京都
誰もいない二寧坂。
久しぶりに新幹線のABC席が埋まる光景を見ましたが、相変わらず観光地はガラガラでした。
お隣の方は、江戸後期創業、永治屋清左衛門(永井織物)の8代目。
永井織物は、高台寺に伝わる高台院の小袖、
お市の方所用と伝わる小袖などの復元制作もされていて。
小袖は平安時代からあるものの、表着として着られるようになったのは室町後期。
江戸初期には友禅染めや江戸小紋が登場するため、
実は武家の女性がこぞって着用した唐織などの製作時期は短いそうですよ。
へえー。
水と米と麹だけでできる日本酒に神秘すら感じるのですが、
経糸と緯糸だけで織りなす世界、絹の生み出す無限の美にも神秘がありますね。
違う世界の人の話はとてもおもしろい。
歴史や文化を扱う上で大切なこと、信念みたいなものを考える機会にもなります。
京都人と東京人にはデザインや色彩感覚に絶対的な違いがあると思うんですけど
(城の建物にも東西の違いがある)、
琉球の紅型や世界各国の織物の発祥や系譜を通して、
そんなところにも話がつながったのが今日はおもしろかったです。
袖を通すまでに、携わった人の時間や思いを感じ取れる、
それが着物の魅力だなと思います。
着るのものではなく、纏うもの。
値段や派手さではないところにこそ価値が見いだせ、
それに見合う人間でありたいと思わせる生命力があります。
北京オリンピック
ビッグエア、背景の天守みたいなのが気になって集中できない。笑
城好きな人、明日の決勝で見てみて!
ジャンプ台は製鉄所跡地の首鋼パークというところで、
山麓の湖は産業遺跡公園内の人工湖らしいです。
連日の熱戦に胸熱ですね。
何を隠そう、平野歩夢後援会に入っている私。
感無量です。
- 日々のできごと l
- 22/02/14/23:59
斎藤小弥太さん個展『Physis』
昨日は、カメラマン斎藤小弥太さんの個展へ。
自然の極限というか、生命の根底を見たような。
写真って時間の一部を切り取るものだと思うのだけれど、
小弥太さんの写真からは、別世界の広がりが感じられて。
不思議で、心地よい感覚でした。
離れたところからは山のように見えて、近づくと深海のように見える。
油絵のようにも見えるけれど、それと違うのはたぶん生命力の有無。
小石ひとつにも、漲る生命力がありました。
産業廃棄場のコンクリートの更地に、自然の風景をプロジェクター投影。
それをピンホールカメラで撮影しているそうです。
山城ガールむつみさんのスチールや動画を観ていて、
「こんな風に山城を撮れる人がいるんだなあ」
と惹かれたのが、小弥太さんを知ったきっかけ。
ファン目線ではない世界観がありながら、
城の本質も捉えてくれている、素敵な世界なんです。
城郭カメラマンの畠中和久さん、
むつみさんと一緒に行けてゼイタクでした。
畠中さんと小弥太さんのカメラマントークをもっと盗み聞きしたかった…。笑
産業廃棄場に、こんな魔法をかけられるとは。
荒廃した山城にもスポットを当ててあげたいものです。
斎藤小弥太さん『Physis』
エプソンスクエア丸の内にて、2月10日(木)まで。
https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2022/0129/
着物で生け花
着付け教室の生け花講座へ。
高校の授業以来の生け花。センスなかった、、、。
花の品種改良と昨今の生け花事情のお話はおもしろく。
伝統文化が何を重んじ継承されてきたのか、社会の変化にどう応じてきたのか。
どの世界も同じなんだな、と思いました。
着物もお花も季節をぐんぐん先取りしていく。
季節を演出したり、それを受け取れるところに、粋な日本の文化が詰まっているなとも感じました。
着付け教室は品のある方が多く。
「生け花に合わせた、素敵なお着物とコーディネートなのねえ」とご婦人にお褒めいただきました。
「いえ、めんどくさくて昨日とまったく同じです」とは言えなかった…。
品ある中高年への道のりは遠し。
今日は成人式。街に振袖があふれていました。
華やか、かわいい♡
謹賀新年2022
明けすぎました。
おめでとうございます。
今年の抱負を四字熟語で、と聞かれ即答。
昨年に引き続き「現状維持」!
現状維持ってネガティブな意味じゃないです。
自分なりに真剣に積み重ねてきたことを変わらず更に蓄積しながら、
経験、初心、感謝、を蔑ろにせず、それを昇華させて軸にした上で新しいことにトライ。
地に足ついて生きていきたい。
体力や気力をキープして、社会に順応するだけで精一杯ですし。笑
できてないことだいぶ溜まってますし。笑
詰め込みすぎる性質なので、
がんばりすぎず、去年よりサボらないくらいの意識でちょうどよし。
そういう意味の現状維持、です。
つまりは周りに生かされてます。
よろしくお願いしますね。
- 日々のできごと l
- 22/01/05/23:59
山繭紬
母から譲り受けた、山繭紬。
昔、旅先の山寺で父に買ってもらったそうで。
反物のまま実家で眠っていたものを譲り受け、私サイズで仕立てました。
仕立てるとき、呉服屋さんや着付けの先生方に
「旅先で反物を購入するなんて!」
「お母様は粋な方なんですねえ」
などと、えらく驚かれまして。
私としては普通の感覚ゆえ、驚かれたことに驚きまして。
(粋な人は買ってもらった反物を放置しない。笑)
子供の頃を思い起こすと、
そこでしか見られないものや手に入れられないもの、食べられないものや会えない人。
今しかできない体験に対しては、惜しまず投じていてくれたなあ。
(旅のテンションでおかしなものを衝動買いしたりは一切なかったけど)
そこで目利きのようなものが養われた気がするし、
今の仕事ができているのも、そんな環境のおかげなのかもしれません。
そんな母から生まれ両親に育てられた私は、今日誕生日を迎えました。
理想的な生活からはほど遠い毎日だけれど、
今という時間を大切に日々を積み重ねて、人生を豊かに。
心身ともになるべく穏やかに過ごしたいなと思います。
ところで、山繭紬は長野県の松本・安曇野地方のものらしいけれど、母よ、なぜ山形で…?
天蚕糸が長野産、ということなのかなあ。
知っている方がいたら教えてください。