがきっかけで…、という人もいるからね。

 

午後は十万寺付城をみなさんと登りました。
3度目だけれど、おもしろい城!
いいたいことは、明日のシンポで。

 

2か月前よりぐんと見やすくなっていましたー。

 

河口城と打吹城へ

今宵はハワイで焼肉でした。

 

 

…鳥取のハワイです。

 

明後日23日(土)はハワイアロハホールでシンポジウム。
申込不要、無料です。ぜひお越しください。

ちなみに24日(日)は牧ノ原市でトークショー。
こちらも申込不要、無料ですよ。
電撃的なご来城、OKです。

 

今日は河口城と打吹城をご案内いただきました。
どちらもよいお城でした。

このところ何度かご案内いただいているおかげで、
この地域の情勢や特性がなんとなく掴めはじめてきた気がします。
その中で城が改変され、城の役割や位置付けも変化していく…という時間の動きが、
今日は少しだけ自分の中で消化できたように思いました。

地域の城の特性というのは、湛然にこまやかに歩いて、
多面的・多角的に、地道に検証していかないとわかりませんね。。
あと、城における信仰のあり方は、地域ごとにかなり細分化されるんじゃなかろうか、と思う今日この頃。
…お城って奥が深いわ。

 

打吹城、天正8年以降の毛利っぽい曲輪の増築もありつつ、主郭部の石垣は、南条ではなく中村段階と感じました。
城下町側は石材がひときわ大きく、厳選された石という印象。裏込もしっかり。
中村さんは、石垣の取り入れ方にこだわりがあるんでしょうかね。。

 

福知山へ取材に

晴天から一転、暗雲立ち込める福知山城、、、。
エリカショック漂う中、更なる波乱の予感しかしません。

 

でも、明智藪の近く、由良川では虹も見えましたよ。

 

丹念に取材すればきっと…とがんばったものの、調べれば調べるほど、遠ざかる光秀、、、。笑。
…書きにくいっす!

 

おまけ。
鴨すき鍋の撮影風景。
この鴨すき鍋、とてもおいしかった!
インテリアや地酒にもこだわり、城下町の特性も意識したよいお店でした。
仕事じゃないときにまた行こー。

 

 

堂谷山城→一乗谷城→杣山城へ

堂谷山城→一乗谷城→杣山城をご案内いただきました。
堂谷山城、再訪の甲斐がありました。
なんとテンション上がる城なのだ!
…謎だけど。

今日は無心でよい城を歩けてとても楽しかった!

写真は昨日の宴。
若狭ふぐ、せいこ蟹…冬の日本海の恵みと越前・若狭の銘酒を堪能しました。
カニさんかわいい。
ふぐのタタキがとてもおいしかったです。

 

食べ方がキレイすぎると驚かれ(笑われ)た、若狭カレイのから揚げ。

 

「丸岡城じゃないんかい!」と思った、明石城の朝食海苔。
秋田で郷土料理のおもてなしを受けた際の〆が、稲庭うどんではなく氷見うどんだった時以来の衝撃でした。

 

昨日のシンポジウム、福井新聞に載ってました。

 

若狭国吉城歴史博物館でお話し

難攻不落国吉城Tシャツで身を固め、若狭国吉城歴史博物館でお話しを。

ご来城の方に「和久井映見に似てますね」と言われてうれしかったです。

テーマは「立地で楽しむ戦国の城、若狭の城」。
付城群は、永禄6年の朝倉側、天正10年の若狭防衛か。
とてもおもしろいのであります!

 

午後は、有志のみなさまと国吉城に登りました。

 

丹後街道、関峠から若狭へ入り、腰越峠、椿峠を越えて小浜方面へ。
城は右から、中山の付城、駆倉山の付城、狩倉山の付城、岩出山砦。
一望できてすばらしいー。

 

丸岡城シンポジウム

丸岡城でシンポジウムでした。

趣旨説明と、パネルディスカッションのコーディネーターを仰せつかりました。

指先まで、神経ピーン!
…としてるけど、とくに何も象っていないジェスチャーです。。

 

建築学、建築力学、考古学、文献史学。
各先生方の見地からのお話しをうまくコーディネートできたか…となると反省ばかりですが、
4年間の総合調査の成果報告を踏まえつつ、
天正期と寛永期の2時期に絞り、社会情勢と城の変化を通して丸岡城の意義と価値を見出すことができたかな、
と思います。

天守の築造年代が寛永期に特定されたことはものすごく意味があることだと思う!
現存最古=価値がある、という誰かが決めた短絡的な物差しに当てはめるのではなく、
紡ぎ繋いできたところにあるかけがえのない価値、本質的なところを自分の目で見出してほしい。
…という密かな願いが、ひとりでもふたりでも、市民の方に伝わっていれば。

個人的には、そもそもの天守の意義、技術と形態の変化、織田政権下の城とは、
というところを多角的多面的に聞き、考えられ、とても興味深かったです。
天守の解明、城の在り方そのものの検討においても、一石を投じる事例なのでは、と。
少なくとも私は、なんとなくの認識にちょいちょいツッコミを入れられたような、泡のような刺激を感じました。
…客席で聞きたかった(笑)

 

楽屋のウエルカムカード、うれしかったです。
中井先生…似てる!

 

 

金沢城取材

金沢城。

玉泉院丸庭園の色紙短冊積みをメインに
石垣を取り上げてもらえる日がくるとは…!

玉泉院丸から三十間長屋が見えるようになっていました。

 

金沢で金箔ざんまい

今日から金沢。

テーマは、金沢城×加賀前田家の美意識。
今日は、伝統工芸品や武具、そして金箔を取材。

 

城や城下町を通して社会情勢や価値観が見えるように、
文化を通して情勢の変化や精神が見えるものなのだな。

 


 

美しいものに触れると心が豊かになる…気がするな。
そして目が金箔に慣れてきて、今、世の中が全体的に明るく見える(笑)

金箔たこ焼き、金箔ぜんざい、金箔コーヒー、金箔ソフト。
取材先で次々に出てくる金箔グルメ。

こんなに金箔を食べる日は、生涯ないであろう。。

夜の部は、解禁したての蟹ー!

 

 

興国寺城の本丸発掘調査

]

興国寺城の本丸発掘調査、現地説明会は11月10日(日)10:00から。
ぜひ行くといいですよ。

ひと足先に見学させていただきました。

 


本丸にすごい虎口!
小さいけれどつくり込まれた虎口!

しかし、
(すごい虎口が見つかったことはすごいのだけれど)
興国寺城という空間の一端が明らかになったことがすごいと思う!

現説に行く人はそういう、空間設計とか、城とは何か、どういう概念でつくり、どう変化していくのか、
とかを感じて想像して楽しんでほしいな。
私もそこを伝えられるようになりたいな、と思いました。

いやあ、いいもの見させていただきました!

 

全国山城サミット上田・坂城大会プレ大会

全国山城サミット上田・坂城大会プレ大会。
たくさんのご来城ありがとうございました。

上田もかなりの台風被害がありましたが、開催できてよかったです。
地域のみなさんがひとりでも元気になれば。
上田を訪れる人がひとりでも増えれば。

本大会は2020年10月31日〜11月1日(土・日)ですよ。

分科会の演題は「山城撮影術」。
「そんな講座があるなら私が受けたい。ムリ!」
と2つ返事で断りましたが、写真を褒められてうれしくなり、結局引き受けてしまいました…。
講演含め、無事に終わってほっとしてます。。

尾見先生がご講演で中世の街道について言及されていたのが興味深かったです。
飯綱城と矢島城も、街道との関係を考えると納得。
そして長野の城はもっと、峠を意識して考えなければならないのですね。ふむ。

昨日は、物見城→ケムリの城→燕城→飯綱城へ。
村上連珠砦を知り尽くす伝説の男、らんまる攻城戦記さんのアテンドで、
三島正之さん、上田市教育委員会、太朗山山系を楽しくつくる会のみなさんと歩きました。

やっぱりすばらしい…!
地域の方がこれだけの城の存在を認識していないのはいけません。
境目の地域こその緊迫感、めまぐるしい情勢変化の中での築城と改変。
長野特有の堀の使い方と土木量。
関心を持ってもらえるよう、保存活動に役立てるよう、
私も来年の山城サミットに向けて勉強と協力をしていきたいと思います。
個人的には、松本の城と通ずる石垣築造の技術を見直したい…。

いちばんの驚きは、らんまるさんが実在したこと(笑)
本岡勇一さん、城郭放浪記さん、埋もれた古城さんにお会いできたときに次ぐ感動でした。