城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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明智城と大河ドラマ館

明智荘へ。
寒い中、そしてお忙しい中、アテンドありがとうございました。

私には、この山が明智の拠点とは思えなかった…。
そもそも、この明智城は城なのか?遺構らしきものは見当たらず。

こういうわけわからん城もあって、そもそも謎ばっかりで。
そんな楽しみに触れる機会も、大河ドラマによる盛り上がりであるとよいのですが。

 

岐阜県可児市でも昨日、「麒麟がくる ぎふ可児 大河ドラマ館」がオープン。
麒麟の遅刻により、若干ネタバレしているのがおもしろかったです。

 

先立ってインスタにも載せていただきました。
10が103になっとる加藤先生。
…わんちゃんか!(101匹ね)

 

 

明知城ウォーキングイベント

「白鷹城(明知城)と明智光秀ゆかりの地、整備完成記念ウォーキング」。
クリス グレンさんとナビゲートしました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

 

明知城が、さらに見やすく、歩きやすくなりました。
全域にダイナミックな畝状空堀や横堀がよく残り、
パーツを発見する楽しみも、城の全体構造を探る楽しみもある城。
さらに、街道の結節点という立地、
勢力の境目ゆえの翻弄され具合と、それに伴う改変の痕跡もたまらん。

レベルに応じた楽しみ方ができるので、山城ビギナーさんにもオススメです。
明智光秀をきっかけに、訪れてもらえるとうれしい。

が、光秀の関わりがどうこうよりも、城を通して東濃の戦国史を見るのがおもしろい。
常に誰かと誰かの板挟みな立地において、城になにが求められどう改変されたのか、
周囲の城や同時期の城とも比較しながら技術や構造の変化、人や時間の動きを意識すると、
想像がふくらみ、さらにおもしろいと思います。

とくに、天正2年の武田勝頼の侵攻がキー。
緊張ピーク時に構築されたと思われる畝状竪堀群、いつ段階でしょう…と考えるだけでも楽しい。
個人的には、天正3年以降の武田に1票。

すでに山城ファンの方には、仲深山砦がとてもおもしろくオススメでありますよ。
明知城とセットで見るべし、です。

…という話は、今日はまったくできませんでした。

 

でも、「楽しかった!」「お城の見方が変わった!」と、
わざわざお声をかけてくださる方もいて、うれしかったです。
お天気もよく、楽しく歩けましたね。

 

麒麟はきていないけれど、「麒麟がくる ぎふ恵那大河ドラマ館」が本日オープン。
長谷川博己がただひたすらかっこいいです。

 


特別展「明智光秀が生きた時代の東美濃戦国史 山城を巡る攻防」が同時開催されております。
この特別展が、三宅唯美先生の監修だけあって、濃密!見ごたえ抜群!であります。
直々に解説いただき、夢のようでした。

 

プロポーザル審査に関わったご縁で、パネル展示に、中井均先生とともにコメントを。
恐縮すぎますが、多くの人が山城を楽しむきっかけになればと思います。

ぜひ訪れてみてくださいな。

 

JR東日本「トランヴェール」1月号

発行部数65万部、JR東日本の新幹線車内サービス誌「トランヴェール」。
金沢城の石垣の美しさを取り上げてもらえました。

石垣に特化だよ!いえっふー!

新幹線(北海道・東北・山形・秋田・上越・北陸)の座席ポケットに入ってます。
タダです。お持ち帰り自由です。
帰省や年末年始の旅の際にぜひどうぞ。

「時代の先端をいく雑誌wedge」ではないのでご注意を。
東海道新幹線のあのアナウンス、なんやねんと思うよね。

 

お気に入りの石垣サコッシュ(「野面積が好きです」キーホルダー付き)を誌面に登場させることに成功!
個人的には、ここに達成感です!
アプリ「ニッポン城めぐり」のグッズ。
みんなでオソロしましょ。

 

これね♡

 

工芸と鯖を差し置いて城がトップなのもポイントよ!

 

ものすごく丁寧につくられている雑誌で、もともと愛読者。
ほかの記事もとてもおもしろいので、ぜひ読んでみてください。
制作に関われて、勉強になる部分もありました。

 

 

こういうことはネット上で口にすることではなく自分の中に抱えておけばいいのだけれど、
年末だからあえて言う。

何事も意味のないものはなくて、何をどこまで得られるかは自分次第。
相手は意義を見出して声をかけてくれるのだから、
いただいたお話はありがたく、自分なりにお応えして、できる限り消化するようにしている。
(結果、たくさん得るものがある。というか、その積み重ねで成り立っている)
だから今回ももちろん、とてもありがたくよい経験をさせてもらった、というのが大前提なのですが。

ただ、やっぱり。
ライターを名乗っていながらこの記事を書いているのが私ではないことは屈辱的。
来年はやりたいことにより近づけるよう、そこに伴う力をつけられるよう、がんばろうと思います。

 

今年もたくさんの方に、たくさんお世話になりました。
来年もお世話してください。
よいお年を!

 

歴史講演会「甲賀流・戦国の城を楽しむ」のお知らせ

2020年2月8日(土)13:30~、
歴史講演会「甲賀流・戦国の城を楽しむ」が開催されます。
私は講演「戦国の城の魅力」と、
中井均先生との対談「甲賀流・戦国の城を楽しむ」で登壇させていただきます。

碧水ホールにて、申し込み不要、無料です。

 

対談、こういう話を改めて中井先生としたことないなあ、と楽しみな内容です。

ぜひお越しください。

 

「第3回とよはしシンポジウム 池田輝政の吉田城」のお知らせ

2020年2月1日(土)13:00〜、
「第3回とよはしシンポジウム 池田輝政の吉田城」が開催されます。
私は講演「池田輝政の城ー大垣城、岐阜城、吉田城から姫路城へー」と、
播磨良紀先生・加藤理文先生・中井均先生とのトークセッションに登壇させていただきます。

豊橋市公会堂にて、当日受付、無料です(定員600名)。
ぜひお越しください。

 

「週刊新潮」新年特大号に寄稿

ゴールデンなカバーの「週刊新潮」新年特大号に、
特別読物「この冬歩いてみたい山城15選」を寄稿。

ついに週刊新潮で山城の記事を書かせていただける日が!
いろいろな読者層に知ってるもらう機会をいただけるのは、とてもありがたいです。

合併号につき、長めに出まわります。
コンビニで見かけたら、ぜひぜひチラ見を。

ひばり御殿は書いてないよ。

落合砦→一夜城→明知城→諏訪ヶ根砦→仲深山砦

岐阜県恵那市様に誘致いただき、三宅唯美先生、中井均先生、恵那市の皆様と山城を踏査。

落合砦→一夜城→明知城→諏訪ヶ根砦→仲深山砦。
今日も、私には贅沢な1日でした。

1月11日(土)には、クリス グレンさんと私でナビゲートする
明知城ウォーキングイベントがありますよ。
まさかの放送開始前だけどな!

コンパクトだけどよくまとまり、初心者〜上級者がそれぞれ楽しめる、よい城だと思います。
一緒に歩いて魅力を発見しましょう。
ぜひお越しください。

今年最後の山城歩きを、中井先生とご一緒できてよかった!
私の今があるのは、中井先生のおかげ。
いつか褒められたいから、来年もがんばる。

 

2010年1月11日(土)のイベント、
「白鷹城跡(明知城)・明智光秀ゆかりの地整備完成ウォーキング」はこちらです。
要申し込み、先着50名様です。
まだ空きがある…のかな?わからんのですが、ご興味のある方は、お問い合わせしてみてくださいまし。

 

大桑城

大桑城を3時間半かけて歩く。

天気がよいと、へんてこミニミニ天守もそれっぽく映ってしまう。
という写真。

ただよう越前のかおり。
この石垣はどう解釈したらよいのだろうか。
…などと考え込みながら歩いていたら、
すべって転んで臀部を強打。
とんだ年末だぜ。

ロープ新品、木は切りたて。
麒麟の受け入れ準備万端でした。

 

再び松原城へ

再び、神戸の松原城(道場川原城、蒲公英城)へ。

最後の現説も14日に終わり、まもなく山ごと消滅します。
(すでに崩されかけていた…)

2郭、土豪時代の土塁の上に、曲輪を削り1メートルほど掻き上げて土塁を巨大化。
曲輪からは2層の石敷きと礎石建物を確認。
昨日、土豪時代の土塁に土留め状の石積みが見つかったそうで。
2郭の北西側、河原石から凝灰質砂岩に変わってました。
積み方は、堀切の石積みと似た感じ。
いろいろ、ふしぎー。

年の瀬に快く、取材のご対応をありがとうございました。

年明け、朝日新聞デジタルの連載にて。

 

お城EXPO2019、2日目

自撮りのプロ、昇太師匠の自撮りテクがすごい件。
舞台裏感あふれすぎる写真を見かねて、撮ってくださいました。
そんな本番2分前でした。

 

これが、見かねられた写真。

 

トークショー、またしても時間がなくなり、
昇太さんを差し置いてベラベラと話しを進めてしまいごめんなさい。
しかし、みなさんと大画面で南山城の大迫力ドローン映像を見られてうれしかったです。

「日本100名城&続日本100名城セミナー」にご来城くださったみなさま、
満席&立ち見とたくさんの方にお越しいただいたのに、
スライドが見にくく本当に申し訳ありませんでした。
これに懲りず、またぜひ聞きにきてくださいね。

 

ブースも展示も、昨年以上に充実していた印象。
富士通アドバンストエンジニアリングさんのブースがすごかった!
みなさんお客様対応に追われていてほとんど話せずでしたが、
なかなか会えない方々に会えて(遠巻きに見れて)うれしかったです。
取り組みや熱意に刺激を受けつつ。
(2日もいて、今年はじっくりブースを見れたのに、会場の写真が全然ありません…なんで?)

 

日本城郭協会のパネル、グッジョブ。
日本城郭協会ブースで、被災した城へご寄付をくださった方、ありがとうございました。