2014年最後の城ロケ
書籍の取材で中井先生&加藤先生と1泊2日の城ロケ。
1年の最後にサイコーに幸せな2日間が過ごせました。
先生方には、城のことだけでなくときに仕事の相談まで図々しく聞いていただいています。
このところいろいろモヤモヤしていることもあったので、
今年の最後にご一緒できてよかったなあとしみじみ。原点回帰。
中井先生にお会いすると、私の仕事タンクはチャージ満タンになります。
加藤先生にお会いすると、頭のコリが取れてずっと城を歩いていたくなります。
いつも、本当にありがとうございます。
今年は後半とくに精神的に消耗したし、来年も続くと思う。
あれこれ課題も悩みも不安も尽きないけれど、
できることなど限られているのだから、ひとつひとつ丁寧に、誠実に。
つまずくときほど、能力と立場をわきまえて。
そして、人を信頼して、人を大切に。
来年になっても私はたいして変われず能力アップもキャパ増量は見込めません。
心意気ではカバーできないことだらけなので、目標は現状維持。
健康第一、そして遊ぶ時間を増やす(笑)!
城への関心が高まり、
これまで取り上げてもらえなかったメディアから声がかかったり、私自身の仕事の幅も広がってきました。
粛々と取り組みたいと思います。
ただ、もう少し執筆に集中できる時間を取れるようには努めなければ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それはさておき、ホントいい城ばかりだった!
2日目は中井先生も初の砦へも行きました。
1城別格ならぬ1城5郭?の城を堪能。
この楽しい城歩きのようすは、城フェスでもご紹介できたらいいなあ、なんて。
写真は天ヶ岳にて。
何を指差しているのかというと…富士山。
景色に合わせると人が映らず、人に合わせると景色が飛ぶ。
では、みなさまよいお年をお迎えください。
- お仕事のこと l
- 14/12/30/19:30
倭城を歩く
『倭城を歩く』を中井均先生と加藤理文先生からご恵贈いただきました!
(中井先生からは抜き刷りも♡)
親友のおふたり、同じタイミングで届きました…仲良すぎ(笑)
…ということで、お礼はこんなお葉書で。
明治時代の城下町図で、2枚でひとつの絵図になります。
去年ご一緒した楽しすぎる思い出が蘇ります…また行きたい。
- お城のこと l
- 14/12/21/23:59
「山城へGO!」刊行記念トークイベントの動画
ジュンク堂池袋本店にて、行われた刊行記念トークイベントの動画が公開されました。
来られなかった方、こちらからどうぞ。
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「萩原さちこ・西股総生著
『今日から歩ける 超入門 山城へGO!』
刊行記念トークイベント
場所/ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時/2014年11月27日(木)19:30 ~
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- お仕事のこと l
- 14/12/19/11:09
「山城へGO!」NHKロケ
新著『今日から歩ける!超入門 山城へGO!』が、
NHKの番組で“話題の書籍”として紹介
ということで、城ロケでした。
著者インタビュー、ちょこっと出ます(私のみ)。
寒くて
写真は、土塁の上を歩く私→山城の中に忽然と現れる書籍、という
どんな映像になるのか楽しみです。
「山城へGO!」の魅力、山城の楽しみ方を知ってもらえる時間になればうれしいです。
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NHK総合「ひるまえほっと」内「いまほんランキング」
首都圏/1月9日(金)11:15頃〜
※突発的な事件・事故・国会中継などニュース発生の場合
※地方局は放送日・時間が異なります
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- お仕事のこと l
- 14/12/15/18:36
小谷城へ
巷でウワサの城ガール隊、私も仲良くさせてもらってます。
中井均先生と行く踏査会に誘っていただきました。
大勢でワイワイ、楽しかったです。
久々の小谷城。朝から真っ白で登城が危ぶまれましたが、
時おり吹雪きながらも大嶽、福寿丸、山﨑丸とまわれてひと安心。
それにしても、小谷城の新たな一面を見た気がしました。
城は行くたび発見があるものだけれど、小谷城はそれが顕著な城のひとつだな、と。
城ガール隊の隊長さんと、よくご一緒にしてくれる隊員さん。
仲良くしてくれているNPO城郭遺産による町づくり協議会のMさんも一緒に。女子女子♡
あ、左の写真は畝状竪堀ポーズです。月所丸の畝状竪堀群で撮りました。
翌日は残留組のみなさんと小堤城山城と星ヶ崎城へ行きました。
年代、地域、文化、技術、技巧性、総合力、時代背景…
さまざまな観点から自分なりに沈思黙考できた有意義な2日間でした。
暗そうに見えたかもしれませぬが心はウキウキでした。相応しい3城でした。
スッキリと新たなもやもやの混在。楽しい。
城ガール隊の隊長さんはステキな人です。
お世話になりっぱなしでした。。楽しい時間をありがとうございました。
- お城のこと l
- 14/12/14/23:59
駿府城カレッジのお知らせ
来年1月24日(土)に静岡市で行われる
「駿府城カレッジ① お城を知ろう!! ~魅惑のお城ワールドへようこそ~」に出演させていただきます。
前田利久先生、加藤理文先生、山本宏司さんと
魅力的な先生方に紛れて私も講演をさせていただき、
先生方に紛れてフリートークもさせていただきます。
なかなか充実の講演内容な上に、無料!
さらに今年4月に復元された坤櫓の入場券もプレゼントだそう。おとくちゃんです。
フリートークのタイトル「気分城々!」というフレーズが気に入っております。
どんな気分城々な話が飛び出すのでしょうか…お楽しみに。
イベントタイトルからもわかるよう、
ビギナーさんが城の魅力に触れられるライトで楽しい講演会です。私も楽しみ。
お時間のある方、ぜひお越しくださいませ。
お申し込み・お問い合わせは上記チラシ記載の静岡市まちづくり公社まで。
- お仕事のこと l
- 14/12/10/10:45
キレイ-神様と待ち合わせした女-
久しぶりに解放された休日でした。
かっぱ橋でお買いものして、大好きな仲間とワイワイ。
そして、本当に楽しみにしていた
大人計画「キレイ-神様と待ち合わせした女-」の最再演!
この作品は本当に好きで、再演のDVDは20回以上見たほど。
この数か月、感情に鈍感だなあとやや病み気味を自覚していたんだけど、
脳から毛穴から心臓あたりから、
わあ〜っと溢れ出ました。なんかが。覚醒。
世の中って、いやもっと個の単位で考えたときの人間って
エグくて悲しくて美しいカオスなものなんだなあ、
それでよくてそれが普通なんだなあ、と。
そして救われるものがそれ以上にたくさんあるんだなあ、と。
こういう感覚がときどきふっと小さく沸き上がるように
生きられたらいいなあと思わせられました。
それができる松尾さん、すごい。俳優さん、すごい。
そしてできるなら与える側になりたい。
ハリコナaは阿部サダさんの好きな役ベスト3に入るので、
そこは複雑だったかな。
カヲルさんの配役に爆笑。そして安定の大人計画俳優陣。
やっぱり大人計画はいいなあ!
そして前も驚いたけど、多部未華子ちゃんはすばらしい!
- 演劇・ライブ・美術館・映画・本 l
- 14/12/06/23:59
朝日新聞大阪「月刊文化+ 城+」に掲載
朝日新聞大阪の11/30付朝刊「月刊文化+ 城+」に掲載されました。
こんなに大きく(しかもカラーで)、城が取り上げられるようになったなんて。
担当の記者さんは歴史専門の方だそうですが、
古代遺跡などが多いようで、長い記者歴の中で城の取材ははじめてなのだそうです。
奈良大の千田学長、滋賀県立大の中井教授と並んでご紹介いただきただただ恐縮。
著書と城フェスのことも載せていただきました。
さすが歴史専門の記者さん(…なんているんですね!)ということで、
ポイントというかツボを押さえてくださってますね。
城フェスにもわざわざお越しいただき、
思うところがあったようで、写真付きで大きく取り上げてくださいました。
短い時間でしたがお話できて、いろいろ思考のヒントと刺激のある記者さんでした。お会いできてよかった。
昨今はあれこれ考えるべきことが増え頭が満タンなのだけれど、
しょせんできることなんて限られているわけで。。
ひとつずつ取り組むのみだな、と自分に言い聞かせる昼下がりなのでした。さて、集中。
鎌倉七口
鎌倉で取材があったので、ささっと終わらせて「鎌倉七口」へ。
今日は2か所、朝夷奈切通と名越切通。
冬は日没が早くて困る…最後は軽くトレイルラン。
鎌倉は、端的にいえば一帯が鎌倉城。
いわゆる中世ヨーロッパや中国にある城塞都市というやつの日本第一号です。
南面は相模湾、ほか3面は山に囲まれている好立地で、
源頼朝が鎌倉幕府を開いたのも、この立地のよさが重要素のひとつだと思う。
だけれど、完全に孤立しては軍事的にもよろしくなく、
なにより人々の往来や物資の運搬ができない。
そこで、東・西・北面の山を削って鎌倉と通じる道をつくったのだ。
「切通(きりとおし)」とは城郭用語としてもよく出てくるもので、
山を削って通した道のこと。
主要な7つの虎口(出入口)が「鎌倉七口」といわれています。
部分的に見ても、地方領主の小さな山城なんかよりよっぽど“城”だ。
高低差も巧みに利用して、つねに崖と共存している感じ。
かなり遠くまで見渡せて、富士山も見えて、相模湾も見えて。
名越から朝比奈まで、はじめて歩いてみました。
今もこれだけ広範囲に状態よく残っているわけだけれど、
守られたり放置されて運良く生き残ったというより、
いまだに手がつけられない、という印象。
だって、ハイランド住宅地のあたりはかなり宅地化しているわけだから。
あれだけ開発されながら、
いまだに肝心の防衛ラインには近づけていないような感じでした。
総構っぽくもあり…、
鎌倉時代にすでに総構的発想があったということか…いや、ちょっと違うか。
日本で城塞都市があまりないのはなぜ?
…大都市が発展しようがないからか、
それに、そもそも日本というのは地方の支配者同士が小規模に攻防し続けていたわけだし。
…などと考えつつ、わくわくしながら歩きました。
結論:鎌倉ってすごい。
今、鎌倉~南北朝時代のことも書かねばならぬ状況のため、
一般書に書かれていないことを思ってしまうと困る(笑)
ご存知の方、よき文献などありましたら教えてください。
名越切通は、衣笠の三浦一族や房総の御家人が往来する、鎌倉から三浦に通ずる古道。
鎌倉七口のなかでも面影がよく残ると思います。
朝比奈切通、やっぱりここはよい。
1240年(延応19)、鎌倉幕府第三代執権の北条泰時が鎌倉と六浦を結ぶ道として開削。
六浦港からの物資輸送の重要路ということでしょう。
六浦付近で採れた塩も運んだらしく「塩の道」としても知られます。
しかし、重要路であるとともに、
鎌倉東部の守る城郭としての性格も持っていただろうところにそそられます。
物資輸送の重要路としてだけでなく、
東側の防衛ライン的な、城的な要素もふんだんに感じます。
朝比奈峠の岩壁に刻まれた磨崖仏や岩盤をくり抜いたやぐら、
陽が暮れかっていたた今日はただただ怖かった。。
鎌倉駅3番からバスで「緑ヶ丘入口」バス停で降り、小坪階段口からスタート。
第一切通に出て、そこから道なりにまんだら堂やぐら群、大切岸、衣張山山頂へ。
(あとで知りましたが、かまくら幼稚園裏手は関東の富士見百景らしい。たしかに絶景)
ハイランドから巡礼古道を進み、報国寺、浄妙寺に出て、
一般道を歩いて(というか時間がなくて軽くジョグ)朝比奈方面へ。
「十二所神社」バス停の脇から朝比奈切通に向かい、
鎌倉側から横浜側に出て「朝比奈」バス停でゴール、というコースでした。
朝比奈バス停からは、金沢八景または鎌倉駅へバスが出ています。
なんかいろいろ行き方やハイキングコースがあるようで。。
私も思っていたコースと違うことに途中で気づき、ちょっと焦りました。
わかりにくいので、備忘録的に載せておきます。参考まで。
鎌倉七口はじめ見どころや特徴などは
不親切な感じでなにも触れていませんが…ご容赦を。ググれば出てきます、たくさん。