城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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GKI in 涁

魚介LOVERの集い<club GKI>のお魚ナイトは、念願の【魚介三昧 涁】開催。
お隣のご実家が魚屋さんという、感動しないはずがないお魚料理店です。

メインは、予約必須の「金目鯛のしゃぶしゃぶ」。いや~、美味でした!
お刺身盛り合わせ、銀ムツの煮付け、厚岸生牡蠣、ホタルイカの一夜干しなどなど。
写真は、キンメしゃぶしゃぶを稲庭うどんで〆た後、
さらにぺろりと平らげた、名物「秋刀魚で焼いた焼きおにぎり」。
ごま、シソ、じゃこなどが入った混ぜごはんを秋刀魚で巻きて焼いた絶品です。
「食べきれなかったらお持ち帰りできますよ」の言葉に後押しされてオーダーしましたが、
誰ひとり持ち帰った人はいませんでした。。

おいしいお魚と日本酒をいただきながら、
仕事のことや趣味のことなど、魅力的な人たちと楽しいトーク。充実した夜でした。

結婚式♪

同級生K氏の結婚式。
K氏は実家もご近所、今住んでいる家もご近所。
引っ越すたびに数百メートルずつ近くなるという、どちらかがストーカーとしか思えない間柄でしたが、
そんなK氏もこんなにキレイでかわいいお嫁さんをもらうことに。めでたい!!
もう、めでたいから写真載せまくるね。

 


家族、親戚、友人知人を大切にする2人の人柄とおもてなしの心が伝わる
あたたかくステキな式&披露宴&二次会でした。

乾杯後、私より先に料理を食べだした新郎新婦が微笑ましすぎました(笑)
がっつきすぎではないか!
老夫婦になっても、こうして仲良くゴハンを食べているのでしょう。

 


グルメでセンスがよいK氏。
披露宴はCANOVIANO AOYAMA。
料理がすべておいしい!デザートプレートの内容は人によって違うし!引き菓子もおいしかった!
テーブルコーデも、シンプルながらナイスなセンスだったな。
そしてこれは奥さんセレクトだと思いますが、引き出物がすばらしかった。
iittala、ARABIA、marinecco大好きな私にはたまりません〜☆

 

今日は式にも列席ということで、こちらのお着物。
小紋ですが、訪問着っぽくも見えるものです。帯は華やかに、扇太鼓。
ヘアはかれこれ8年くらい髪を切ってもらっている
A10 OMOTESANDOのJUNさんにアレンジしてもらいました。JUNさんありがとー。

滋賀&京都ゆるり

お勉強モードから解き放たれ、最終日はのんびり湖南&湖西で琵琶湖周辺をドライブ。

 




大津城、膳所城、白髭神社、大溝城、坂本城、比叡山延暦寺に行ってきました。
滋賀県の方がおだやかで親切なのは、この広くておだやかな琵琶湖を毎日見ているからな気がします。
人のつながりを大切にする方が多い気がします。だから、また行きたくなる。

 

ユネスコ世界文化遺産の比叡山。やはり延暦寺の根本中堂は素晴らしかった。
1200年守られ続ける不滅の法灯は神秘的。各々が心にほのかな灯火を持ち帰ることができます。
途中からだったのですが、「間を取ること」のお話を聞いてきました。
順境のときも、逆境のときも、何もないときも。
人のせいにしていないか、責任と誠意を持って取り組んでいるか、人を思いやれているか。
いかなるときも一歩踏みとどまり、自信の言動を振り返るとともに周囲を見ること。
当たり前のことですが、ハッとさせられるお言葉でした。

 

夜は京都に移動して、京都のお友達と楽し〜い京都ナイト。
清水寺&広大寺&知恩院の夜間ライトアップめぐりをして、乾杯!

 

京都ではポピュラーだという「よこわ」のお造りをいただきました。
全国区ではないことにびっくりしていましたけれど、初めて食べたし、初耳。
クロマグロの幼魚のことらしく、赤身とも中トロとも違う味わい。
とろんとまろやか、でもしつこさがなくて飽きのこないおいしさでした。
ブリしゃぶも、京都ではホームパーティーのメニューになるほどポピュラーなのだそうです。

お酒は伏見の竹酒というのをいただきました。さっぱり。
次回は「ぐじ」というこれまた初耳の京都フードを指南してもらう予定。
まだまだ日本には知らないことがいっぱいだなあ!

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安土のほんまもんツアー【日本最大級の山城 観音寺城を歩く】

安土のほんまもんツアー2011【日本最大級の山城 観音寺城を歩く】に参加してきました。

中世城郭のスペシャリスト、滋賀県立大学人間文化学部准教授の中井均先生の解説で観音寺城を歩くというスペシャルな1日!
前回の【小和田哲男先生と歩く安土城】もかなり贅沢なツアーでしたが、
またしてもこんな夢のようなプランを実現するとは、安土観光協会さん、すばらしい!

前日は浜松で講演を聞き、翌朝には滋賀で出迎える。
私、まるで中井先生の追っかけのようでした(笑)
今日はたっくさんお話できて楽しかったですー。
中井先生の説明は要点がまとまっていて、トークのテンポがよく私の頭に入りやすい。
そして、さすが関西の方(大阪ご出身)といいますか、ちょいちょいおもしろネタを挟まずにはいられないようで、楽しいです。
こんなことをいうのは失礼かもしれませんが、山城にいるときは本当に楽しそうで、まるで少年のようなんですよね。
私の職業まで覚えてくださっていて、記憶力もよいのでしょうが、
人のつながりを大事にされていて、まず人がお好きなんだなあ、と思いました。

 


以前は時間のない中でさら〜っと見学に終わってしまったので、少し時間をかけて歩けた観音寺城。
といっても広大な敷地なので、今日歩けたのもほんの一部。
写真(上段左上)のレプリカでいうと、左の小さな山が安土城で、右の大きな山が観音寺城。
安土城でキツい方は、観音寺城はかなりハードです。

 




観音寺城は、日本で最初の総石垣の城とされている安土城以前に存在した、
安土城の目と鼻の先に位置する、石垣のある山城。
そして、城が軍事施設だった戦国期において
近江守護佐々木氏が居を構えたこと山上都市であったことが研究上断定できる
ミステリアスで貴重な中世の山城です。
なぜ、できたのか?安土城との違いや関係性は?中世城郭としての特徴は?存在意義は?技術的なポイントは?
疑問と感心が尽きない、山城好きならもう大コーフンの城なのです。

山城に慣れてくると審美眼みたいなものが養われきて、
素人さんなら素通りするただの道のあちらこちらに城郭のかけらを発見できるようになりますが、
やはりまだまだ気づかないことやわからないことだらけで、発見と驚きの連続。
専門的な考察はできませんし、先生のそういったお話にはうなずき感心するばかりでした。

暗渠や開渠、埋門や門跡を部分的に見るだけでなく、そこから全体像を考察したり、
山全体から縄張りや曲輪の存在意義を見ていけたのがとてもおもしろかったです。

 



コースは石坂→観音正寺→観音寺城跡→教林坊。
城内は御屋形跡、布施淡路丸、三の丸、本丸、平井丸、池田丸というコース。
本丸が頂上にないという極めて稀な城ですが(かつて観音寺があったという推察が深まる一因)、
頂上にもいずれ行ってみたいものです。

ランチは、治産地消の安土弁当。
安土商工会安土献立部会さんによる特別メニューです。
赤こんにゃく、ニジマスの甘露煮、琵琶湖産川魚煮、近江牛のしぐれ煮のほか、
湖魚と地場野菜の揚げ物、地鶏の串焼き、老蘇産もみじ玉子の出し巻き、そして私の大好きな丁字麩も。
安土はうまいもんもいっぱいです。

 

滋賀には1,300の城があり、とても制覇しきれません。
(※滋賀に限らず、各県1000くらい城があるといわれます)
安土の夕陽を見ながら、「ああ、滋賀に住みたい!」とまたしても思ったのでありました。

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第18回全国山城サミット in浜松

【第18回全国山城サミット連絡協議会 浜松大会】に行ってきました。
サブタイトルは<徳川・武田争奪の城郭群を生かしたまちづくり>。
前日の日記で述べた通り、静岡には移り変わりと変化の激しいすばらしい城があふれています。

内容はざっと、
・小和田哲男先生の基調講演「徳川・武田の抗争と遠州の山城」
・加盟自治体による全国の山城紹介など
・シンポジウム
 浜松市文化財課「二俣城・鳥羽山城における近年の調査成果について」
 中井均先生「徳川・武田・今川が競った城郭郡を活かしたまちづくり」
 加藤理文先生「高根城の復元整備とまちおこし」
 辰巳均さん「国民文化祭・城跡フェスティバルの経験」
・パネルディスカッション
と、それはそれはもう、興味のつきない学び多き1日でした。

城の専門的な話に食い入るように聞き入ったのはもちろんなのですが、
行政向けの<文化財を生かしたまちづくり>の議論に思いのほか聞き入ってしまいました。
人間ひとりひとりが《財を持つひとつの社会・企業である》と考えるならば、
地域活性化のファクターには共通事項が隠されている。
いかに効率よく仕事をまわし、人生を豊かにしていくかのヒントが。

それにしても、知識や経験を増やすことも必要ですが、人の話を聞き考えることも大切ですね。
背中をバシーンと叩かれた気分でした。

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静岡の城めぐり

山城サミットに先立ち、駿河城、田中城、掛川城、浜松城、二俣城、鳥羽山城をくるり。

 





群雄割拠の時代、駿河・三河・遠江が今川氏から徳川氏のものへと変わるまで、
東海地方では約10年間武田VS徳川のの攻防が続くわけですが、
その時代を中心として城郭も変化し、今川、武田、徳川、豊臣と、
名立たる名将が奪い合い手を入れていきます。
その変貌を追うのがまたおもしろい。

静岡は軍事施設としての名城がたくさんあるだけでなく、
中世山城の調査もいち早く行うなど、文化財の保存整備事業がすばらしい!
それなのにいまいち知名度が低いのは、歴史的な派手さのなさ、家康不人気、
ぐいぐい前に出ない県民性のせいなのでしょうか・・・。

ひとまず次回は犬居城&丸子城に行きたいー。
諏訪原城、山中城、高天神城も再訪希望。

 

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高知3城めぐり

小豆島からびゅーっと移動して、高知に寄ってきました。
先日高知城の原稿を書いていて不明なことがあったので、ちょいと調べに。
高知城、今回は時間をかけてじっくり登城できました。

  

その後歴史博物館など寄りつつ、岡豊城&浦戸城へ。
桂浜の素晴らしい夕陽で1日を終えました。今日も晴れ女でした。

 






レビューはいずれ書きます、という決意表明を匂わす写真たち。

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小豆島 石の歴史シンポジウム

小豆島 石の歴史シンポジウム
「大坂城の石垣普請と瀬戸内の石切丁場」
~世界最大級の大坂城石垣を支えた島石の魅力を求めて~
に参加してきました。

5日は、シンポジウム。各分野のスペシャリストによる基調講演やパネルディスカッション。
6日は、石切丁場跡をめぐる「石の道探訪」と、瀬戸内の海と石をめぐる「石の里クルージング」。





石の写真ばかり載せられても、さっぱりなんのことやらわからないことでしょう。
ああ、1枚1枚ストーリーがあるんですが。しかも、かなり厳選の写真なんですが。
濃密すぎる石の歴史、いずれ書きたいなあ。ちゃんと記事を書きたい。

ひと言でいうと、「大坂城の石垣はスゴイ!」ってことです(ざっくり)。
歴史的石造構造物として価値があり、現代の専門家から見ても技術面で学ぶことが多いそう。
姫路城は世界“文化”遺産なんですが、大坂城はポイントというか存在意義がベツモノで、
世界“土木”遺産として価値がある、というのが結論です。

城を支える石材の魅力と、石材からひも解く城郭史のおもしろさ、
土木遺産の価値についてしみじみと考えさせられました。

このイベント、今年が大坂城天守閣復興80周年ということにちなむようで、
大坂城の石垣の材料である小豆島の上質な石とその文化を掘り下げる企画。
大坂城は「太閤さんの城」などと言われていますが、
秀吉時代の大坂城は地下に埋まっていて、現在の姿は徳川時代のもの(天守は昭和です)。
徳川秀忠の命による天下普請、つまりは現代でいえば国の一大事業なわけで、
一大名が築いた城とは比べ物にならないほど、いろんな意味でハイレベル。
そして、その背景にはおもしろい情勢や人の動きがあるわけです。

文化財として世界遺産レベルの価値があるかどうかは私には判断できませんが、
国指定の遺産がありながら、まったく知られていないのがもったいないなあ、と思いました。
たいていの人が、小豆島=オリーブ&醤油、では?
城や歴史や島や石が好きかとかではなく、観光地としても知名度の低さは否めない。
歴史好きが「こりゃスゴい!歴史的価値がある!」と叫んでいても、
マニアの世界のマニアトークでしかないんですよね。
何事も、価値を伝える、知ってもらうというのは、道のりが長く難しいですね。

宿泊した旅館が先生方と同じで、移動のマイクロバスも先生とご一緒!
車内で繰り広げられる先生方のストーントークはアツいものがありました。
わかりやすく説明してくださり、勉強になるというより、感心と発見の連続でワクワク。
先生方の専門分野が違うので、石材としての魅力、力学的な観点、歴史的な意味などなど
サイドストーリーもさまざまでとても楽しかったです。

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「そだての住人」募集中

10/29&30の「東日本大震災復興祭2011~子供たちの未来のために~」
Food Relation Network×東の食の会 supported by ap bank / kurkku / CAFE COMPANY の
宮城県石巻市雄勝町「漁師の会社 OH!GUTS(オーガッツ)」さんブースのお手伝いのもよう。

私にとっては、小中学生との青空料理教室が楽しい思い出になりました。
(東北支援ネットワークはぐみSさん、写真載せさせていただきました)
石づきを取っているのが私なんですが、小房分けとピーマンの種取りなどを手伝ってもらったのです。
最近の小中学生男子は、家でもちゃんとお手伝いするらしく感心。
「100円もらえるから」と、経済観念もしっかりしているようです。
2人とも利発で素直でなかなかイケメンなので、
このままスレずに成長すれば、仕事も料理もできるモテ男になるんでしょうな、とお姉さんは思いました。
職業年齢を越えていろんな人に出会うのは楽しいです。

 

   

で、OH!GUTSブース。
なんと!朝獲れたばかりの秋鮭を車で運び、調理して提供。しかも激安ということで大盛況でした。
ちなみに全然関係ないですが、秋田では鮭の白子のことを「ダダミ」というそうです。

OH!GUTSさんのプロジェクトはTV番組でも多く取り上げられているのでご存知の方もいるかもしれませんが、
「そだての住人」を募集しています。
牡蠣や銀鮭を育てる作業を見学したり、実際に作業にも加わることもできる、新しい養殖オーナー制度。
牡蠣、ホヤ、帆立、銀鮭から選べます。
「そだての住人」について詳しくはこちら→ ★ 

私も住人になりました。興味のある方はぜひ。
ボラ仲間が毎週のようにお手伝いに行っていますので、そちらもご興味のある方はお声がけください。
一度炊き出しでお邪魔しましたが、雄勝町は本当に美しいところですよ。

 

今週末は漁師メシをどうぞ

10月29日&30日の2日間、「東日本大震災復興祭2011~子供たちの未来のために~」が
国立代々木競技場一帯の会場にて開催されます。
音楽関係5団体が発起団体となり、<音楽、お笑い、食>の力で復興支援を行うイベントです。

Food Relation Network×東の食の会 supported by ap bank / kurkku / CAFE COMPANYに「漁師の会社 ohガッツ!」さんも出店。
雄勝の漁師さんが、獲れ立ての秋鮭を振舞ってくれます。

私は30日(日)9:00〜15:00まで「 ohガッツ!」ブースでお手伝いしてます。
秋鮭あら汁、秋鮭ちゃんちゃん焼き、いくらこぼれご飯の料理補助をしているか、
商人のように物販に精を出しているか、
何の役にも立たず大漁旗を振り回しているかのいずれかです。

ブースは国立代々木競技場オリンピックプラザ「 東の屋台」ストリート。
ランチがてらお越しください♪

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