城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。著書「わくわく城めぐり」(山と渓谷社)「日本100名城めぐりの旅」(学研)「お城へ行こう!」(岩波書店)「図説・戦う城の科学」(サイエンス・アイ新書)ほか。共著、連載多数。メディア・イベント出演、講演、講座のほか、城フェス実行委員長もしています。
城メグ日記は、お城のあれこれから関係ないことまで語る、萩原さちこのblogです。

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春風亭昇太のおも城ばなしと落語会

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三笠署長と敬礼!

「春風亭昇太のおも城ばなしと落語会」。
師匠と三原城&城トークさせていただきました。
ご来場のみなさま、ありがとうございました。

ドラマのせいで(小さな巨人の三笠署長役)
実は悪人なのでは…という疑念がむくむく。
「うかうかしてると座布団全部持っていかれるぜ!」
と身構えてやりましたが、
今日もたのしくやさしい師匠でした。

…そもそも1枚も座布団もらったことないけどね。

 

メインは落語会なので、昇太さん(&弟子の昇市さん)の落語を袖で聞けるといううれしすぎる1日。
私は落語は詳しくないのだけれど、ただひたすら、昇太さんすごいなあ、といつも思う。
超越しすぎていてこんな安っぽい感想でしか表現できないのがあれだけれども。
こんなふうに一緒に写真を撮ってくれる昇太さんとも、
ステージ上で隣に立ってお城トークをしている昇太さんとも、別人のよう。
ちょっと神がかって見えます。
いろいろなことが、この時間にすべて集約されているのだなあと思います。
生の落語、いいなあ。とにかく楽しいこの空間、すごく好き!

おも城ばなしには、広島大学博物館の佐藤大規先生もご登壇。
お会いできてとってもうれしかった!
その上、私のことを知っていてくださっていて感激しました。
とってもかっこいいクリアファイルまでいただきました。

 

美濃金山城第6次発掘調査 – 打ち合せ(中井研究室)

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昨年の「山城へ行こう!」や「城フェス」でもお世話になっている、岐阜県可児市さま。
国史跡・美濃金山城では、今年9月に第6次発掘調査が行われるのですが、
私も、調査員として現場に入れていただけることになりました。

近年、発掘調査後の現地説明会に訪れる城ファンの数は激増していますが、
現地説明会で公式の成果を聞けることはあっても、
発掘調査の目的や方法、経緯や結論以外の可能性を知る機会はなく、
そもそも発掘調査とは何か、よくわからないのが実態ではないかと思います。

学術的な難しいことはさておき。
地域の方や一般の城ファンがもっと城を理解し、城を楽しむヒントが、発掘調査にもあるのではないかと。
せっかく勉強の機会をいただいたので、
傍らにその部分を取材させてもらい、私なりにアウトプットできればと思っています。

実質的な始動日となる今日はまず、整備委員長で顧問の滋賀県立大学教授・中井均先生のもとで、
調査についてのお打ち合わせでした。
調査部分と目的、調査手順、スケジュールなどの確認。

どんなリポートをしていこうか、どう発信していこうか。
私なりにどうまとめていこうか、模索中です。

開かれた発掘調査を、とのことで、見学は随時OKだそう。
私も9月はけっこう可児市に入り浸る予定です。ぜひお越しください。

憧れの中井研究室に行けて幸せでした。

 

米沢城と館山城へ

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米沢城へ取材に行ったので、併せて館山城へも行ってきました。
昨年3月に国指定史跡になり、
なかなかすごかったよー、と中井均先生からもうかがっていたのです。

山上はかつて礫(ほぼ川原石)で埋め尽くされていて、
それらをどけてみたら、ものすごい枡形虎口まで出てきたという発見のあった城です。
一面の川原石は裏込石で、
築石はどこか(米沢城と御堂か?)に運ばれ、中身が散乱しまくっているという状態でした。

2か所の枡形虎口はもちろんのこと
発掘調査では山麓の居館も発掘調査がされており、
伊達氏時代にはかなり広大な城館だったこと、その全容が解明されつつあります。
伊達政宗の生誕地がこれまで通説とされていた米沢城ではなく、
館山城であるとわかったのは、一般の歴史ファンにとっても衝撃的な発見ですね。

館山御館が伊達氏当主の城館で、
館山1丁目と2丁目の間に「一の坂」という立て看板があり、
看板の坂下までが館山平城の城域のよう。
山城(要害)がいわゆる館山城跡となっている丘陵の突端部分で、
館山東館と館山北館が根小屋、さらに避難所らしき館山南館があります。広大!

 

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館山城跡保存会さんのおもてなしマインドがすばらしい!

で、保存会で制作した冊子を購入したくお電話したところ、
事務局長のご自宅にお邪魔するといういきさつに。。
お話もできて、有意義な時間となりました。
小野里事務局長、ありがとうございました!
楽しみながら、しかし真剣に学び活動されているご様子に感服いたしました。

 

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ところで、教育委員会と保存会では見解に決定的な違いがあり。
双方の冊子に詳しく載っているのですが、なかなか興味深いものでした。

山城(要害)の石垣について、
教育委員会ではその精度から慶長期(=上杉氏による改変)であり、
その他の発掘調査の成果から伊達時代の城を上杉が改変したもの、という解釈ですが、
保存会では上杉氏の介入はなく、伊達氏のみの築造ではないか、というもの。

残存する石垣の加工や積み方を見る限りは慶長期ですし、
土塁上まで7石ほど高さがあるとしたら、これも慶長期でないと難しい。
上杉氏入封のタイミングは戦う城を構築するのは当然な時期で、
国境警備を目的としたこの城の改変はなんら不思議はない。

上杉氏が館山城の普請を行った記録はないため(ゆえに大発見となったわけですが)
慶長14年の「直江城州書簡」には6月の書状で
館山城を指すとは断定できないものの普請中断・破城の指示とも解釈できる記述があることから、
上杉氏の関与をにおわすものがまったくないわけではない。
やはり、教育委員会の見解が現実的かなあと個人的には思いました。

ただ、保存会事務局長曰く、近隣のいくつかの伊達の城にも似た石垣があるそうで。
これらの城を見ていないので現時点ではなんとも言えないけれど、
もしその関連性が立証できるのであれば、可能性がなきにしもあらずなわけで、
おもしろいなあと思いました。

しかしながら、教育委員会の資料をよく読んでみると、
東側の曲輪(1郭)西側の枡形虎口は石垣の下層に堀切が埋まっていることも判明し、
Ⅱ郭西側も巨大な堀切を改変して石垣が積まれ枡形虎口が構築されているのだとか。
このあたりからしても、やはり現状では上杉の改変とする解釈に説得力がありそうです。

ともあれ、いくつかの変遷があることは間違いなく、
謎がいっぱいで想像するのが楽しく、解明が待ち遠しい城であることには変わりません。
時代に応じて範囲や構造、使われ方、中心部も変わっていった城なのだと思います。
近隣の山々にも伊達氏時代の支城が確認されているとのことで、
そのあたりの連携も、訪れてみてから自分なりに考えてみたいなあと思いました。
もちろん、保存会事務局長から伺った支城たち、
北へ1.5kmほどの石切山(採石場)も明確に確認できるそうなので、もちろんここも。

 

盛岡城築城420年記念 歴史講演会

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盛岡で講演でした。

織豊系城郭のなかの盛岡城、をテーマに
盛岡城の魅力を語らせていただきました。

満員御礼!
たくさんのご来場ありがとうございました。
大きな会場で、スタッフのみなさんのご準備・ご配慮にも感謝です。

小和田先生の本を読んで育った私、
こんなふうに名前が並ぶのは恐れ多い…。
今日もよい経験をさせていただきました。
また明日からがんばれます。

 

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小和田先生とは、東京駅から盛岡駅までの新幹線もご一緒で。
前日に恵贈いただいた小和田先生ご監修の本を読もうと思いましたが、
お隣におられるので緊張してあまり頭に入りませんでした…
(と言いつつ爆睡したけど)

夜の盛岡の銘酒「あさ開」を飲みつつお話をうかがえて幸せな1日でした。

「ウチくる?」は5/7(日)放送

フジテレビ「ウチくる!?」
春風亭昇太師匠ゲストの回、予告動画が公開されました。
私も1秒ほど出てますぜ…見逃すな!(笑)

5月7日(日)12:00〜13:00 放送です。

せっかく江戸城外堀クルージングしておきながら
ほぼ関係ない話を終始していた記憶もありますが…(笑)、
江戸城のことはそれなりに取り上げていただけそうな予感。
ぜひご覧ください!

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春風亭昇太と行く江戸満喫ツアー▽城マニアが教える江戸城跡をクルージング
▽藤原紀香と蕎麦打ち体験&結婚生活(秘)趣味▽弟子が証言裏の顔が明らかに▽柳家花緑
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予告動画はこちら→

加越国境の城へ

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先週のことですが、新刊に加越国境の城のことを書き、
ちょっと確認したいことがあったので再び行ってきました。

そして、朝日新聞デジタル&TRAVELの取材で、加賀一向一揆ゆかりの城も久々に。

堅田城→切山城→松根城→一乗寺城→朝日山城
加賀荒山城→鷹巣城→鳥越城→二曲城→虚空蔵城→和田山城

2日間だと、これが限界!
そして、取材目的だと効率が悪い…。

なかなか行きたい城すべてには行けませぬな。
しかし、快晴のもとこれだけ行ければ十分か。贅沢言ってはいけません。

新刊ではさほど語れるわけでもなく、
どうしても代表的な松根城・切山城がメインになってしまっているのですが、
改めて、一乗寺城っていいなあ、と。
中・上級である程度山城を歩きまわって立地や縄張を堪能したい人にはこちらでしょうか。

そうそう、鷹巣城に初めて行けたのですが、すばらしいじゃないか!
やっぱり織豊系の手が入ったものは、単純に見ごたえがあって興奮しますね。

…と思い起こしていたら、
なかなかバリエーション豊かな感じでまわれたことに気づきました。
じっくり書きたい城ばかり。

 

烽火台と城めぐり

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ダム好きと狼煙台好きの心を同時に揺さぶる1枚。

新刊で書いた烽火台の確認に。
…といいつつ、ささっと終わらせて、城と砦めぐり。
そっちに時間をかけすぎて、烽火台がおろそかになったのは内緒です。

谷戸城→旭山砦→若神子城→若神子北城→獅子吼城→大渡烽火台跡→比志烽火台→前の山烽火台

獅子吼城は何度行ってもすばらしいな!!
すでに、また行きたい(笑)

個人的には旭山砦もすばらしいと思います。
武田〜天正壬申の乱が好きなら、この周辺の城と砦はたまりません。

 

新刊「城めぐり手帖 戦国武将・合戦編」発売

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2017年4月27日(木)、12冊目の著書となる
「城めぐり手帖 戦国武将・合戦編」が技術評論社さんから発売されました!

昨年11月発売の「城めぐり手帖 現存天守編」に続き、早くもシリーズ化です。
並んでいるとうれしい!かわいい。

基本情報や撮影ポイント、見どころやマップを掲載したガイドページと
計画や登城の記録、スタンプを押せるノートページで構成されてます。
今回も、ビギナー向けの30城をセレクトしました。
はからずも続日本100名城に選ばれた城もいくつか載っています。

前回の「現存天守編」が好評でして。
技術評論社さんは手帳などを多く手がけている会社さんで、
当たり前ですが専門知識やノウハウがあり、つくっていて楽しいわけです。
で、細やかな編集さんに相談しながら、私なりに細かな使い勝手にこだわったのですが、
そんな小さなこだわりに気づき褒められることが予想外に多くて、
ものすごくうれしかったです。

楽しく、使ってもらえればよいのですけれどね。

城めぐりのおともに、
城好きな人へのプレゼントにぜひどうぞ。

 

「日本100名城めぐりの旅」重版出来

名称未設定

3月30日に発売された拙著「日本100名城めぐりの旅」が重版となりました!
2刷はGW明け頃から並びます。

この本は諸事情から、初版部数が単行本としては異常に多かったんです。
しかも、2013年に出版して5刷となっている拙著(ph左)の改訂版なので、
もうすでにそこそこ出回っているわけで。

出版社さん、そんなに刷って大損害にならないんでしょうか…と、
ハラハラしていたので安心しました。

増刷部数もすごい!びっくりしています。
日本100名城、まだまだ大人気らしいですよ。
お城に関心を持ってもらえてうれしいです。
城めぐりのおともにぜひどうぞ。

 

続日本100名城の本も、いずれ書けたらいいなあ、と。
違う構成で、好きな城を中心に。。

 

「江戸城の全貌」重版出来

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拙著「江戸城の全貌」、4月18日に重版しました。

商業出版におけるあれこれ、いろいろ。
この本が具現化したことは、私にとってちょっとした事件でした。
そんなに売れないだろうと思っていたし、出版社もそう思っていたはず。

ともあれ物書きの端くれとして、多くの方に読んでいただけたことはなによりうれしく、
この類の本が受け入れられる世の到来はよろこばしい限りです。

こつこつと、最低限でも結果を出せば道は開けるな。

ありがとうございます。