江戸城ご案内

久しぶりに江戸城をご案内しました。
が、昨日から皇居乾通り一般公開中につき、すごい人!
攻め落とされんばかりに渋滞する天守台、イナバ物置のようでした。
今日は、企業さまからのご依頼でした。
福利厚生で城歩き、いいじゃないか!
小学生の女の子が楽しかったと言ってくれてうれしかった
(大人向けの解説は難しかったかな…ごめんね)
いつかまた訪れたとき、ほかの城へ行ったときに、思い出したり役に立ったり。
人生を積み重ねるうちの、ちょっといい時間になっていればいいなと思います。
企業さまからのご依頼、ちょこちょこいただいてます。
こういう企画はもっともっと増えるといいなと思いました。
とよはしシンポジウム

とよはしシンポジウム「城の魅力〜吉田城と戦国〜」
ご来場のみなさま、ありがとうございました。
午前中の吉田城見学会には350名(!)が押し寄せ、
午後のシンポジウムは500席が満員御礼。
関心度の高さに驚きました。
壇上からもそれが感じられ、とてもうれしかったです。
吉田城、すばらしいね。東三河の城、たのしいね。
いつものことながら、もっとうまく伝えられたらと思いました。
吉田城のことは、私なりに書かせていただきたいな。
この城のおもしろさは伝えたい。
ご一緒させていただいた、山田邦明先生、中井均先生、加藤理文先生と。
今日もお気遣いに助けられました。
(トークセッションの進行をさせていただきました)
新刊「城の科学〜個性豊かな天守の「超」技術〜」発売!

14冊目の著書「城の科学〜個性豊かな天守の「超」技術〜」が、
講談社ブルーバックスより11月15日(水)に発売になりました!
大好きな石垣を封印して天守に特化し、
天守の魅力を「知・美・技」の観点から読み解いた1冊です。
国宝5城を中心に、現存する天守の構造、素材、装飾、工夫に迫っています。
山城ブームといわれる今、なぜ逆行するように天守の本を書いたのか。
その理由は…さほど重要ではないので、本書「おわりに」で。
やっぱり、天守の存在感は圧倒的。
城なんか興味のない人でも、天守を前にすれば思わずiPhone取り出しちゃうはずです。
築40年のビルは哀愁が漂っているのに、築400年の天守はカッコよくてまぶしい。
美しいと感じるのは、日本人の中に脈々と受け継がれてきた不変の美意識が息づいているから。
城は、天守は、私たち日本人が持ち合わせている知恵と技術と美意識の結晶です。
人につくられ、壊され、守られ、愛されてきた城の歴史は、日本人が生きた証でもあるのだと思います。
「…だから、私たちは天守に魅了されるのか」と、その謎がふんわり解ける1冊になるとうれしいです。
どこかの城を訪れたとき、天守を見上げる時間が今より尊いものになりますように。
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もくじ
第1章 城と天守の歴史
第2章 天守の作り方~木造建築としての特徴~
第3章 天守の発展~形式と構造の変化~
第4章 天守の美と工夫
第5章 姫路城の漆喰~よみがえった純白の輝き~
第6章 松本城天守の漆の秘密~日本で唯一の漆黒の天守~
第7章 丸岡城の最新調査・研究事例~科学的調査で国宝をめざす~
第8章 松江城の新知見~明らかになった独自のメカニズム
第9章 松本城・犬山城・彦根城天守の謎~天守に隠された変遷~
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執筆にあたっての取材には、たくさんのご協力をいただきました。
本当に感謝していますし、なによりとっても楽しかった!!
※元気なときに取材と執筆をしましたので、内容も文章も病んでいません。
「おわりに」にも書きましたけれど、
改めて天守と向き合ってみると、魅力と奥深さにはこみ上げるものがありました。
しかし、取材を通して驚いたのは、「天守ってまだまだ謎だらけだ!」ということ。
1冊にまとめたものの、知りたいことや解明してほしいことが増えてしまいました。
軍事施設としてのあり方、建造物としての発展の経緯、政治的なつながりなど、
歴史を知るうえでまだまだ調査・研究の余地があるのだと知りました。
国宝5城だって、追求してみると構造すら不透明な部分があるし、築城年だって改造の経緯だって憶測の域を出ない。
もっと深いものが書ける時代がいつか来るといいな、書きたいなと思いました。
講談社ブルーバックスは、新書では岩波新書、中公新書に次いで3番目に歴史があるレーベル。
本好きの方ならご存知と思いますが、大型書店にはブルーバックスの専用棚がどーんとあり、
いつもその棚の前にはブルーバックスの固定ファンがいます。
理系ではないゆえ、本書が科学的な視点になっているかは我ながら疑問と不安でいっぱいですが、
由緒あるレーベルで書かせていただき、出版できたことは本当に光栄の極みです。
私がしたいのは、多くの人に城の魅力と価値を知ってもらうこと。
城好きな人がそれを再発見できるだけでなく、
ブルーバックスの読者さま、科学に興味のある方にも、城に触れるきっかけになればと願っています。
本屋さんで見かけたら、ぜひお手にとってみてくださいね!
もしくは勢いにまかせてポチッとしちゃってください。
書店さんなどでの刊行記念トークショーは今のところは予定がありませんが、
12月22〜24日に開催される「お城EXPO2017」内で時間をいただきましたので、
刊行記念トークショーとして、本書の内容を中心に天守のお話をさせていただきます。
天守のトークショーは12月23日(土)です。
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校了週に入院し、すべてをストップさせた私。
莫大な損害賠償を請求され、この業界から抹殺されるかと思いましたが…なんとか生き続けられるようです。
いったい、どれほどの方が迷惑を被ったのか…恐ろしくて考えられません。
そんな多大な迷惑をかけておいてなんですが、、、
このタイミングで発売日を変えずになんとかできちゃう講談社ってすげー!と思いました。
「オール漢字パズル」と「旅行読売」新連載スタート

10月(12月号)から、雑誌の新連載が2つスタートしています。
いろんな人に、さりげなく、
ちょこっと目に留めてもらうことを積み重ねたい。

「オール漢字パズル」の見本誌を手にしてから約1ヶ月、
表紙に自分の名前があることに今気づきました。
…難解だぜ。
漢字パズルがおもしろく、ついつい時間を忘れて没頭してしまいます。
難しいけど、頭の体操になります。
オール漢字パズル(コスミック出版)「日本の名城を行く」
旅行読売(旅行読売出版社)「城LOVE旅」
書店やコンビニで見かけましたらぜひ。
講演会「韮山城をめぐる攻防」

これは行きましょうぞ、みんなで。
あの「歴史家の城歩き」コンビ、中井先生と齊藤先生がご登壇!
天正18年の攻防を、考古学、文献、縄張からたっぷりと聞けるそうですよ。
だいぶ経ってしまいながらまだ形にできていないのですが(来年早々には新刊にてまとめられる予定)、
伊豆の国市教育委員会さまに取材をさせていただいて以来、すっかり韮山攻防戦に魅了されております。
韮山城と周辺の陣城めぐりは見ごたえがあり訪れるだけでも楽しめますが、
それとは別に、小田原攻めを理解する上で、韮山攻防戦はとっても重要で興味深いと思います。
とても楽しみです。
伊豆の国市文化財講演会
『韮山城をめぐる攻防 -韮山城を「攻める」・「守る」から考える-』
日時:2018年1月20日(土) 13:00~16:30
場所:長岡総合会館アクシスかつらぎ 大ホール
※申し込み不要、入場無料

- お城のこと l
- 17/11/09/14:55
新刊、11/15発売です

新刊、責了。
11/15(水)発売。
カバーはディスプレイの感じです。
講談社ブルーバックス
城の科学〜個性豊かな天守の「超」技術〜
よろしくお願いします!
詳細はのちほど。。
とよはしシンポジウム「城の魅力-吉田城と戦国」

刺激的なチラシデザインに驚いております。
あんまり、写真を大きく使わないでください…(笑)
1年前から楽しみにしていたイベントです。
錚々たる先生方に混ざり込ませていただき、トークセッション進行の大役を仰せつかりました。
吉田城の魅力を先生方からできるだけ上手に聞き出し、みなさんと考え伝える時間にしたいと思います。

とよはしシンポジウム「城の魅力-吉田城と戦国」、
午前中は吉田城の見学会、午後は豊橋市民文化会館大ホールにてシンポジウムという
なかなか盛りだくさんな1日(しかも無料!)です。
11月25日(土)は豊橋へ。
出張!お城EXPO in 小田原城

出張!お城EXPO in 小田原城。
ご来場くださった方、ありがとうございました。
小田原城天守閣館長の諏訪間順さん、歴史家の小和田泰経先生、れきしクン(長谷川ヨシテルさん)と。

午前中は「続日本100名城の見どころと魅力」についてのお話、午後は小田原城と清閑亭のご案内を。

お客様を見送り、急ぎ小田原城へ。
墨絵師・御歌頭さんのパフォーマンス、間に合いませんでした、、、、。
打ち上げでお話できてうれしかったです。

閉館30分前に駆け込み、特別展「小田原北条氏の絆〜小田原城とその支城〜」へ。
まったく時間が足りませんでした、、、再訪決定。
夕暮れ時の天守最上階から眺める石垣山城、うつくし。
【会場変更】山城へ行こう!2017

会場変更のお知らせです。
広見公民館ゆとりピアで開催予定だった
10/22(日)開催の「山城へ行こう!2017 センゴクの城」は、
衆議院議員選挙のため
可児市文化創造センターalaに変更になりました。
広見公民館ゆとりピアと可児市文化創造センターalaは
少し離れていますので、ご来場の方は間違いなきようお気をつけくださいね。
(可児市文化創造センターalaは、昨年城フェスを開催したところですよ!)
可児市文化創造センターalaは
電車の方は、「可児/新可児」駅ではなく、名鉄「日本ライン今渡」駅が最寄りです。
車の方は、可児駅を挟みゆとりピアとは逆方向になるのでご注意ください。
可児市文化創造センターalaのアクセス→ ★

時間をロスって悲しい思いをしたり、来るだけで疲れちゃったりしないよう、ご確認くださいね。
可児市文化創造センターalaでお待ちしております。
HOUYHNHNM Unplugged

ヒップなファッション、カルチャー、ライフスタイルWEBマガジン、
「HOUYHNHNM Unplugged (フイナム・アンプラグド)」。
ライムスターのMummy-Dさんと時代劇研究家の春日太一さんの
インタビュー記事の編集協力をさせていただきました(書いてはいません)。
Mummy-Dさんが城ファンだったとは…!
記事を読む限り、なかなかディープとお見受けしました。
どんだけかっこいいんだちくしょー。
都合がつかず、ロケに同行できなかったのが悔やまれます。。
城をこう語るのか。
言葉のセンスがかっこよすぎます。
詳しくは、誌面でどーぞ。
こういう雑誌で城を取り上げてもらうの、悪くない。
というかすごくいいと思う。
城ファン増殖キャンペーンにつながるハズだわ。
こんなおしごとも、ちっちゃく続けようと思ったのでありました。


