斎藤小弥太さん個展『Physis』
昨日は、カメラマン斎藤小弥太さんの個展へ。
自然の極限というか、生命の根底を見たような。
写真って時間の一部を切り取るものだと思うのだけれど、
小弥太さんの写真からは、別世界の広がりが感じられて。
不思議で、心地よい感覚でした。
離れたところからは山のように見えて、近づくと深海のように見える。
油絵のようにも見えるけれど、それと違うのはたぶん生命力の有無。
小石ひとつにも、漲る生命力がありました。
産業廃棄場のコンクリートの更地に、自然の風景をプロジェクター投影。
それをピンホールカメラで撮影しているそうです。
山城ガールむつみさんのスチールや動画を観ていて、
「こんな風に山城を撮れる人がいるんだなあ」
と惹かれたのが、小弥太さんを知ったきっかけ。
ファン目線ではない世界観がありながら、
城の本質も捉えてくれている、素敵な世界なんです。
城郭カメラマンの畠中和久さん、
むつみさんと一緒に行けてゼイタクでした。
畠中さんと小弥太さんのカメラマントークをもっと盗み聞きしたかった…。笑
産業廃棄場に、こんな魔法をかけられるとは。
荒廃した山城にもスポットを当ててあげたいものです。
斎藤小弥太さん『Physis』
エプソンスクエア丸の内にて、2月10日(木)まで。
https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2022/0129/
着物で生け花
着付け教室の生け花講座へ。
高校の授業以来の生け花。センスなかった、、、。
花の品種改良と昨今の生け花事情のお話はおもしろく。
伝統文化が何を重んじ継承されてきたのか、社会の変化にどう応じてきたのか。
どの世界も同じなんだな、と思いました。
着物もお花も季節をぐんぐん先取りしていく。
季節を演出したり、それを受け取れるところに、粋な日本の文化が詰まっているなとも感じました。
着付け教室は品のある方が多く。
「生け花に合わせた、素敵なお着物とコーディネートなのねえ」とご婦人にお褒めいただきました。
「いえ、めんどくさくて昨日とまったく同じです」とは言えなかった…。
品ある中高年への道のりは遠し。
今日は成人式。街に振袖があふれていました。
華やか、かわいい♡
謹賀新年2022
明けすぎました。
おめでとうございます。
今年の抱負を四字熟語で、と聞かれ即答。
昨年に引き続き「現状維持」!
現状維持ってネガティブな意味じゃないです。
自分なりに真剣に積み重ねてきたことを変わらず更に蓄積しながら、
経験、初心、感謝、を蔑ろにせず、それを昇華させて軸にした上で新しいことにトライ。
地に足ついて生きていきたい。
体力や気力をキープして、社会に順応するだけで精一杯ですし。笑
できてないことだいぶ溜まってますし。笑
詰め込みすぎる性質なので、
がんばりすぎず、去年よりサボらないくらいの意識でちょうどよし。
そういう意味の現状維持、です。
つまりは周りに生かされてます。
よろしくお願いしますね。
- 日々のできごと l
- 22/01/05/23:59
山繭紬
母から譲り受けた、山繭紬。
昔、旅先の山寺で父に買ってもらったそうで。
反物のまま実家で眠っていたものを譲り受け、私サイズで仕立てました。
仕立てるとき、呉服屋さんや着付けの先生方に
「旅先で反物を購入するなんて!」
「お母様は粋な方なんですねえ」
などと、えらく驚かれまして。
私としては普通の感覚ゆえ、驚かれたことに驚きまして。
(粋な人は買ってもらった反物を放置しない。笑)
子供の頃を思い起こすと、
そこでしか見られないものや手に入れられないもの、食べられないものや会えない人。
今しかできない体験に対しては、惜しまず投じていてくれたなあ。
(旅のテンションでおかしなものを衝動買いしたりは一切なかったけど)
そこで目利きのようなものが養われた気がするし、
今の仕事ができているのも、そんな環境のおかげなのかもしれません。
そんな母から生まれ両親に育てられた私は、今日誕生日を迎えました。
理想的な生活からはほど遠い毎日だけれど、
今という時間を大切に日々を積み重ねて、人生を豊かに。
心身ともになるべく穏やかに過ごしたいなと思います。
ところで、山繭紬は長野県の松本・安曇野地方のものらしいけれど、母よ、なぜ山形で…?
天蚕糸が長野産、ということなのかなあ。
知っている方がいたら教えてください。
山城ガールむつみさんと
山城ガールむつみさんと、世田谷城&史跡めぐりデート♡
からの、春風亭昇太師匠の独演会へ。
堀底でご満悦のふたり、どうみても怪しい霊媒師2人組。
「後ろの土塁すごいんだよ!」とか言っても、うさんくさくて話が入ってこない。笑
コードネームは抹茶とストロベリーです。
何時間あっても話したりない。
大好きなむつみさんと濃密な話ができて、私にとって特別な日になりました。
今日はたぶん眠れない。寝るけど。
夜は昇太師匠を久しぶりに客席から見て、
(自慢とかではなく、改めて贅沢でありがたい経験をさせていただいているなと感慨無量)
少し前にいただいた言葉とか思い出したりしていろいろ思うところがあり、
爆笑しながら目頭が熱くなりました。
泣きながら落語聞いて欲しくないと思うけども。。
すごい方です。笑いは世を救うね。
こんなご時世につきご挨拶のみでそそくさと。
3人で城トークできる日が楽しみ!
そんな日が迎えられるよう、毎日を深く大切に積み重ねなくては。
山城ガールむつみさんと
山城ガールむつみさんと、世田谷城&史跡めぐりデート♡
からの、春風亭昇太師匠の独演会へ。
堀底でご満悦のふたり、どうみても怪しい霊媒師2人組。
「後ろの土塁すごいんだよ!」とか言っても、うさんくさくて話が入ってこない。笑
コードネームは抹茶とストロベリーです。
何時間あっても話したりない。
大好きなむつみさんと濃密な話ができて、私にとって特別な日になりました。
今日はたぶん眠れない。寝るけど。
夜は昇太師匠を久しぶりに客席から見て、
(自慢とかではなく、改めて贅沢でありがたい経験をさせていただいているなと感慨無量)
少し前にいただいた言葉とか思い出したりしていろいろ思うところがあり、
爆笑しながら目頭が熱くなりました。
泣きながら落語聞いて欲しくないと思うけども。。
すごい方です。笑いは世を救うね。
こんなご時世につきご挨拶のみでそそくさと。
3人で城トークできる日が楽しみ!
そんな日が迎えられるよう、毎日を深く大切に積み重ねなくては。
イサム・ノグチ 発見の道
やっと行けました。東京都美術館「イサム・ノグチ 発見の道」。
「石の庭」が抜群にすばらしく。
なんだろう、硬くて冷たいはずの石に漲るやわらかな生命力は。
胸にどどんと押し寄せるものがありました。
牟礼のイサムノグチ庭園美術館、
すてきだったなあ。また行きたい。
庵治石の採石場も、言い続けて6年。
…来年こそは!
- 日々のできごと,演劇・ライブ・美術館・映画・本 l
- 21/08/27/23:59