城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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井深城→稲倉城→埴原城!

今日は井深城→稲倉城→埴原城。

大きくカテゴライズすると、構造、技術、価値観などなど、
勢力的なものも含めておのずと地域的な括りが出てくる。
しかし、それでも説明しきれない小さな違いが溢れまくっていて、
相違と共通がカオスに絡み合っている。
だから、城とは実に個性的なのだと思う。
そのことを改めて思い知り、考えた2城+1でした。

その背景にある人と時間の動きをもっと追求したいな。
人の介入なくして発展はないのだから。

はぁ、本当にとてもとても楽しい3日間でした。
松本の城が好きでたまりません。
3日間、本当にありがとうございましたー!

 

北熊井城

北熊井城。

この地域には、こんな地形を生かしたこんな城たちもいるのか!
深いなあ。。

複郭と見せかけて、研ぎ澄ますと単郭+αという発想か。

今日もしあわせでございました。

 

武居城→妙義山城!

楽しみにしていた松本3days。
今日は朝日村の武居城→塩尻の妙義山城へ。
初日から満足メーターMAX!

ああ、今日はいろいろ楽しかったなあ!

今日のメニューは武居城→妙義山城。
いずれもとても見応えのある城でした。

 

今帰仁城の記事

奇跡の城たる理由を書きました。
ミームングスクとシニグンニも見るといいですよ。

大崩落した石垣を見たときは、身をえぐられたような気持ちに…。
しかしそれでも、今帰仁城は美しくすばらしかったです。

朝日新聞デジタル&TRAVEL 連載「城旅へようこそ」
※毎週月曜更新、無料

「青い海を見下ろせる奇跡のグスク 今帰仁城」→

 

江戸城の講演会

2019年3月31日(日)13:00~16:00、

一般財団法人江戸・東京歴史文化ルネッサンスの会様で講演させていただきます。

「お城へ行こう!~城めぐりの楽しみと江戸城の魅力~」。

後藤さんとの対談がとても楽しみです。

ぜひお越しください。

千代田区区民ホールにて、先着100名。2,000円。

早稲田大学公開講座「続日本100名城の歩き方」

早稲田大学公開講座、今年も開講させていただきます。

今期のテーマは「続日本100名城の歩き方」(全4回)。
続日本100名城を取り上げつつ、日本の城を体系的に知る講座にしたいと思います。

これから城をまわってみようかなという初心者の方でもOKの内容です。

平日夜の時間帯です。ぜひお越しください。

詳細・お申し込みは早稲田大学エクステンションセンターさんへ →

 

江東区中川船番所資料館「こども歴史くらぶ お城博士になろう!」

日本城郭協会主催「城の自由研究コンテスト」の審査員を務めたり
全国各地で城や地域の実情に触れる日々の中で、
「地域の子供たちに城の魅力を伝える活動をすべきなのではないか」とあれこれ考えつつ、
「いや、目の前のこともできていないし…。安易に広げるべきではないな」と結論づいていた昨年。
こういうことを考えていると、自然にお話が飛び込んでくるもので。

小学生向けの連続講座をしてみることになりました。
江東区中川船番所資料館「こども歴史くらぶ お城博士になろう!」(全4回)

小学3~6年生対象です。
土曜日の午前中、楽しい時間の中で城や地域の歴史について興味を持つきっかけになればと思います。
気軽に遊びに来てもらえれば。

詳細・お申し込みは江東区中川船番所資料館さんへ →

 

江東区砂町文化センター「わくわく!!城講座 ~江戸・東京の城を中心に~」

江東区砂町文化センターさんの講座、今年もさせていただきます。

【前期】わくわく!!城講座 ~江戸・東京の城を中心に~(全3回、後期全3回)

今年は前期3回、後期3回(秋)の計6回。前期のみ、後期のみの受講も可能です。
前期の現地見学は江戸城、後期は滝山城を予定しています。

前期、まだ残席あるようです。
お申込みは3/24まで。

詳細・お申し込みは江東区砂町文化センターさんへ →

 

南山城を取材

南山城を取材させていただきました。

発掘調査前の南山城に感じたものが先人の気配だとしたら、今の状態には息吹を感じる。
それくらい、山城の本質がむき出しで思考が生々しい。
コンパクトだけれど理路整然と、何をしたいのかよくわかる。

規模のわりに出土遺物多し。
土木量すさまじ。
緊張感ときどき生活感、という息吹。
その背景にある時間のうねり。

しかし、構造的な類似例は思い浮かばず全体的にはふんわりで、
改変の段階は今日の私には掴めませんでした。
毛利本筋なのか、高梁川以東の国衆による改変か…。
そもそも、勢力毎の明確すぎる分類に違和感があるのだけれど、
地方領主にここまでできるのかどうかはケースバイケース。
もっと知見を深めてもっともっと地域の城を歩かないとわからないのだろうな、と。
来月、少しだけ重ね歩いてみようと思います。

ちなみに、今日思いがけずご案内いただいた黒山城もよき城でした。
天正11年以降の宇喜多か。

 

この城は消滅してしまうけれど、だからこそ価値あるものだと伝えたい。
そのために自分にできることがあると思いたい。
発掘調査中でもあり、すぐにプロットがまとまらないのだけど…なにかをひねり出したいな。
そういう場をまだつくれていないないのも悔しい。
まだまだやることたくさんだ。

今回の記事は朝日新聞デジタルの連載でね。

 

最後に。
岡山の人はどこまでもあたたかいな。
真備、倉敷、岡山のみなさんに、これからはずっと平穏な毎日が訪れますように。

 

下津井城

心ときめくザ・破城。

 

現地の説明板には一国一城令が理由とあるけれど、
年を考えると島原・天草一揆の影響なのでしょうな。