城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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PREMIUM JAPAN連載:萩原さちこの vol.7「松本城の天守群」

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松本城は現存天守のなかではいちばん好きかもしれません。
というか、松本城はちょっと特別な存在ですね。

松本は城下町がよい。
ものすごく残っているわけではなく、奇抜な草間弥生バスが走っているし、新しいお店もいっぱい。
だけど、古いものを壊さずに新しいものをつくっている感じで、リミックス感がよいです。
そしてなぜか、カレー屋さんが多いです。

萩原さちこの<美しき城> vol.7「松本城の天守群」→

YOMIURI ONLINE「大河ドラマ「真田丸」の舞台(3)〜真田昌幸が死守した因縁の沼田城」

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読売新聞のサイト、YOMIURI ONLINEで書かせていただきました。
いつの間にやら不定期連載。(3)だけど第4弾です。

「大河ドラマ「真田丸」の舞台(3)〜真田昌幸が死守した因縁の沼田城」→

前回の記事は、公開日の夕方には10万PV突破とのことでした。
真田丸人気すごし。
私はネット媒体で書くのは消極的なのだけど…いろいろ考えさせられます。。

過去の記事含め無料で読めます。ぜひ。

またまた静岡の城へ

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オフ会に誘っていただいて、わいわい大人数で静岡の城へ。
7〜8年ぶりの小山城&田中城、2週間ぶりの勝間田城、1年ぶりの丸子城。

 

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丸子城は4度目ですが、何度訪れても感動する!

丸馬出しの西北のずどーんとした竪堀、はじめて集落が見えるところまで降りられて満足です(トップの写真)。
昨秋の、楽しかった根福寺城を思い出しました。

PREMIUM JAPAN連載:萩原さちこの vol.6「伏見城と西本願寺・養源院」

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少し前にちらりと書いたけれど、伏見の町を歩いていたら、
「ライオンズマンション伏見桃山 指月城」のギャラリーに遭遇しびっくり。

伏見城は厳密には指月伏見城と木幡伏見城があるんです。
ざっくり伏見城とせず指月城としているところにライオンズマンションの本気を感じました。
しかも!マンション内に敷地内で出土した石垣が移築保存されるそう。
キャッチコピーは「指月城跡地に蘇る 現代の居城!」でした(笑)

あ、養源院はすばらしいです。

萩原さちこの<美しき城> vol.6「伏見城と西本願寺・養源院」→

静岡の城めぐり備忘録

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静岡(ときどき愛知)の城、備忘録的に書いておこう。
攻略城の数を聞かれるのですが、数えていないのでいつも困る。
適当に答えていたらまったく違ったりしたので(笑)、昨年から手帳に書き記しています。
あんまり行っていないなあと思っても、年間200城くらいはいくもんなんですね。

もっとも、仕事で同じ城を訪れることも多いし、1城に時間をかけるし、
同じ城に何度もしつこく行くのが好きなので
(気に入った映画や本を何度もリピート、参考書は3回解くタイプ)、
再訪率が高く、のべということになりますが。

 

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2月25日/勝間田城、諏訪原城、久野城、天方城、飯田城、社山城
2月26日/宇津山城、宇利城、長篠城、医王寺山砦
2月27日/横須賀城、高天神城、掛川城
2月28日/二俣城、鳥羽山城、引馬城、浜松城

トップの写真はシビれる天方城の横堀ライン。
勝間田城に久しぶりに行ったんですが、以前とは違う見方・感じ方ができて感激しつつ、
五重の堀切を見て大好きな山家城を思い出しました。
勝間田城は廃城後に手を入れられたかは謎のようですが、武田っぽさを感じるような。
で、山家城は五重の堀切の先は武田の香りを感じる私なので、なんとなく思い出したのでした。

久野城の大きさに驚き、うっとりし、宇利城の石垣に悶え。
あっという間に2日間が過ぎました。

 

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先月のも。
1月30日/千頭峯城、古宮城、亀山城、文珠山城、犀之神城
1月31日/掛川城、掛川古城、諏訪原城
2月1日/二俣城、鳥羽山城、大平城、三岳城、井伊谷城、佐久城

加藤先生に連れていっていただいて、かなり楽しかったな。
犀之神城で無駄に直登してみたり。
古宮城の竪土塁の巧妙な使い方とか、重ね馬出しのような技巧的すぎる構造とか…!!
これは武田じゃないと思う。
基本構造は亀山城と類似してるんだよねえ。
なんにせよ、古宮城は立地や役割も含めてわかりやすくすばらしい城です。

 

徳川は武田との戦いを経て築城術を習得するんだな。
それを素直に取り入れて活用できていける人なんだな。
長篠の戦い後を境に、横堀をつくるようになって、虎口が複雑化する。
(だからおもしろいけど、それゆえ武田の城との見分けがつきにくい)
そういう歴史も含めた城の変遷と継承がようやく納得できるようになってきて、とても楽しい。
もっと行きたい。知識を深めつつ、やっぱり何度も現地に行かないとわからんな。
このあたりのことは新刊で少し書き途中なのでぜひ読んでくださいまし。

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そうそう、長篠城で拙著を読んで下さっているという女性に声をかけられ
翌日は高天神城で解説中に「日本100名城めぐりの旅」を手にした男性にアイコンタクトされました。
ありがてえ。しかし、面が割れとる…悪いことできませんな。と思いました。

長篠城ではちょっと考え事をしていて、つれない感じになってしまいました。
あのときお声をかけてくださった女性の方、これを読んでいるとは思えませんがごめんなさい。
うれしかったです!

 

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自撮りin長篠城。
トライしてみたが…目が寄ってるしピンが水面下の藻だ。自撮りできる人リスペクト。

諏訪原城のカモシカさん♡

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先週の木曜日に遭遇した、諏訪原城在住のカモシカさん。

 

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この子、少し前に崖から転落して以来、姿を見せていなかったそうで。
「骨折でもしたかと心配していたから、よかったぁ」
と、地元の発掘調査現場の方が申しておりました。

…ほのぼの。

ひなたぼっこして、草をはむはむしてました。

 

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なかなかガタイのよい、諏訪原城のカモシカさん。
かわいさは、こちらの増山城のカモシカさんに軍配かな。

 

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今年度の発掘調査で、二の曲輪東馬出からすげー堀が見つかりましたよ。
8mくらいある薬研掘です。徳川期ね。
先月の講演時は一部が埋まっていて拝見できなかったので、ナマ薬研掘が見られて満足です。コーフン。
門の礎石や鉄砲玉なんかも見つかったそうです。
陽射しが、、、、、見えん。きれいな写真と詳細は島田市さんからの公表で。

 

二の曲輪東馬出三日月堀の断面

こちら加藤先生に以前送っていただいた写真。
載せてよかったのかな。。リンク削除して載せとこ。

PREMIUM JAPAN連載:萩原さちこのvol.5「熊本城の宇土櫓」

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全国の城の現存建造物の中でもいちばん好きかもしれません。宇土櫓。

2007年の築城400年祭のとき誕生した「ひごまる」というキャラクターがいて、
けっこう子供達からも人気があったのですが、
2011年の「くまモン」登場により完全に駆逐されました。。人気商売は大変だ。

萩原さちこの<美しき城>vol.5「熊本城の宇土櫓」→

日放ツーリスト×歴史人コラボツアー「浜松・掛川の名城めぐり」

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「かがんで脱臼 天童よしみ」

と、どうでしょうゼミナール大泉校長が語呂合わせを教えてくれた、河岸段丘で知られる天竜川です。

…と言いたい気持ちを抑えて、
天竜川沿いの河岸段丘上につくられた城をまじめにアテンドした週末でした。

徳川家康vs.武田信玄・勝頼の遠江・駿河の城争奪戦をテーマに、
地形や立地の活用、両氏の築城術の変化や改造・変遷、設計の妙など。

スポーツの試合で流れが変わる瞬間があるように、
この世に時間と感情がある限り、どんなものにも少しずつうごめく世界のようなものがある。
それを完成度の高い映画やドラマのように、
適度に的確にバランスよくパッケージできるかなのだと思う。
話すための構成力・表現力の向上はやはり書くためのそれにも役立つな、と思ったのでありました。
もちろんそれ以外のいろんなことも。

 

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静岡県×日放ツーリスト×歴史人 コラボレーションツアー
「萩原さちこさんと行く!若き家康ゆかりの地 浜松・掛川の名城めぐり」
1日目:横須賀城、高天神城、掛川城
2日目:二俣城、鳥羽山城、引間城、浜松城

ご参加のみなさま、ありがとうございました!
みなさまとても熱心に聞いてくださる姿が印象的でした。

力説していて、鳥羽山城ってすごい城なんだな、と急に思いました(笑)
地形や歴史的な観点からみると二俣城ばかりに気持ちが行きがちだけど、改変後の鳥羽山城はすごい。
というか堀尾がすごい。堀尾の石垣築造技術はすごい。

 

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よき機会と出会いをありがとうございました。
大好きなうなぎボーンを食べながら帰りました。

PREMIUM JAPAN連載:萩原さちこの vol.4「徳島城の青い石垣」

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徳島城の青い石垣は質感も好きです。
記事には詳しく書かなかったけれど、あの野面積みの石垣は一見の価値があると思います。
そして、徳島といえば眉山!映画を思い出します。

「日本100名城めぐりの旅」に書いたおしるこコラムがおもしろかった、と
サイトのご担当者が言ってくださりうれしかったです。ふふふ。

萩原さちこの<美しき城> vol.4「徳島城の青い石垣」→

京都取材おまけ〜二条城・伏見の城と酒〜

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京都へ行ってきました。
取材、取材、打ち合せ、取材。
なかなかにバタバタでしたが、時間をつくり二条城へも。

慌ただしく立ち寄ったせいか、いつにも増して二の丸御殿での時間が止まって感じました。
もう10回以上になるけれど、何度訪れてもすばらしい。
いや、10回以上訪れて、ようやくそのよさがわかってきた気がします。

 

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御殿について、次の次の次の次の著書でじっくり書きたいなと思っています。
建築やしくみや御殿の意義というより、
伝統技術や塗料や材料といった素材、背景にある基盤みたいなところを。
完成品を分解してすべての要素を検証していくようなものを書きたい。

 

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養源院にも寄ってきたのですが、ここでも同じようなことを考えていました。
これまであまり深く考えたことがなかった、絵のモチーフに込められた意味など。
こういう思想ってもちろん大名も知っていたと思うのだけど、絵師にオーダーするものなんだろうか。
それとも、現代アートと同じような感じで、
共通の感覚みたいなものはあって、芸術家が提案していくものなんでしょうかね。

文献などで当たり前のように解明されたり、一般的に通説があるものなのかもしれませんが。。
関連書籍などありましたら、ぜひ教えてください。

 

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養源院は好きな場所です。
俵屋宗達の襖絵はここだけでしか見られないのに、意外と知られてないですよねえ。
血天井、隣に立っていたおっさんは「…?」な顔をしていましたが、
私は見上げた瞬間にシルエットが見えてしまいます。

養源院そのものが、ぐっときますよね。
滅ぼした徳川が豊臣の寺を再建するという。しかもそもそも浅井長政の供養のための寺という。
そして徳川の菩提寺になるという。。
茶々と江が姉妹だからと言ってしまえばそれまでなんだけれど、
それを超越した信仰心というか、人を殺めなければ生きることがままならなかった
戦乱の世のどうしようもない刹那みたいなものも感じたりします。

養源院については近々PREMIUM JAPANの連載で触れる予定ですのでお楽しみに。

 

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午後は伏見で城と酒の取材。
といってもひとり観光方式の取材だったので、完全に旅気分でした。

 

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いい城下町にいい水あり、いい水あるところにいい酒あり。

伏見はかつて伏水といわれたほどで、質の高い桃山丘陵からの伏流水が豊富な地。
秀吉が伏見城を築城した後、伏見城下も発展し、江戸時代にもおおいに繁盛します。
とってもやわらかいお水でした。
鉄分を含まずカリウムやカルシウムが適度に含まれていて、酒造りに適しているそうです。

伏見城×伏見城下町の酒、きっといずれPREMIUM JAPANで書くでしょう(笑)
伏見のお酒は好きでしたが、文化のように現在も大切にされていることがわかりさらに好きになりました。

 

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有名な、伏見のお酒80種類が試飲できる油長さん。
魯山人がおいしかったので購入しました。伏見城も、もちろん。

 

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黄桜酒造さんのカッパカントリーでも試飲。
徳利とおちょこに黄桜かっぱが描かれた箸置きを、自分用と友達のお土産に買いました。かわいい!

 

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併設のかっぱ資料館がおもしろくてちょっと見入ってしまいました。
かっぱはフランスにもいるらしい!
そして、お相撲が好きなんだそうです。
しかし、肝心の「なぜ黄桜はセクシーかっぱをCMキャラクターに採用しているのか」
という点は見逃してきてしまいました。

※調べたところ、漫画家の清水崑さんが週刊朝日に連載していた「かっぱ天国」を見た黄桜の先代社長が、
親しみやすくおいしい黄桜の日本酒のブランドイメージにぴったりと感じ、採用されたそう。
それを漫画家の小島功さんが受け継いで、セクシーかっぱが誕生したとのことでした。へえー。

 

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これ、ちょっと反応してしまいました。
伏見城は木幡山と指月があるんです。
秀吉が築いた第3期木幡山伏見城で、関ヶ原合戦後に徳川家康が再建したのが第4期木幡山伏見城です。
ちなみに伏見桃山と言われるようになるのは元禄期といわれています。

 

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さんざん飲んで伊丹空港へ到着したところ、なんと利き酒マシンなる自販機がいらっしゃいました。
2府4県の銘酒が1杯100円で試飲できます。
おちょこをセットして、100円を入れてボタンを押すだけ。ビジネスマンのオアシス発見です。
へべれけな空の旅を楽しみました。