ガウディ×井上雄彦展
ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-に行ってきました。
ガウディのデザインの根源は、
人の体のふくらみとか、触った感触とか、指先が触れられるサイズとか
人が見た自然や生き物、人が感じる風や世界の変化、
生きていく力や安心感や憧れなど、人の頭のなかにある理想みたいなものなのだなあ、と
のんびり考えてたりしました。すてき。
国境も年代も超えたなかで誰もが共感できるものが、独創であり芸術なのね。
このデザイン、頭のなかにどんな形でいるんだろう。
どんな状態で、どんなスピードではき出していくんだろう、
感覚みたいなものだとしたら、具現化される過程でどう象られていって
頭の中で変化して、完成したときまず最初にどんなことを思うんだろう。
そんなことをガウディに聞いてみたいなあとも思いつつ。。
1章の展示スペースの床に張られたグリーンの六角形タイルに
展示よりも先に魅入ってしまったのだけれど…
タイルのことを書いたメモをなくしてしまい、超ショックです。
(↑メモだけ取って、頭に入っていないパターン)
ガウディがデザインしたものを復元すべく、スペインで製作した特注品だそう。
ガチガチに建築でもなく、ガウディ自身に迫りすぎるものでもなく、
あらゆる人がライトに楽しめるように工夫された展示だなと思いました。
こういうコンセプトづくりと手法は大切ですね。見習おう。
バルセロナでタクシーに乗ったとき、
陽気なタクシードライバーが「ガウディ」のエスパニョールな発音を教えてくれ、
10回くらい叫ばせられたのを思い出しました。
もう15年前。また行きたいなー。次は3倍くらいの時間をガウディに捧げたい。
これ買いました。