城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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武節城へ

今秋、武節城で講演とウォーキングイベントがある予定で、その視察とお打ち合わせに。

 



武田勝頼が信濃への撤退時に立ち寄ったとされる城。
今日は勝頼の敗走ルートもざっと辿り(車だけど)、
田峯城(立ち寄り拒否られた城)にも寄ってきた。

来年は長篠の戦い450年ということで。
勝頼の敗走ルートを辿る体験ツアーとか楽しそうですね。
それで何か実証できたりしないかなあ!

 

武節城、勝頼ゆかりの城として知られるけれど、
国衆の城としても興味深いし(田峯城と似てる)
江戸時代の残り香もある(土地柄、武節宿として繁栄)。
そしてなんといっても、
うごめき必至、3国の国境の地という立地のおもしろさよ!!

長篠の戦いという最終決戦(最終ではないが有名な大転機)に至るまでの、
前哨戦も含めた流れの中の特性と意義を伝えたいな。
野球の試合を1回から(なんならオープン戦から)見るおもしろさ、みたいなね。

地勢や歴史、地域のことはもちろん、
事業への思いやビジョンも直接聞けてよかったな☺︎
いろいろ豊かでおもしろい地域でした。
こなすやり方じゃなくて、こういうスタンスの仕事をスタンダードにしたい。

 

 

そうそう、午前中は長篠城にもさっと立ち寄って。
「平山優先生はこういう見解だったなー」
「次お会いしたとき聞いてみよう」
などとぼんやり考えながら車を発進させたら、平山先生(本物)が歩いていてびっくり!笑
驚きすぎて、ご挨拶すらしそびれました(失礼&後悔)

 

朝日新聞デジタルの連載290回目!

⁡朝日新聞デジタル&TRAVELの連載「城旅へようこそ」。
連載290回目は松江城です。
「63年ぶり5つめの国宝天守 松江城の魅力と特徴」

290回目、まだ松江城を取り上げていなかったとは…!
永遠に書き続けられる気がします。

国宝の天守を中心に。築城時の情勢とそれを反映する城の位置付けや特徴、
城と城下町の見どころや食文化などもさらっと。
国宝化の決め手となった、特殊構法や完成年解明の証拠なども簡単に触れています。

 

国宝化してから内部の展示がとてもよくなり、木組みや番付がよく見え、
総床面積の広さを実感できるように。
⁡分銅紋の内部に「富」が刻まれた古材、コレ胸熱ですね。
富田川や中海を使った水上輸送、とくに中海の重要性はもっと深めたいところです。

バックナンバー290記事、すべて無料で読めます。
ぜひぜひ!

 

夏休み2泊3日の関西4城ツアー

7月に親子城めぐりツアーがあります。
昨年の夏休み江戸城ツアー大好評につき、今年は2泊3日でで関西へ(飛躍しすぎ!笑)

城郭イラストレーター・香川元太郎さんの作品展へも立ち寄り。
なんと!香川さんがこのツアーのためだけに解説くださると!
香川さんと対談って初かも。。楽しみです。

わたしは姫路城・明石城・赤穂城・竹田城を案内します。
時期も立地も構造も違う、比較しやすく城のおもしろさがわかりやすい4城だ!

4月から毎日小学生新聞で連載がスタートしまして、
読者さんに感想聞けるとうれしいなあ、などと思ってます。
読者じゃなくても参加できます。
ぜひぜひに。

 

山城サミット益田大会 速報

今年の全国山城サミットは2024年11月16・17日(土・日)開催です。
中世益田氏城館跡、おもしろいですよ。
もちろん七尾城もいい城です。

申込み要項などは追って発表とのことです。

 

城旅デザインラボのロゴ完成

弊社のロゴができました(今さら!)

デザインは、侍タイポグラフィYoshikuniでおなじみ、歴史デザイナーの井上祥邦さん!
実は、拙著「日本の城語辞典」の装丁も井上さん。
(19冊の著書の中でもっとも即決だったお気に入りです)

かわいいロゴつくっていただきまして、
名刺の前にTシャツこさえてしまいそうに。笑

株式会社城旅デザインラボ、といいます。
中身スカスカではいけませんのでがむばります。
以後、お見知り置きを。

 

 

石垣山一夜城!

5年くらい?ぶり、石垣山一夜城へ寄れました。

 


   

この城の井戸曲輪は、世界でいちばん美しい井戸曲輪だと思う!
(世界中に井戸曲輪さほどないけどな!笑)

 

井戸曲輪、小田原城、相模湾が一直線に見えるようになったのもたまらん!

 



そして。
数百、数千、いや数万の算木積みを見てきたけど、
やっぱり南曲輪のココがいちばん好きかも。

関東の宝!

 

小田原の歴史を学ぶ講演会

小田原三の丸ホールにて、
城郭カメラマンの畠中和久さん(右)とトーク、
青山学院大学准教授の谷口雄太先生&
小田原城天守閣の諏訪間順館長(中央)とパネルディスカッション。

谷口先生のご講演がとてもわかりやすく、スタンス含め今の私にとっては刺激的で。
楽屋でも気さくにお話しを聞かせてくださりうれしかったです。

写真は、天音ちゃん来てくれたときの。

 

そうそう、今日は北条氏の城のお話ということで半衿を鱗文にしたんですけど
楽屋に来てくれた北条甲冑隊の斉藤さんが0.5秒で気づいてくれて
おおおっ!さすがだな!とうれしくなりました。
斉藤さーん!差し入れまでありがとうございました!

鱗、着物には多いです。
三角は古くは古墳の壁に採用され、やがて魔除けや厄除けの意味合いが強くなり。
京都では今も厄年に鱗文の長襦袢を着るようです。

 

清閑亭の脇にある小田原城の堀。

夜は料亭として生まれ変わった清閑亭で晩餐会。
なんだか以前より広く、そしてぐっと明るくなったと感じました。
刺激と学び満載の時間でした。

 

山陰・山陽5日間

山陰・山陽5日間のお仕事終了。
何度見てもすばらしいなあ!

 

 

<ゲームさんぽ>で江戸城さんぽ!

おひさしぶりの<ゲームさんぽ>!
彦根城以来の<リアルさんぽ>です。

自分でいうのもなんですが、めちゃめちゃおもしろいです!
いや、私がおもしろいのではなく。
いいださんとマスダさんはやっぱりすごかった!

ぜひ見てほしいなあ!

ーーーー
SEKIROなどでお馴染み、萩原さんのマシンガントーク57分一本勝負。
江戸城(今の皇居)に行く楽しさ爆増まちがいなし&江戸=東京という都市への理解が深まる良いさんぽ
ーーーー
と紹介されております。

ほんと、いつにも増してのマシンガントークです。笑

コレ撮影したの昨年3月31日でして、コロナ明けの開放感が爆発。
あと、おふたりの退社をネットで知り、
(退職がYahooニュースになる社員すげー!)
もうお仕事をご一緒できないのか…とさみしく思っていたところ
運良くいいださんと会えて、すぐこの企画が実現して、とてもとてもうれしかったのです。

〈ゲームさんぽ〉、7?8?本ほど出させてもらってるので
そちらもぜひぜひご覧いただければ。

 

チャシめぐり2024

5日間の北海道チャシ踏査の旅より帰還。

 



いやはや、チャシがこんなにおもしろいとはー!!!

“城”といってもさまざまな形態があるように、チャシも、用途・規模・時期などさまざま。
地域特性も含めると、かなり細分化されると思う。
これまで言われているような“アイヌ民族の砦”と一括りで片付けられるものではなく。
(そもそも砦ってなんだ?と、中井先生と意見を交わす)
なんとも難しく不思議な存在であります。

 

中井先生のチョイスとプランニングがさすがすぎて!
想像を超えるバリエーション豊かなチャシ群を、
整理して比較検討しながらじっくりゆったり堪能し続けられました。⁡

あああ、勉強になった!そして楽しすぎた!
明日は抜け殻、チャシロス必至。
また行けるよう明日からピリっとせねば⤴︎

 

4日目午後からは、中井先生&加藤先生と3人に。
3人でゆっくりお話し&城歩きしたの久しぶりで、なんだか原点回帰でした。がんばる。

 

ルールルルルも叫べました♡


以下、備忘録

1日目(4/9)
・鳥取神社(釧路市)
・ハルトルチャランケチャシ(釧路市)

2日目(4/10)
・サルボチャシ(標茶町)
・シラルトロ第2チャシ(標茶町)
・フシコケウニチャシ(釧路町)
・天寧チャシ(釧路町)
・アッチョロベツチャシ(釧路町)
・昆布森第2チャシ(釧路町)
・遠矢第1チャシ(釧路町)
・モシリヤチャシ(釧路市)
・ハルトルチャランケチャシ(釧路市)

3日目(4/11)
・オコタヌンベチャシ(釧路市)
・ビワセチャシ(浜中町)
・ウラヤコタン1チャシ、2チャシ(浜中町)

4日目(4/12)
・旅来Aチャシ、Bチャシ(豊頃町)
・サシウシチャシ(白糠町)
・ウレシパチセ(白糠町)
・シリエトチャシ(白糠町)
・石炭岬チャシ(白糠町)

5日目(4/13)
・礼文内第2チャシ(豊頃町)
・帯富チャシ(浦幌町)
・十勝太Dチャシ(浦幌町)
・十勝川口チャシ(浦幌町)