熊本城2日目
熊本城。
石垣復旧工事と調査・研究について取材。
心震える話ばかりで、自分の筆力ではうまく表現しきれる気がせず微妙に絶望しかけている。笑
宇土櫓、来年度から復旧工事に着手とのこと。
続櫓下のかなり孕んだ石垣も対処されるそうです。
この姿が見られるのは、もう少し。
すっぽり覆われて、石垣も足場が組まれて現状のようには見えなくなると思います。
たぶん、10年くらいは見られないかと。。
見納めておきたい方は今年度、できれば年内にぜひ。
この状態が見たいなら大至急!
好きな城の建物を聞かれたら「熊本城の宇土櫓」と答え続けてきた私。
ちょっとさみしいな。
完成まで、がんばって生きよう。笑
決して表面的ではなく。
石垣も遺跡として扱われ、丹念で緻密な調査・研究ありきの復旧工事であること、
そうした手順を経たからこそ得られた知見はもちろん、
その先にある熊本城の本質的な価値や魅力を全日本人に伝えたい。
いまだ崩落したままの膨大な石材、
ナンバリングされお行事よく並ぶ石材。
積まれるのを静かに待っているこの子たちがどこかに落ち着くまで、
なるべく通いそこに関わるすべてを見守り応援したいと思います。
平櫓〜棒庵坂あたりの石垣が劇的に見やすくなってます。
細川期の石垣もなかなか見事ですよ。
細川さんは加藤父子が築いた石垣を守るように改修・補強をしていたようで、
石垣が語るそんな歴史にも心熱くなるものがあります。
東側は台地の端なので、地形に沿って這うように積まれた石垣の曲線美が楽しめます。
辛い現状を直視することももちろん大切だけど、
傷だけじゃなくて、きれいなところ、カッコいいところもたくさん見てあげて。