大人の休日倶楽部 特集「古代東北と二人の天皇」
JR東日本の会報誌「大人の休日倶楽部」8月号。
特集「古代東北と二人の天皇」執筆しました。
優秀な編集者さんとしっかりつくり込んでいく仕事は、やっぱりとてもとても楽しい!
現地に足を運んでその道のプロに取材して書く、プロセスは同じでも、コラム的な署名記事とは全然違う。
どっちも楽しいけどね。
スキル磨いて、どれももっとうまくなりたい。
発行部数110万部なだけあり、たくさんの方に読んでもらえるのがうれしい。
「こういうおもしろい記事読んだ」
「それ書いたの私ですー」
という何度かのやり取り、しあわせすぎます。
古代も東北も縁遠いので、勉強になりました。
このとき読んだ吉川弘文館「蝦夷と城柵の時代」おもしろかったおすすめ☺︎
見かけたらぜひ。
パリオリンピックとヴァンセンヌ城
いよいよパリオリンピック開幕ですね。
パリ中心地からメトロで行けるヴァンセンヌ城がオリンピックのファンゾーンになるそうで!
この城、有名な観光地ではないんだけど、
実はフランス歴代王が改修しながら使い続けた城だけに
各時代の価値観や技術、人々の営みが刻まれ、建築様式の変化も辿れてとてもよかったです。
王家の城だったのに、17世紀後半は牢獄になったりも。
ロワールの古城のような華やかさはないけれど、中世ヨーロッパと王家の格が感じられて私はとても好きでした。
14世紀に建てられたドンジョンもカッコよし!
オリンピックの番組で映ったりしたら観てみてー。
ゆっくり整理しようと思いつつ、時は過ぎゆくよねー。
オリンピック期間中にフランスの城を振り返ろう。。
「誰も近づきすらせずかわいそうだから、1枚くらい一緒に撮ってやるか」
…と、超絶上から目線で撮影した1枚を投下しときます。
ビミョーすぎると思ったこのキャラ、選手が持ってたりするとかわいく見えてくる不思議。
蒔田城
蒔田城。
先日ご一緒した青山学院大学の谷口雄太准教授が、壇上で蒔田城の名を口にしたのがまことに胸熱で。
ちょうど世田谷城の記事を書いたこともあり、思わず久しぶりに足を運んでしまいました。
わたくし昨年まで、世田谷城から徒歩2分のとこに13年ほど住んでまして。
同じく武蔵吉良氏の城である蒔田城はちょっと親近感。
主郭跡が母校・青学大の系列高校になっていたのにも、なんだか縁を感じちゃいました。
鎌倉道にはどう通じるんだろ?
ちなみに世田谷城の北東側にも勝國寺があり、勝光院に吉良氏の墓所があります。
なかなか行かないオサレタウン横浜、山城ガールむつみさんと土用丑の日の会でした☺︎
はじめて食べたウナギの心臓!ドクドクしてた!
心臓がどのあたりにあるのかが今日最大のギモンです。
白焼きと蒲焼きはダブルでいくよね。パワー!
ニッポン城めぐり 10周年記念イベント 配信中
2023年7月15日開催、
全国から数百人のアプリユーザーが押し寄せた
伝説の「ニッポン城めぐり 10周年記念イベント」が1年の時を経て動画配信されています☺︎
この鏡割りならぬ“石割り”が、めっちゃテンション上がったんです。
矢穴に楔入れてゲンノウで叩き割るって、オタク心を軽やかに掴みすぎでしょ!
発注先とか制作費とか聞いちゃったわよ、奥さん。笑
私は春風亭昇太師匠、中井均先生、加藤理文先生、そして坂本昇治P(IT社長)とトークショー。
演歌歌手ではないです。
客席をバックにした憧れの構図での記念撮影!
俳優さんやミュージシャンがステージ上でやるやつ!
、、、なんかとにかくダサいのが心残りです。
ぜひどうぞ☺︎
本編約1時間45分、
2分半くらいの予告版(無料)はこちら
アプリロゴに合わせたオレンジ系の着物にしたのは誰にも気づいてもらえたかったけど、
アプリTシャツでキメてきていた昇太師匠が「じゃあ僕も着物にしようかな」とわざわざ着替えてくれたのはうれしかった☺︎
この日のコーデもおしゃれですねー。
私のはピンクとオレンジ糸の近江上布です。
修復取材/姫路城の漆喰
姫路城の修復事業をしている左官工、株式会社山脇組の山脇社長に漆喰のお話を伺ってきました。
お忙しい中、取材ご対応いただきありがたく。
申し訳ない…と思いつつ、3時間も居座ってしまった。。
思いと信念のある方は本当に魅力的。
専門的なことはもちろん。
ちょっとしたお言葉に、歴史の重み、城の真髄、本質的な価値を感じるのです。
このすばらしさをどう表現しよう、どうにかして伝えたい。
このまま増えろ!わたしのドーパミン。
脱皮して切り開きたいのにその能力がない感じ。
しかしないものは仕方ないのであるものでどうにかするしかない。
こんなことの繰り返しですね。
私も自分のジャンルの職人になりたい。学びたい。
最終的には前のめり!笑
セコマ
かわいい☺︎
サッポロクラシック、おいしいよねー。
セイコーマートが好きすぎて♡
つい寄っちゃって、夜宴まで待てず飲んじゃう。
こちら寒いんですけど、ビールはおいしいです。
今日もがんばりました。カンパイ!
7/1発売の限定ゴールデンカムイ缶、350mlは、杉元と白石と…海賊房太郎。
「…アシリパさんじゃないんかい!」と思ったけど、まだ未成年だからなのね。
セコマ<京極の水>も毎日飲んでる。
羊蹄山の東麓・京極町は、明治時代に旧丸亀藩主の京極子爵が開拓した地。
そう、浅井にだしぬかれちまった近江守護一族・近江源氏の京極氏、
関ヶ原の戦い前哨戦でボコられながらも大津城を守り切った京極氏、
若狭・丹後の国主になって、けっこういいことをしてくれた京極氏、
丸亀藩主になって現存天守をつくった京極氏、です。
ヒンナヒンナであります☺︎
北海道取材
今週は北海道。道南4日間を終え、大移動して道東に着きました✈︎
道南、かつて地続きだったこともあってか、松前の縄文遺跡なぞは青森や秋田と共通するらしい。
今回は中世以降の取材なんだけど、その時代も津軽安東氏下の豪族がやってくるんだもんね。
5月に古代東北の取材をしていて、あれやこれや北海道と共通項あるなあ、などと考えていたんだけども、
北海道からも東北を知ることができるとは!
点と点がつながると歴史は楽しい☺︎
そしてつながった線は、やがて蜘蛛の巣のように複雑化する。
(キレイにいくといいんだがたいてい頭こんがらかる)
つながるといえば、
江戸後期に松前藩家老の蛎崎波響(12代資広五男)が描いたアイヌ絵「夷酋列像 」2組のうち1組が
フランス・ブザンソン美術考古学博物館にあると知り驚き。
先月、函館五稜郭に通じる城塞を見るためブザンソンを訪れたのだけど、日本からブザンソンへ渡ったものもあったとは…!
幕末に美術工芸品として、なのかなあ。
担当の方が専門外につきよくわからなかったんだけど、いろんな意味で気になる気になる。
そういえば、北斎美術館の広報の方がフランス人の来館者が多いと言ってたな。
幕末のフランス人にも、なにか共感できるものがあったのかもしれません。
写真は仕事と関係ない、おととい訪れた、函館の千畳敷砲台・戦闘司令所跡。
4時起き全集中で取材を片付け、食事も取らず時間を捻出。
意外と暑くてフラフラになった上、意外と残存度高く廃墟感強めで…怖かったっす。笑
連載第291回目は石垣山一夜城
朝日新聞デジタル&TRAVELの連載「城旅へようこそ」。
連載第291回目(6/17配信)は石垣山一夜城です。
Yahoo!ニュースにも転載されております。好評。
感想ありがとう☺︎
何度訪れてもすばらしい!とても好きな城です。
珠玉の名城!秀吉が築いた総石垣の城・第1号 石垣山一夜城
*バックナンバーもすべて無料で読めます
フランスから帰国
フランス人は親切な人が多く、すぐに「大丈夫?」って声かけてくれるのが印象的でした。
現実的に役に立てるかは別として、今自分がどう思うかを大切にしているというか、何事にも自分軸があるような。
そして、とっても自由!
でも、“奔放の上の自由”ではなく“素直の延長線上にある自由”のような。
なんにせよ、迷わず声をかけられてナチュラルに笑顔で気の利いた言葉が返せるのは
人としてかっこいいし美しいなと思いました。
パレ、シャトー、シタデル、フォート。
その違いと変化、日本との相違点や共通項とその理由。
自分の目で見て、時系列に沿って整理しながら体系的に考えられてよかった☺︎☺︎☺︎
じっくり消化して、昇華して、書きたい。
ああ、ブザンソン城塞とヌフ・ブリザックとリール城塞は本当にすばらしかったなあ!!
パリに住む姉にも5年ぶり?に会えました。
一生飲んでられるくらいワインおいしかったー。
パリオリンピックはさほど盛り上がってなかったです。笑
フランス/フィリップオギューストの城壁
パリでいちばん感動した、フィリップオギューストの城壁。
フィリップ2世が十字軍遠征時にパリを守るべく、12世紀(!)に囲んだ全長540メートルの城壁。…の断片。
「中世のパリは本当に、シテ島を中心にした小さな城塞都市だったんだなあ!」と。
城壁の東西端に建てられた城塞のうち、西端がルーブル城塞(後のルーブル宮殿、現在のルーブル美術館)。
つまりルーブルが中世パリの西端なんですね。
中世の残り香、たまりません。
高さは10メートルくらいかなあ。
60メートル毎に高さ15メートル3階建てのの棟が77本、右岸に6、左岸に5の門が置かれていたらしい。
ここに限らず、文化財の残存度(保存・修復度)が高いなあと思いました。
あと、パリの都市構造を見ていると江戸城下町のすごさがわかる。笑
ルーブル、ヴェルサイユももちろん堪能。
いろいろ行きたいところがあったんだけど、とくにパリの美術館は行ききれないですねー