城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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鋭い!氷点下で味わうビール


氷点下のビールを飲んできました!


銀座一丁目にナゾの大行列。暑い中、会社帰りのサラリーマンを惹きつけるものが・・・


アサヒスーパードライ エクストラコールドBAR!!

−2℃〜0℃のスーパードライが飲めるという期間限定のスタンディングバー。
氷点下にすることで「キレ」が際立ち、「洗練されたクリアな味」が楽しめるというのです。
家庭の冷蔵庫で缶をキンキンに冷やしても、4℃くらいが限界で、
ジョッキやグラスを冷凍庫で凍らせ、そこへビールを注いだとしても氷点下にはならない。
かといって、缶ビールを冷凍庫で凍らせてしまうと、それはそれで味わいがよろしくないのだそうです。
「いつも飲んでいる缶ビールがベストな味じゃなかったのか!?」と思うかもしれませんが、そういうことでもなく、
氷点下には氷点下の味わいがありますよ、という新提案。


店の内外いたるところに、ビールの温度がリアルタイム表示されてます。

モノトーンを基調とした、スタイリッシュな店内。冷凍したドラフトタワーから、ビールが注がれます。
ずらりと並んだスーパードライ缶は、まるでオブジェのような美しさ(笑)!

友人が先に並んでいた時間も含めて、実は入店まで120分待ち!!
(ひとりで40分も並んでくれてました。ありがとう!)
ようやくたどり着いたエクストラコールドスーパードライの味は・・・

第一声→「冷たい!」

結論→「研ぎすまされた味!鋭い!」


見よ、この美しい金色!クリーミーな泡!美しいリング!

私の好きなスーパードライの独特の苦さやクセみたいなものが
冷えると消えちゃいのではないかと思っていたのだけれど、そうでもなかったです。
氷点下ゆえに失うものもあれば、得るものもある、という感じ?う=ん、違うな。
邪念が削ぎ落とされたような、都会派なビールといいましょうか。
そして、意外と時間がたってもぬるくなりません。


120分も並ぶのは、フードの充実が原因のひとつかもしれません。種類も豊富でなかなかおいしい。
スタンディングとはいえ、これだけアテがあれば、みなさんそれなりに長居しちゃいますよね。

そうそう、このBARでは、自分で注ぐ体験もできるんです!



ビールがぬるくならないようにグラスの底を持って注ぎ(注ぎ方はフツーの生ビールと一緒)、
溢れた泡を切り(現れたなめらか泡の平面に感動!)、グラスを氷水につけて、外側についたビールを洗い流す。


注いだビールをその場で試飲。ピロピロ飲みな私だけれど、自分で注いだビールは格別においしい!


この体験をすると、ナンバリング入りの<特性エクストラコールド認定証>がいただけます。
“エクストラコールドBARのみでご使用いただけます”と書いてありますが、何に使えるのかまったくわかりません。
冷凍したドラフトタワー、注ぎ出されるその直前まで氷点下を守っているのかと感動したら、
「いえ、これは演出です」といわれちょっぴりさみしかったです。

すっきりしているので、ビール苦手な女子も飲みやすいかもしれません。
たしかに他のお店では絶対に飲めないので、また行きたいな。
・・・でも、30分待ちで入れるなら。


自宅で味わえる<エクストラゴールドクーラー>プレゼントキャンペーン、
シール48枚でもれなくもらえるそうですよ。もれなく、です。
これなら応募できそうですね。

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武田双雲×百段階段


目黒雅叙園に見に行ってきました。

たまに行くならこんなツアー、【文化財ガイド・お食事付 夜の特別鑑賞ツアー】。
閉館後、専任ガイドさんの解説付きで鑑賞、
その後展覧会にちなんだ限定会席料理をいただく、ちょっとリッチなツアーです。

 

百段階段専任ガイドの塚田さんがとても詳しく、ユーモラスに素敵なガイドをしてくださるので
もうそのご説明を聞くだけでいっぱいいっぱい。
双雲さんの書の世界に、ゆっくりと身を委ねるいとまなし。
“人生を振り返り未来を夢見ること”がテーマなのに、私の人生は完全に置き去りでした。

そんな状態なので、双雲さん×百段階段のコラボの魅力を味わうレベルなどにはいたらず・・・。
わたしがふがいないばっかりに(?)、この展覧会を100%堪能することができなかったけれど、
うん、素晴らしかった。

百段階段って何?という方にざっくり概要をば。
目黒雅叙園に唯一現存する木造建築(昭和10年築)。
「昭和の竜宮城」と謳われ、東京都の指定有形文化財に指定されています。
まるで江戸時代へつながっているかのような長い階段が、趣向の異なる7つのお部屋をつないでいて、
7つの部屋は、当時の一流の芸術家が手がけ、その芸術家の名前がつけられています。
江戸文化がそのまま息づく、玉手箱のようなお部屋たち。
千と千尋の神隠しのモチーフになったお部屋もあるのですよ。

百段階段は文化財のため撮影NG。
興味のある方は、こちらの映像でご覧あれ。

 

私は《十畝の間》が好きでした。
足を踏み入れた瞬間、「二条城っぽい」と思いました(笑)

どのお部屋も、組子障子がすばらしくて、釘付け!
すべてのお部屋の組子の模様が違うことに、ひとりでこっそりコーフンしてました。
《草丘の間》の双雲さんの書、とてもすばらしかった。どーんと胸を打つ言葉が綴られていました。
柱ひとつにしても、すべてにストーリーがあって、もう覚えきれません(笑)

 

でも、何がいちばん素晴らしかったというと、<螺鈿(らでん)>です!!
螺鈿細工とは、黒漆に蝶貝をはめ込んだ伝統工法。江戸時代が主流なのかと思っていたら、
奈良時代に唐から伝承されたのち、平安、鎌倉と変化を遂げて、最盛期は安土桃山時代だったようですね。

この螺鈿、目黒雅叙園1Fの再現トイレで見ることができます。
このお手洗い、ちょっとした観光スポットになっているようですね。
ここは百段階段に入場せずともどなたでも入れるので、ぜひどうぞ。
 
 

百段階段のエレベーターも、螺鈿でした。
唐獅子牡丹。歌舞伎にゆかりのあるモチーフですね。
このエレベーターは韓国の方の特殊な技法だそうです。
お手洗いより迫力があありますが、おそらく美しさと本物さ?はお手洗いの方が上です。
 
 
 



庭園の滝も、話題のパワースポットらしいですね。水流の裏側にもまわれましたよ。
ライトアップもキレイでした。
 
 


武田双雲さんの個展にちなんで、公募作品展も開催していました。
あたたかい書と、あたたかい気持ち。
筆をとるときって、誰しもとても清くきれいな気持ちになれるのでしょうね。
私も書道をしたくなっちゃいました。

 


双雲さんって、想像力に溢れていて、かつユーモアもある方ですよね。
字が美しいとか、名言だとか、そういう表面的なことではなくて、
思想や観点、人間らしさ、お人柄が感じられるところに惹かれます。
雑誌の連載などを見ていても、「書道家の大先生のツボがココ!?」という
想像を裏切る視点もお持ちで、とても好きです。

 

そうそう、百段階段は実は99段です。
みなさん下りに数えていたのだけれど、
「ホントに99段だ〜!」と声が上がる中、私はなぜか98段だった。
ちょっと怖い。そしてなんだか悔しい。

 

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〈くの一〉と呼んでくれ

スポーツ吹き矢教室に参加してきました。

主催の社団法人 日本スポーツ吹き矢協会によると、『誰でも気軽に始められる新しい国民的スポーツ』なのだそうだ。
国民的スポーツかどうかはわからないけれど、 れっきとした競技であることにほほぅ、と感心。

小顔になる、姿勢がよくなるなどの美容効果はさておき、
もう私の頭の中は忍(しのび)のことでいっぱい!

そもそも吹き矢のルーツは、北米などの先住民による狩猟。
弓矢より飛距離はないけれど、命中率が高い、風を切る音が小さい、
枝葉などを避けやすい、毒を使えば大物も仕留められる・・・などなどの特性から、
密林での小動物狩りに使われたのがはじまり。

日本では忍者の攻撃アイテムのようなイメージがあるけれど、
忍術を記した文献によると、忍者が使用した記録はないのだそうだ!
一部の忍術流派では実際に使用した矢が残っているものの、使用頻度はナゾ。(・・・必殺仕事人は嘘なのか!?)
忍者説よりも、江戸時代に射的などの遊具として使われたことが、 もっともポピュラーな歴史なんだとか。
忍者がササッと腰から取り外して お代官様(悪人)を暗殺しているのイメージがあるのは私だけですか・・・?

お城エリア内は、 弓や鉄砲など攻撃手段に適したポイントが設置されているのだけれど、
(用途に合わせて、計算しつくして設計されているんです)
裏道のような山道では、吹き矢攻撃が行なわれていてもおかしくないはず。
今度お城に行ったら、吹き矢が活躍しそうな攻撃ポイントを探してみよう。
楽しみが、またひとつ増えました。

ちなみにスポーツ吹き矢は意外と楽しい。
まさかの高得点をマークし、自分でも驚きました。

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お城 VS スクール☆ウォーズ

学生時代(10年以上前)に《理想のタイプ:松村雄基》と女子大生にしてはシブすぎる公言をした友人S。
つい先日「久しぶりに松村雄基の夢をみてさ〜」と言い出しました。

・・・まだ好きだったのかー!!

どんな若手イケメン俳優が現れようとも、彼を超える人は永遠にいないのだそうだ。
理想ってそうそう変わらないもんなんだなあ、としみじみ思いました。

 

だけど、よくよく考えたら私にもいましたよ、殿堂入りが。
小6から好きでした。私って一途だなぁ。お城はもっと前から好きだけどね(笑)

なんだか急に、乙女の恋心が再燃してきてしまったので

麻雀プロ並みなんだよー。麻雀できる人は確実に頭がいいんだよー。
⟨われめDEポン⟩で最多優勝なんだよー。

と、ボーナスダウンで撃沈している人に語ってあげました。

ちょっと元気になってた。・・・たぶん。

 

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ザ・キャラクター

 

野田秀樹さん作・演出【NODA MAP  ザ・キャラクター】を観てきました。
古田新太さん、大好きです。

宮沢りえさん、橋爪功さん、田中哲司さん、藤井隆さん、銀粉蝶さん、池内博之さんetc
テレビでおなじみの俳優さんが熱演しておりましたが、
どなたの縁起が印象的だったかというと・・・ダントツで野田秀樹さん!

作家・演出家じゃなかったのかー!と衝撃。マルチすぎです。

しかも、女役でした。
脚本を書きながら「この役をやるのは俺しかいない!」と思ったのでしょうか・・・?

 

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下北でマンガ読んでくれる人

さっき珍しく接客中じゃなかったので、思わず読んでもらいそうになりました。
「明日か来週あたり放送される⟨耳を澄ませば⟩などいかがですか?」と言われました。

・・・金曜ロードショーか!?

 

「私って⟨耳を澄ませば⟩っぽいのかぁー。」となんだかテンションが下がったので帰ってきましたが、
今調べたら・・・本当に来週の金曜ロードショーは⟨耳を澄ませば⟩を放送予定だった!

 

す ご〜い、これぞプロフェッショナル!!!
 

 

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給スイカ所で、志村けん。

昨年に引き続き2度目、富里スイカロードレース(通称:スイカマラソン)に出場してきました。

スイカマラソンは、“給水所”ならぬ“給スイカ所”が設置されたユニークな大会。
特産のあま〜いスイカが食べ放題!とあって、その人気はとどまるところを知らず、
もはや出場権争奪のプレミア大会です。

選手受付をして、参加賞のTシャツをもらいます。今日はこのTシャツを着て走りましたよ。

「トップの人がスタートしてから自分がスタートするまでのロスタイムってどうなるの?」とよく聞かれますが、
私のようなゆるゆるランナー向けの大会でも、ランナーのタイムはICタグを使って計測されます。
号砲とともによーいどん!というわけではないので焦る必要はなく、
本人がスタートラインを踏んでから、ゴールラインを通過するまでの記録が正式タイムとして認定されます。
靴ひもにくくるタイプが主流ですが、今大会のようにゼッケンの裏に貼付けてある場合もあります。

相変わらずまったく練習していないので、10キロの道のりが永遠に感じました。
応援してくれる地元の子や、おじいちゃんおばあちゃんがかわいらしかったな。
汗だくになりながら、城メグリストの相談役&ツイッター先生のK氏と力走。
ほぼ9割くだらない話をしながらも、時おり思い立ったようにツイッター談義。
レース中も学びを忘れない、優等生の城メグリストです。

8.5km地点の給水スイカ所!!私にとってのゴールはここだといっても過言ではありません(笑)
まるで志村けんのように、ものすごい勢いで貪ってきました。
みなさん足を止めて頬張ってますね。もはや残り1.5kmなど、どうでもよくなってきます。

実は給スイカ所に行かなくても、スイカは食べられます。
ランナーじゃなくても、大人でも子供も犬でも、みーんなOK。大きくカットされたスイカを、無制限でいただけます。
この惜しみないスイカのふるまいっぷりが、この大会のすばらしいところです。
早朝から地元の方が、あちこちのスイカテントで待機。大きな包丁で休みなくカットし、運んでくださいます。

スイカの皮を捨てる、大きなコンテナ。見よ、この量!!
いったい1日で何玉のスイカが消費されるんでしょうか?
会場周辺にはスイカの種が散乱していて、一面に発芽しちゃうじゃないかと心配になってみたり。
ゴール後もたくさんいただいてきました。

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私の所属するマラソン部では、体重の逆自己ベスト(最重量)を更新するメンバーが続出しております。
実は私も一昨年秋〜去年秋の1年で、7キロ増・・・どすこい。
たいして走っていないのに、ビールや食事がおいしくなっちゃうのが原因です。
みんなで集まると、さらにおいしさ42.195倍増、なわけです。
「やばい、やばい」と言いながら、今宵もがっちり焼肉で打ち上げ。

私の地元・北千住の《焼肉京城》は北千住ムード満載の怪しい裏路地にありますが、
焼肉フリークにはそこそこ有名な、隠れた名店。
私は肉より魚派。とりわけ焼肉好きではないんですけれど、おいしい焼肉は好きです。
お店の名前もナイスですね(笑)

私の肉の面倒まで見てくれている、目の前の席の焼肉王子。
女子らしいかいがいしい働きは一切せず、ひたすらビールをあおるのみの城メグリストなのでした。
ああ、消費した分の3倍くらいカロリー摂取したなあ。

まぁいっか、頑張ったから。

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青いパンツを撮る女

友人の片山文那さんが参加しているグループ展へ行ってきました。

ひさびさの再会。
会っていなかった時間が溝をつくることなどなく、堰を切ったように繰り広げられるトーク。
女子5人、のけぞってゲラゲラ笑いました。

だけれど、写真のこと、活動のことを語り出した彼女は、
急に遠くの後光さす山頂にいる人に思えて、はるか下界にいる私は言葉も出てこなかった。
自分の信念を行動に移せる人は、やっぱり無敵だと思いました。
努力を努力と感じさせず、さらりと話す姿はかっこよすぎたし、明らかに私とは違う次元にいて、まぶしすぎました。

要領がよくて頭の回転が速くて、なぜだかいつもすんなりうまくいく人を、
羨ましく思ったり「ずるいな〜」と妬ましく思ったりする。
だけれど、私はそういう人種ではないのだから、仕方ない。
カッコ悪い言い訳をしていないで、1日にひとつだけでも何かしなきゃね。
それに、要領のいいデキる人も、その人に見合った努力をしているのだ、きっと。
そのことを教えてくれた彼女に、今日は感謝です。

いつも支えてくれる、大切な3人にも心から感謝。

私のまわりにはエネルギーと愛とアイデアに満ち溢れた人がたくさんいて、
本当に恵まれているなあ、と幸せに思います。
なんの気ないひと言すら、私にとっては宝物。
いつもパワーもらってます。ありがとう。

写真は「窓」をテーマにした、彼女の作品のひとつ。
私が解説することではないのでしませんけれど、この視点と感性が大好きです。
それにしても、このパンツの干し方は斬新だなあ。

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イメージカラー、イメージフード

今日、仙台名菓〈萩の月〉を食べていたら「似合いすぎ!」と笑われました。
どうやら“(パステル系の)イエローが似合う”んだそうです。

そういえば6年ほど前、その人のイメージフードを話し合ったとき
満場一致で〈オムライスの似合う女〉に認定されたっけ。

十穀米(←健康的なナチュラル美人)とか練り切り(←繊細な和風美人)になりたかったなあ。
生春巻き(←ちょっとミステリアスなアジアン美人)も憧れる。

そうそう、よく似ていると言われるドラミちゃんのボディもイエローだ。

 

ちなみに、ドラミちゃんよりも似ているのが、ゴマちゃん(少年アシベのゴマアザラシ)。
ゴマちゃんって呼ばれていた時期があったくらいです(笑)
黒目がちなもので、どうしてもアニメ系や動物系になるんですね。
私は実の家族にあんまり顔が似ていないのですが、
実家に遊びに来た友達に「犬がいちばん似てるね」とまで言われたことがあります。
それ、家族だけど血縁関係じゃないからっ!

ドラミちゃんにゴマちゃん・・・もちろんうれしくない!!
みんな大爆笑した後「かわいいからいいじゃん」と必ずフォローします。
もう、それ以外に適当な言葉がないのでしょう、100%みんなが同じコメントをします。

ああ、人間になりたいなあ。きゅいーん。

 

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なかださんの蔵をテレビで見よう

城メグリストのサイトのイラストを描いてくれた、なかだえりさん。
先日の個展ブログにも書きましたが、彼女のアトリエは築190年の蔵。
宿場町の名残を感じさせる、とってもステキな建物です。
このたびNHKが取材にきて、下記で放送されるとのこと。
城メグリストのイラストも生まれたアトリエ、ぜひご覧ください。

●6月26日(土)7:45頃
「おはよう日本 土曜すてき旅」※関東甲信越

●6月29日(火)17時台
「ゆうどきネットワーク」※ほぼ全国

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