城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

●詳しいプロフィールはこちら

城メグリストのサイト

城メグリスト

●お仕事実績はこちら

アーカイブ


小池アミイゴさん個展「東日本」


※DMより引用

小池アミイゴさんの個展「東日本」へ行ってきました。
前職で何度かイラストのお仕事をお願いしたアミイゴさん。
イラストも素晴らしいけれど、この世界もかなり好きだなあ。
「違う表現をしていかないと凝り固まってしまうから」と。
アートな作品というのは、使う脳が違うのでしょうか。

アミイゴさんの使う色、とくにピンクの色と使い方がとても好きです。
色や線にも生命があるんだなあ、とかぼんやり考えながら見ていました。
絵筆のひと刷毛に強さや弱さ、エネルギーやシンパシーが宿っている感じ。
「印刷で出にくい色」と真っ先に考えてしまうのは職業病ですが、
印刷物やディスプレイで再現できない色というのは、
すなわち人間に近い体温のある色、ということなのではないでしょうか。

これは書いていいのかわかりませんが…
「城の絵、描いてみたい」と言ってくださりうれしかったなー。
「きれいというより怖い」というなにげない一言、かなり核心をついてます。
そう、城とは本来美しいものではないのです。
その視点は感動的なものがあって、
「ああ、やっぱりこの方はアーティストなんだなあ」と思いました。

アミイゴさんが書く城の世界かあ!それはそれはステキだ。がんばろ。

SPECE YUIさんのHPから、作品の一部を見ることができます →
やっぱり印象が違うので、実物を見てほしいところですが…

うづめ飯

津和野で、郷土料理の<うずめ飯>なるものを食しました。

お出汁をかけたごはんの下に、煮含めた椎茸や人参、刻まれた蒲鉾や高野豆腐が隠され、
刻んだせりとすりおろした根わさびが添えられています。

質素倹約の時代に具を隠して食べた庶民食であるとか、
骨をうずめるという意味で出された婚礼料理であるとか、
根わさびを味わう特別料理であるとか、など諸説あるようです。

しみじみした料理だけど、なにげにおいしい。
特産わさびがピリッと引き立って、
日本酒を試飲しまくった後にはかなりよい感じでございました(笑)
 

鳥取城フォーラム2012 太閤ヶ平見学会

————————————————-
鳥取城フォーラム2012
『中井均先生と歩く 鳥取城&太閤ヶ平』
講師:中井均先生(滋賀県立大学人間文化学部准教授)
————————————————-

前日の講演会に次いで、中井先生による現地見学会。
天気予報:暴風雪で中止が危ぶまれましたが、無事催行。中井先生、さすが晴れ男です。
ちなみに“暴風雪”という気象用語があることを、初めて知りました。

 

登る前に、資料を見た段階で、70カ所にも及ぶ膨大な数の陣城が存在し、
そして状態よく残っていることに驚愕。
発掘と研究をされている西尾先生が
ポイントや特長、位置関係などをご丁寧に教えてくださり、もうゾクゾク。
「2、3日あればひと通り行けますよ」とのこと。うーん、まわってみたい!
全部はムリでも、とにかく最大の見どころである
複数の空堀でつながれた総延長700mの大防衛ラインは必ず見に来ねばなりませぬ!
どうやって鳥取城が孤立していったのかを知り、
織田vs毛利の全面直接対決の背景を城から知りたい。

中井先生のお話に夢中だったこともあり、あまり写真を撮っていません。
が、段々状に残る小さな曲輪は肉眼で確認できるし、次第に規模を増す土塁も見事。
懸造の建物があったであろう場所(陣城に!)、横矢掛がりの虎口、絡手口の切岸。
縄張図をもとに歩いていくと、感動的です。
「こんなに大規模な遺構が残っているとは思っていませんでした!
ここはもう“城”ですね!」と、先生にコーフン気味に感想をお伝えしてしまいました。

単なる一城を攻略するには大規模すぎる太閤ヶ平は、
やはり織田vs毛利の決戦のための陣城だったといえるだろう、とのこと。
ガッチリと設置した大防衛ラインのそのまた上に、異常なまでの土塁群を重ねて防衛設備を構築。
本陣の一時的な陣城とは思えない構造から推察しても、
信長本人が出陣するための地だったことが考えられるそうです。

トップの写真の背後に見える山が、吉川経家の本陣久松山。
当時は木のないむき出しの状態のはずなので、兵糧が尽きていく経家側の様子は、少し見下ろす形で一目瞭然。
500mほどしか離れておらず、逆に秀吉側が煮炊きする様子は丸見え、音も丸聞こえだったと考えられます。
こうした視覚的な攻撃が、心理的にも追いつめていったはずです。

帰りは、市民の方も少なかったので、先生とお話しながら下山しました。
昨日の日記でちらりと書きましたが、そこでお話したのが、
講演会で先生の言葉の中で印象的だった、「戦国時代は“戦争の時代”であった」ということ。
そうなんですよね。戦、武将とドラマチックでカッコいい時代のイメージにされてますが、
実は日本史においては、日々血で血を洗う暗黒の時代。
そういう意味で、城とは負の遺産。

たとえば、信長が楽市楽座を推奨したのは、
城下町を活性化させて、貨幣を流通させて、庶民の生活が活発化した、
なんて見方をしがちですが、根本は違うところにあるのですよね。
信長は行ったのは、富を制すること。要は、軍資金を稼ぐことが目的の経済政策。
「これからは鉄砲の時代だぜー!」と思いついたところで、
鉄砲を大量購入する資金とルート、それを使いこなす技術と軍事力がなければ成功できないわけですから。
さらに、先生曰く「軍隊を鍛えて、訓練する場所」でもあるそう。
当時は、平和とはほど遠い、巨大な基地のようなはずだったと。なるほどー。

城下町でいわゆる芸術という意味での文化が発展するのは、
江戸中期以降の、本当に戦のない太平の世になってからのこと。
つまり武士にやることがなくなってから、なのですよね。

なぜか勝つと正、負けると誤、とまとめられる傾向にあるけれど、
結果で端折らず、リアルで冷酷な日常があったことにも目を向けていきたいと思っています。
そこに真実があって、発展もあるのだから。

城というのは、今となってはなんとなくそこにある気がするけれど、
ときにはあるものを最大限に生かしながら、ときには形を変えながら、
よくぞまあ、というくらいにうまく活用してできている。
その断片を探していくのがなにより楽しいし、その背景を知ることは貴重な気がする。
まだまだ謎だらけだけれど、先生のお話を聞くことで紐解けることもあったりして、
そういうところが、城マニアをやめられない理由です。

もちろん、お城のお話もたくさん聞かせていただきつつ。
ちょっとした質問にも、丁寧に答えてくださるのがうれしい。
城マニアとしての立場と、研究者としての立場があるため、
日々さまざまな葛藤がおありになるようです(笑)

 

魔除けの逆柱

久能山東照宮にある「魔除けの逆柱」。

葵の御紋がひとつだけ逆さまになっているのがわかるでしょうか?
これは間違えてしまったのではなく、わざと。
<建物は完成と同時に崩壊が始まる>という伝承を逆手にとって、
わざと未完成の状態にすることで、災いを避けようとするもの。

日光東照宮の陽明門にも、この逆柱がありますね。

何事も完璧すぎるのはよくない、ということでしょうか。
こういうところに、日本人の奥ゆかしさを感じたりします。

鳥山雄司/Chara ~Sweet & Tender~

東京文化会館小ホールで開催された【ポピュラーウィーク2012】へ。
【鳥山雄司/Chara ~Sweet & Tender~】に行ってきました。

普段はクラシック専用という格調高いホールでの、
ビルボード以来になる、鳥山雄司さんとのコラボレーション。
バンドネオン、ウッドベース、ピアノ、ギターだけの、
マイクもいらない狭い空間での、一夜限りのスペシャルナイトでした。

Over the Rainbow、So Faraway、恋は水色、I can sing a rainbowなどをカバー。
Langeの花の歌は、なんとオリジナルを歌詞をつけて!
Sweetとは、このことをいう。
とくに、テネシーワルツが本当にステキすぎて忘れられません。。

音楽って、特別な世界を浮遊する「心の旅」なんだな、と思いました。
違う土地に立って、目や鼻、肌を使う「体の旅」とは違う、
想像力やある種の解放感が研ぎ澄まされる感じ。

ギターはもちろんですが、ウッドベースも心地よく、
浮遊しているかのような夢見心地の時間でした。
初めての音色、バンドネオンにもうっとり。
斬新と懐古、鋭さと繊細さ、かわいさと色気が混在するような音色ですね。

シンプルこそプロなのだと、心から酔いしれた夜なのでした。

鳥山雄司/Chara ~Sweet & Tender~
vocal,piano:Chara 
guitar:鳥山雄司
woodbase:鳥越啓介 
bandoneon:早川純
 

PENTAX K-5、購入!

1年以上も悩み踏みとどまり、ようやくデジタル一眼レフを購入しましたー!うぉー!
「あれ?持ってなかったっけ?」と複数人から言われましたが、デジタルは初なのです。

もっとダイナミックに、立体感に満ちた城の姿をそのまま収めたい。
数百年の時がつくり上げた重厚感のあるテクスチャーを表現したい。
そうは思いつつも、足場の悪い山城での使用を想定すると、デジイチは重さと大きさがネック。
そのためハイスペックコンデジを愛用していたのですが・・・欲というものはどんどん出てくるものですね。

長いこと迷っていたわりには無知すぎてわからないので、友人に相談。
レンズも友人のオススメに従い購入しました。ありがとうー。自分で考える気、ゼロ。

それにしても、カッコよい!!
難しいけれど、楽しそうです。写真っていいよね。

徳川将軍家墓所特別公開

「ふりかえり城メグ日記/2012年1~2月」その5。

徳川将軍家墓所が期間限定で公開されていた、増上寺へ行ってきました。
増上寺は上野の寛永寺と並ぶ、徳川将軍家の菩提寺。
将軍のお墓が芝浦にあること、意外と知られていないんですよね。
2代秀忠、5代将軍兄弟の綱重、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の6人の将軍のほか、
秀忠夫人崇源院(江)、家宣夫人天英院、家斉夫人広大院、家定夫人天親院、家茂夫人静寛院、
桂昌院、月光院などの側室も埋葬されています。

 


将軍のお墓をblogにアップするのもなんなので、門&遠巻きに。おみやげもいただいた。

265年の江戸時代があったから、今の東京があるんですよね。
徳川将軍家が頑張っていなかったら、こんなに平和で栄えた都市にはなっていませんよ。
徳川家康が江戸城を大改修する前は、江戸はどうしようもない湿地だったのですから。
なんだかちょっと、徳川家に感謝。

 

お地蔵さんがいっぱいいました。
ロンパースをまとったり、手編みのニット帽をかぶったりと、よーく見ると個性的。
中には、パーカーを着こなすストリート系も!

三陸オイスターライフ

「ふりかえり城メグ日記/2012年1~2月」その4。

収穫できるようになったら海産物をお送りします、という一口オーナー制度を設けていた
宮城県塩竈市の「うらと海の子再生プロジェクト」さんから、剥き牡蠣&海苔が届きましたー。
いつお送りできるかわかりません、という状態から、こんなに早く。
昨年11月には牡蠣祭りも開催されたようで、HPから見て取れる漁師さん達の心意気には脱帽です。

いろいろ堪能しました。
牡蠣の揚げ出し風みぞれ椀、牡蠣のトマトバジルパスタ、オイスターチャウダーのポットパイ。牡蠣のオイルマリネ。
このほか、土鍋牡蠣めし、カキフライ、牡蠣鍋など。
「飽きないの?」と聞かれるほどのオイスター漬けの毎日でした。飽きません。


牡蠣のオイルマリネは好評でしたな。
お酒にマッチするように、ちとスパイシーに味付けするのがポイント。
い〜い感じに熟成されるまでガマンが大切です。

第88回箱根駅伝を観戦

お正月といえば、箱根駅伝。
今年は、山の神・東洋大学柏原くんのラストランということで、
伝説誕生を期待しつつ、ナマ柏原くんを見るべく5区観戦に行ってきました。
 

陣取ったのは、中間地点の宮ノ下温泉。富士屋ホテル駐車場側入口の最前列。
毎年テレビを見ていると、宮ノ下だけは選手名の大コールで沸いていて、
応援に一体感があって楽しそうだなと思っていたのです。
きっと取りまとめてくれる有志の応援団がいるんだろう、と。

宮ノ下では、応援旗以外に、全大学の5区選手の名前が書かれた紙まで配布。
やはり有志らしい応援団の方がいて、“柏原コール”の練習もありました(笑)
この方が、次に来る選手の名前が書いたお手製のプラカードを掲げた上で
コールを起こしてくれるので、応援が楽しかったです。

 

宮ノ下を選んだ理由はもうひとつ。
宮ノ下名物の渡邉ベーカリー「温泉シチューパン」が無料で配られるのです!(先着1,000?個)
ただ寒い中待つより、シチューパン行列に並んだほうが時間も潰せていいことづくし、ということで。ふふ。

 

ナマ柏原くんですが、色白のつるつる美肌でした。
そして、太腿がものすごく太くてびっくりしました。
柏原くんに限らず、意外とがっちりで足の筋肉がモリモリ。
もちろんものすごくスリムなんですが、体脂肪がなさそうな感じです。
上半身が細いから、中継だけ観ていると華奢に見えるのでしょうかね。
後で聞きましたが、箱根駅伝の選手は体脂肪率4~5%(!)らしいです…心から衝撃。

毎年テレビ観戦していると、引き締まった表情からも強靭な精神力が見て取れて
とても20歳そこそことは思えないなあ、とただただ尊敬なのですが、
近くで見る選手はとってもフレッシュ。
肌がピチピチで、やっぱり若いんだなあ、と思いました。
汗だくも、若いと美しい(笑)
若いっていいなあ、と改めて思いましたよ、はぁ。

それにしても柏原くんの走りは素人が見ても違いました。
足を蹴り上げてから前に運ぶまでが他の選手と比べてはるかに軽々しく早い!
坂道とは思えぬ軽快な足取りで、マッハで走り去って行きました。。。

そして、意外と健闘していた我が母校。
地味に頑張れー、と密かに応援していましたが、2区、3区では3位になっていて大コーフン。
目の前を通過したときは、熾烈なデッドヒートを繰り広げていて思わず大声援。

テレビ観戦のようにレースの一部始終を見ることはできないけれど、
現地は応援は臨場感があってとても楽しかったです。
選手が近づいてくると花火が上がるし、ヘリが近づくし、ざわめくし。
選手の必死な表情とひたむきな走りは、一瞬見るだけでもちょっと感動するものがあります。
バイク中継のカメラさんのすごいスキルにも感心です。

現地の様子で驚いたのは、ロードバイクの多さ!
大手町から同時にスタートして、箱根を目指してきたんでしょうかね?
あと、意外と直前まで交通規制をせず車両を通している上、
最終選手が去った途端、解除されていたことも驚きでした。撤収早すぎ!
箱根周辺は道がないので理解できるんですが、
あんまり余韻を感じさせてくれないんだなあ、と思いました(笑)

 

復路は、5時半起きで温泉に入り、早々にチェックアウト。
8時に箱根湯本駅前で観戦スタンバイして応援してきました。
8時に芦ノ湖をスタートしたばかりなのに、8:40頃には湯本を通過。
坂道を転がり下りてきたのかという猛スピードで、選手達が駆け抜けて行きました。
8位以降は繰り上げの一斉スタートなので、
あまり時間差なく全選手が行ってしまってちょっとさみしかったかな。

終わってみれば東洋大学のすごすぎる完全勝利でしたが、
いろんなドラマがあるなあ、と思いながら、しみじみ録画を観ました。
全力をかけたシード争いには、観ているこちらも熱くなってしまいます。
そして、繰り上げスタートの瞬間ほど、見ていて辛いものはない。。
中央大&神大の執念と、東農大のコンセントレーションには感服。
年明けに素晴らしいものを見せてもらいました。私も今夜からしっかり仕事がんばろ。
 

三浦まぐろツアー2011

親愛なるホップの会、年末恒例の三浦まぐろツアー。今年は日帰り。
三崎まぐろ祭りで正月用のお刺身や魚介類を買い漁ることがメインイベントです。
とにかく安い!なんでもありな乱暴な商売!試食が充実!
おいしい!あやしい!大好き!
商店街のある町で生まれ育ったせいか、
市場の活気あるムードはものすごく好きで落ち着きます。

 

超肉厚なエボダイ3匹1,000円、巨大な真アジ6匹500円、塩辛、エイヒレ、みそ汁用まぐろなどなど購入。
これで、2012年はしばらくおいしいお魚ライフです♡

 

そして、こちらふっくらシラス1kg、2,500円!
ジップロック持参で分け合いました。
おばさん的行動ではなく、デキる女子ということにしてください。

夜は餃子の街蒲田へ移動して全力締め会。
本場中国では水餃子がスタンダードということは、
<焼き餃子×ビール>のコラボは、日本人独自の食文化ではないでしょうか?うーん、すばらしい!
「もう終電か、早〜い!」と名残惜しみつつ終電で帰りましたが、
16:30から24:30まで飲めば十分ですね(正確には11:30から乾杯)。