夢に挑む コレクションの軌跡 展
愛してやまないサントリー美術館。
開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」I
「夢に挑む コレクションの軌跡—新収蔵品初公開と名品勢揃い」展 へ行ってきました。
序章:コレクション誕生—ゼロからのスタート
第1章:漆工—暮らしに寄り添う器たち
第2章:日本のガラス 朝倉コレクションを中心に—世界に誇るガラスコレクション
第3章:屏風と御伽草子—暮らしを彩った絵画
第4章:陶磁器の世界— 彩り豊かな皿や器たち
第5章:染織とファッション—小袖・能装束と沖縄の紅型
第6章:ガレと世紀末のガラス—光と色のジャポニスム
第7章:琳派と茶道具—取り合わせの美
第8章:新収蔵品初公開—雪舟から若冲まで
さすが50周年、というべきラインナップ。ジャンルはバラバラですが、個々の作品は素晴らしいです。
「美術館って、何を見に行っていいかわからなーい」という人は、かいつまんで見るにはいいかも。
詳しくないジャンルでも、なんとなく鑑賞した気になれそうなフラット感というか、
飽きさせない展示のうまさも、サントリー美術館の素晴らしいところです(←どんだけ好きなんだ)
サントリー美術館の基本理念は<生活の中の美>なんですよね。
暮らしの中にある変わらない美を垣間見られることが、
普遍的なものを探すのが好きな私のアンテナにハマるのかもしれません。
歴史をいつもと違う角度から覗いて、確かめて、想像することが、最大の楽しみですが。
今回の目玉は国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」なんですが、
会場内をうろうろしたものの見当たらず…4/18まででした(琉球文様「桜波連山仕切文」も~4/18)。がーん。
そのほかにも展示替えがけっこうあるので(3期に分かれてます)、見に行かれる際はHPをチェックしてからどうぞ。
ちなみに、今回の展覧会のチケットを購入すると、
「美を結ぶ。美をひらく。」Ⅱ〜Ⅳのうち、1展の招待券がいただけます。うれしい!
やっぱり薩摩切子には見入っちゃいました。
ほかには、「色絵五艘船文独楽形大鉢」「紅型裂 黄色地牡丹蝶飛燕に桐桜文」。能装束も。
紅型はまた独特の歴史があっておもしろそう。
城メグリスト