【WORK】お城の手帖 戦国武将編
好評につき第2弾!「お城の手帖 戦国武将編」が
2012年7月13日に辰巳出版さんから発売になりました。
巻頭大特集、第2特集などなど、今回は70ページほどがっつり取材&ライティングさせていただいています。
「お城の手帖」は、カメラマンさんが獲り下しをしているという、お城本としてはかーなーりー贅沢なシリーズ。
ライターとしてもとてもやりがいのある、いろんな意味で思い入れのあるお仕事です。
○巻頭大特集 加藤清正と熊本城
○伊達政宗の生涯とゆかりの城
○島原城・原城をめぐる
○関東の城153城
などなど書かせていただいてます。
戦国武将ゆかりの城、というライトタッチな武将企画はくさるほどありますが、
戦国武将と城との関わりを書いた本って全然ないな、と思っているので
今回の企画は
伊達政宗なんかはファンがいるはずですが、おそらく仙台城へ行っても行くだけのはず。
銅像の写真を撮るだけでなく、政宗がつくった仙台城の実態、今も残る片鱗を知ると
もっと楽しくなると思いますよ。
全国の書店、ネットショップで発売中です。ぜひぱらぱらと見てみてくださいませ。
- お仕事のこと l
- 12/07/13/23:59
金沢&名古屋取材2012
金沢へ取材に行ってきました。
そして翌日には名古屋へ取材に行くというまたまた弾丸な1泊2日でした。
金沢と名古屋って、移動できちゃうのね。
東京の人間からすると、全然違う場所にある気がしますが…。位置関係がよくわかりません。
1日いても飽きないどころが時間が足りない金沢城。
久々の金沢、いろいろ感じ発見し考えましたが、気が向いたら語ります。
念願の21世紀美術館に行けたのが今回のうれしいできごと。
沖縄取材2012
琉球王国へ1泊2日の弾丸取材。
せっかく7月の沖縄へ行ったというのに、
ビーチなど行く時間はなく、ひらすらグスク、グスク、グスク。
でも、移動中にちょこりと青い空と広い海を堪能できました。沖縄は空が広くていいですね。
沖縄の歴史は重い。そして深い。
''本島の人''はともかく''日本の人''と面と向かって言われると考えてしまう…。
ちょっと頭が痛くなったけど、キレイな空と海でパワーチャージできました。
本島のお城も「史料がない」はよくあることですが、沖縄の史料は本当になにもない。
史料どころか、沖縄戦で全部失ってしまったんですね。本当に、全部。
名古屋城本丸御殿の障壁画は疎開して無事だったり、
姫路城が無事だったのも、天守を狙われないよう覆って隠したという説があるほどですが(諸説あります)、
こういう言い方は不適切かもしれませんが、沖縄に比べればある種のゆとりがあるということですね。
なんというか、リアルな沖縄の位置付けを感じました。
沖縄の城はグスクといい性質も構造も本島の城とは一線を介すもの。歴史も技術も在り方も全然違う。
琉球石灰岩というやわらかな(でも固くて重い)石材を使った、たなびくような曲線の石垣が特長です。
本島で、総石垣の城の始祖を安土城とするなら、1576年。
しかもこのときは高石垣ではないわけだから、築造技術は比になりませんね。
首里城、今帰仁城、中城城、勝連城、座喜味城の5つのグスクが、
その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)とともに世界遺産登録されているのですが、
首里城以外は人がいなさすぎで残念に思いました。由々しき問題です。
もっと文化財のすばらしさを広めていかないと!
沖縄の方は、いろんなエッセンスを上手に取り込んで、
それをただ真似するのではなく独自のものをつくり出すセンスがあるんですね。
だから独立国家としての文化が確立されていながら、どこかノスタルジーを感じたりするのだと思います。
その話を取材先の方にしたら、
「沖縄は独自のものがないので、他から取り入れるしか手がないのですが…
でも、たしかに取り入れて生み出すのは得意かもしれません」とおっしゃっていました。
グスクだけで一冊本が書けそうな気もするし、
琉球王国の歴史、琉球王国の文化。なにか形にしたいなあと強く強く思ったのでした。
これをいうと沖縄の人に怒られそうですが…
ノウハウがないのか、不向きなのか、あんまり編集が上手じゃなさそうです。
数が少ない訳ではないのにあまりいい資料や文献がないし、まとまりが悪くて読みにくいものが多い。
ネタがあるのにもったいない。
編集者のみなさん、狙い目ですよ(笑)
もちろん、ライター・作家もね。
日本城検定開催記念シンポジウムin東京
日本城検定開催記念シンポジウムin東京 に行ってきました。
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タイトル:「日本の城の魅力を語る」
会場護国寺 天風会館1F(自由席)
シンポジウム内容
小和田哲男 氏:「戦国の城の魅力を語る」
加藤理文 氏:「後北条氏の城」
中井均 氏 :「徳川の城」
鼎談「関東の戦国城郭」
コーディネーター:中井均 氏
講師:小和田哲男 氏、加藤理文 氏、中井均 氏
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こんな豪華な先生方が東京に集結してくださることなんてないです。贅沢!
そして関東ということで北条の城について。
これを書いているのは、実は9月。備忘録的日記なので内容はもう書きませんが
忘れることはない内容でした。
関東出身のくせに北条の城についてまだまだ不勉強なところがある私。
きちんと勉強し直したいジャンルです。
日本城検定の特典小冊子のコラムを書かせていただいてます。
シンポジウム後、楽屋にご挨拶に行ったら、先生方が大盛り上がりしておりました。
少年のような無邪気なお城トークだったのでしょうか。…というちょこっと裏話でした(笑)
- 日々のできごと l
- 12/06/17/23:59
イキウメ「ミッション」
大好きな劇団イキウメ【ミッション】をシアタートラムを観てきました。
今作はかなりよかったぞ。
私も日々、使命について少なからず考えるのだけど
形のないものって空しくて、度をすぎたり方向を見失いやすいんですよね。
でもそういうところが人間らしいところなのだけど。
違う表現や世界に目を向けて自分なりに考えることは大事だなあ、と。
- 日々のできごと l
- 12/05/22/23:59
「日本城検定」の特典がスゴい
いよいよ城ブーム到来!「日本城検定」が開催されます。
6/29までに申し込むと、超豪華な執筆陣によるオリジナル小冊子がもらえます。
小和田哲男先生、中井均先生、三浦正幸先生、加藤理文先生、春風亭昇太師匠などなど、
なんという豪華なラインナップ!!
…で、おこがましすぎることに、実は私も名を連ねさせていただいております。
私の登場はどうでもいいですが、
お金を払ってでも読みたいプレミアムな小冊子なこと間違いなしですね。
お城を正しく楽しく学ぶのにもってこいの参考書籍ですし
お城ファンのステイタスになりそうな検定です。こぞって受けましょっい。
私もこっそり受験します(笑)
ちなみに、実は検定ロゴのディレクションも担当させていただきました。
OFFICE 46megは制作も承っております。
※サイトやコピーはノータッチです
詳細&申し込みはNPO歴史のかたりべさんのHPへ→ ★
- お仕事のこと l
- 12/05/13/04:58
「城メグリストと行く!!新発見!お城入門」参加者募集中
かれこれ1年以上お休みさせていただいていた
ビギナー向けお城めぐりツアー<城メグツアー>が、パワーアップ!
阪急交通社「@時遊人」さんのツアーに登場することになりました。
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「城メグリストと行く!!新発見!お城入門」
第1回 江戸城(5/26、6/9、7/19 ※催行決定)
第2回 八王子城(9〜10月予定)
第3回 忍城(10〜11月予定)
約2.5時間の散策&ランチ付。第1回江戸城ツアーはお試し価格です☆
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江戸城は日本一のお城。さて、何が日本一なのでしょうか?
そのミステリーを解くヒントが、城内のいろんなところに隠されています。
どんなヒントがどこに眠っているのか、レジャー気分で探しにいきましょう。
全国のお城めぐりに応用できるお城見学のポイントもお話します。
●詳細・お申し込み・お問い合わせは阪急交通社さんのサイトから→ ★
たくさんのご参加、お待ち申し上げております。
- お仕事のこと l
- 12/05/09/23:59
【WORK】男の隠れ家
2012年4月27日発売の雑誌【男の隠れ家】6月号でコラムを2本書かせていただきました。
「時代小説と城」というコラムの「火天の城」&「天地人」です。
コンビニにも置いてある雑誌なので、見かけたら立ち読みしてくださいませ。
- お仕事のこと l
- 12/05/08/04:09
天下統一!城攻めナイト
「全国城攻め手帖(メディアファクトリー)」発売記念イベント
天下統一!城攻めナイトに行ってきました。
ゲストはいまあ城好き著名人の筆頭、春風亭昇太師匠。
スライドを使ったトークショー、かなりわかりやすくて会場が一体化してました。
昇太師匠は本当にいつも楽しそうにお城の話をなさいますね。
当たり前すぎて失礼ですが、トークのテンポがすばらしくて時間を忘れるほど話が楽しい。
山城なんて知らない人でも、なにやらワクワクしてしまうのも納得です。
私も少しは表現力をつけたいものです。
ちなみに昇太師匠、「城好きの人」というムード歌謡でCDデビューするそうです(笑)
- 日々のできごと l
- 12/04/10/23:59
小田原城・惣構見学ツアー
「小田原城天守閣木造化を考えるシンポジウム連携プログラム
小田原城・惣構(大外郭)遺構見学ツアー」に参加させていただきました。
あの小田原城の「惣構」を歩けるとは、なんてすばらしい企画なんだ!と勇み足で。
「惣構(そうがまえ)」なんてお城好きでなければ心躍りもしないワードでしょう。
外堀のそのまた外側の外郭、つまり城下町も含めてぐるりと取り込んで覆った防衛線のことです。
小田原城の惣構の総延長は約9km(12kmとも)にも及び、
その規模は中世城郭ではぶっちぎりのNO.1、近世城郭でも江戸城に次ぐNO.2。
城下町までを城域として経済都市をつくり上げれば
たとえ敵が攻め込んでこようとも、国としての機能はすぐにはストップしない。
物資を遠方から運び込まなくても、自給自足の生活だってできてしまう。
1590年の豊臣秀吉の小田原城攻めで、
圧倒的に兵力が劣りながら3ヶ月も籠城に持ちこたえたのは、惣構のおかげでしょう。
(ちょっと過信していたのが敗因でしょうけど)
小田原城というと桜の名所、関東には珍しく天守のある城、くらいのイメージかもしれませんが、
中世屈指の築城技術を持つ後北条氏の本城。
そのあたりの秀逸さが全く知られていないのはちょっと残念ですね。
意外と残っていた、惣構の遺構。
パーツは見応えがあり解説も興味深かったのですが、縄張図がなかったのが残念。
城ファンとしては、縄張をきちんと見たかったです。
広大なだけに距離感がつかめませんし、地元民でないので位置が不明でした。
本来の目的であるはずの<天守の木造再建化>について一切話がなかったのは残念でした。
前日のシンポジウムでお話があったのかもしれませんが、
なぜ木造化を目指すのか、必要性や問題点を私は聞きたかったです。
そもそも天守再建の重要性を理解してもらわないことには
木造だろうが鉄コンだろうが協力を得られないと思うんですよね。
城の保存維持事情は、興味のある人とない人の温度差が激しいですもん。
桜がキレイでございました。
- お城のこと l
- 12/04/09/23:59