城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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【WORK】戦国年鑑2013年版

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ちょこりと執筆しています。

「今一番面白い戦国作品はこれだ! 」をコンセプトに、
2012年1~12月に発表された戦国作品(小説、マンガ、ゲーム、映像etc.)を
ジャンルごとに紹介した本、だそうで。

見本誌が届いてびっくり。かなり濃厚な1冊です。
片っ端から読みたくなります。

戦国年鑑 2013年版
辰巳出版
2013年4月13日

【WORK】自転車人2013春号

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自転車界にも、城ブームのそよ風が吹いているようです。
『自転車人』2013春号の第2特集は<いざ走らん!自転車で城めぐり>。

私も4Pほど“城ライド”してます。いやいや、楽しかったなー、このロケ。

<鉢形城自転車さんぽ> 4P…登場
<お城めぐりを楽しむ10箇条> 2P…ライティング 計6P、参加させていただきました。

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<鉢形城自転車さんぽ> 4P
私はビジュアルは求められていないし、まああれなので、あれですよ。
…すいません。

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城メグちゃん(←イラスト)自転車ver.も登場です。振り向きざまにコメント。

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<お城めぐりを楽しむ10箇条>
本業はちゃんとやりました(笑)

目的がほしいはずであろう自転車の旅、城めぐりにもってこいだな、と思いました。
車では入り込めなくて、歩くにはちょっと遠い、
そんなスポットまでディープな散策ができるし、なにより風を感じられるのがよい。
私は地形や空気を感じ取るべくその地をじっくり歩くことにしてるのだけれど、
意外と徒歩よりも自転車のほうが変化をダイレクトに感じられるような気もしました。
距離感も掴みやすいし、歩くより視界も開ける。

私が誌面で乗っている自転車は、コンパクトにたためて、
いわゆる“綸行”できるモノ。車のトランクに積んでいけるならムテキだなあ。
…と、この日の撮影ですっかり自転車に夢中になったのでした。

自転車で城めぐり、というのは膨らませらそうな企画ですね。
うん、これは深めたい。

 

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撮影日の1コマ。
完全に、ジャングルクルーズの係の人っす。待ち時間ナシっす。

 

ご一緒したカメラマンの三浦孝明さんと女優・タレントの中山絵莉香さん、
自転車人編集部の久田編集長とお話できてちょっと感慨深い1日になりました。
こう見えて人見知りなんですが、
みなさんが話しやすかったのでえらいしゃべりまくってしまいました。
撮影の世界、演技の世界、執筆の世界、編集の世界。
フィールドは違えどクリエイティブな仕事。
モノをつくることの共通点みたいな話で盛り上がる!
休憩が長すぎて、久田さんは困っていたでしょう(笑)

やっぱりチームでモノをつくるのは楽しいのだ、ということ。
手法や立場は違えど、そこなんだよねえ、と。

実はこの撮影時は、作家業は私には本当に不向きだなあ、と
珍しく深いところまで思い悩んでいた時期だったので、
久々のロケでリフレッシュできただけでなく、
クリエイティブな方々と話せてホッとしたり
ちょっと考え直すヒントを得たりできたのでした。

ときに宇宙的な会話をしたり、自分自身が浮遊して、
だけど化学反応みたいなものがどうしても楽しくて、この仕事がやめられない。
こういうところが、アートではなくクリエイティブな部分なんだよね。
広告の仕事をしていた時代を思い出したりしました。

(しかし、戻りたいということではなくて、
フリーライターないし作家という立場の中で
自分のスタンスとやり方を確立していくしかないのだ、という結論に
この後1ヶ月いろんな人とも話した結果、至りました)

三浦孝明さんに撮っていただいたプロフィール写真、
4月30日発売の新刊にも使用させていただけることに。
三浦さん&久田編集長、快諾してくださりありがとうございます!
三浦さんはアーティストのジャケット写真など撮ってらっしゃる方。
こんな被写体でスミマセン。この写真気に入ってます。

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自転車人 2013 SPRING No.031
山と渓谷社
2013年4月15日(月)発売

新刊「日本100名城めぐりの旅」校了

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新刊(著書3冊目)、校了しました!

表紙はこんな感じ。。。

詳しいお話は追って。

『日本100名城の旅 7つの「城の楽しみ方」でお城がもっと好きになる!』
学研パブリッシングから4月30日発売です。

 

【WORK】BE-PAL「リアル旅人図鑑」

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小学館さんのアウトドア雑誌『BE-PAL』2013年5月号の

「石田ゆうすけのリアル旅人図鑑」にお目見えしちゃってます。

石田ゆうすけさんにお会いできてうれしかったです。

知っていますか?自転車で7年半の世界1周旅行をした旅行ライターさん。

うちの本棚に石田さんの本があるのです。

ライターになった経緯や今のお仕事のことなどもいろいろ伺ったり。

ああ、やっぱおもしろいもの書くなあ!と。うらやましい。
とてもお話しやすい方で、楽しい撮影&取材でした。

城の石垣つながりで、ピラミッドの話へ。

そんな会話が展開できる人はそうそういないわ。。

ものすごいものをたくさん見て感じてきた方ゆえ、

そのへんの石垣にコーフンしている自分が小さく思えました(笑)

一般人の目で、低いところから壮大なものを見て語れる人なんだな、と思いました。

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BE-PAL 2013年5月号
小学館
2013年4月10日(水)発売 

ビジネス+ITにインタビュー掲載

インタビュー

3月19日に発売された新著
「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」のインタビュー記事がビジネス+ITに載ってます。

…なんか、すごそうに見えますな。

上の画像をクリックするとリンクしますので、ぜひご覧くださいませ。

【WORK】「信長の城」書評

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3月25日の公明新聞で、
奈良大学文学部教授、千田嘉博先生の新著
「信長の城」(岩波新書)の書評を書かせていただきました。

千田先生には日頃からご著書や講演で勉強させていただいている私にとって、
最前線で研究される先生の研究内容と多角的な見解を堪能できることは贅沢のひと言。
よくぞここまで濃密な1冊を世に出してくださった、と感動すら覚えるほどの内容です。
その熱い想いを胸に書かせていただきました。

私ごときが書評とはおこがましく、
決してご本人に知られませんように、とコソコソしていたのですが(笑)、
すぐにバレてしまいました。

千田先生と岩波書店のご担当編集者さんから直接メッセージをいただきました。
とてもていねいな、うれしいメッセージを。
恐縮でございます。

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【WORK】江戸の暮らしがもっとわかる歌舞伎案内

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そういえば、2013年3月8日に洋泉社さんから発売された
「江戸の暮らしがもっとわかる歌舞伎案内 」で
ちょこりと執筆させていただいてます。

新しい歌舞伎座、4/23と5/6に行きます。
この本を読んで勉強しよう!

ライティングのために資料を読みあさっていたら、
歌舞伎独特の世界を浮遊しているような感覚に陥りました。
なんというか、ちょっと宇宙的ですよね。

ツアーガイドのおしごと

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阪急交通社さんで専任ガイドをしている「城メグリストと行く!新発見!お城入門 」、
ご好評につき、ついにバスツアーが出動しました!
第3回は、小田原城&石垣山城。

今回のテーマは

●後北条氏滅亡の舞台をめぐる
〜後北条氏最強の本城、小田原城とそれに対抗して秀吉が築いた石垣山一夜城。それぞれの特徴とは?〜
●中世城郭と近世城郭の両方を見る
〜滅亡後に大改築されながら、後北条氏時代の遺構も共存する小田原城。2つのお城を楽しむ〜
の2つ。

①小田原城址公園(平櫓・馬出門・馬出曲輪・銅門・常磐木門・天守閣)→(御用米曲輪)
→ ②八幡山古郭東曲輪 → ③小峰御鐘ノ台大堀切東堀→ ④ 石垣山一夜城 → 小田原鈴廣
というコースでご案内してきました。

小田原城の天守は鉄コン製の復元ですが、実は外観は1703年再建の天守に忠実。
小田原城は建造物は何ひとつ現存していないし、石垣も関東大震災でほぼ崩落して遺構がほぼ皆無。
でも、復元された建造物でも見どころはあるものです。
なぜ、江戸城の石垣は崩れなかったのに小田原城は壊滅したのか、という考察材料にもなります。
中世城郭と近世城郭とは?というところから、
立地による城の種類から天守の構造、城門や虎口の構造も含め、
そのあたりの城の楽しみ方もお話しつつ。

バス内では、小田原城のバックボーンや歴史、後北条氏の城の特徴、
1590年の関東征伐のことから北条と秀吉の両者の城のこと、
そして秀吉の城攻術や後北条氏が与えた影響などもお話させていただきました。

そしてそして、今回のツアーでがんばって組み込んだのが、
小田原城の特徴である中世城郭と近世城郭の共存、という部分。
中世城郭NO.1の「総構」という存在、それが持つ威力と影響、
そして近世城郭にリフォームされ中世の姿が失われる城が多い中で、
共存しているというのが小田原城のおもしろさです。
とはいえ全長9kmのすべてはまわれないので、手持ちの写真付きで解説しつつ、
小峯御鐘ノ台大堀切東堀&西堀へご案内しました。
意外にも、反響よかったですねえ、大堀切。
「さんざん歩かされて、ただの土手しかないじゃないか」と
不満な顔をなさる方がいるかと予想していましたが、
意外にもみなさん興味津々。わざわざ堀底へ下りて歩き、感嘆してらっしゃいました。
「こんなところ来てもおもしろくないはず」と決めつけているのはこちらかもしれないな、と反省。

そして、石垣山一夜城。
あいにくの雨もこの頃には上がり、最大の見どころ、井戸曲輪にもご案内できてよかったです。
この城は遺構も価値があるけれど、なぜ築かれたのか、
どの部分にどんな価値があるか、という背景が肝心かつおもしろいところ。
遺構を発見・確認するのも楽しいことですが、目に見えない姿や様子を思い描いたり、
ミステリーを解明したりと、想像を膨らませることも楽しみのひとつ。
おそらく何も知らずに訪れたらただの崩れた石なんでしょうけれど、
どれだけ価値のあるものなのか、城好きは何を見て何を気にするのか、
という点をお話すると、みなさんの反応が変わったのが見て取れました。
ああ、こんなふうにお話すると石垣に興味がない人も目の色が変わるのだな、と勉強にもなりました。

時間の関係上、城内をくまなくご案内することはできませんでしたが、
実際に歩いて、その広さや高さ、小田原城との距離感を感じてもらう、という演出に気を配ったことは、
我ながらツアーの満足度につながったと思います。
実際に見て、歩いて、感じてもらうこと。これがやはりいちばん大切なんだなあと感じたのでした。

毎回思うことですが、どんなジャンルでもどんな職種でも、扱う回数が増えたり専門的になってくると
感覚が麻痺してきて、意識してもボーダーラインの設定ができなくなってくる。
私にとってのツアーは、対象者のダイレクトな反応を知れる場で、書く以外の表現方法を学べる実戦の場。
これは、執筆業ではなかなか遭遇できない場なので貴重です。
もちろん、お仕事である以上お客さまに楽しい1日を提供するのがいちばんで、
そこに城の魅力を知っていただくということをミックスさせていくのが仕事なわけですが。
ただ、エンドユーザーありきでモノをつくりたいし、そういうつくり方しかできないな、と。
そういう意味では、私はつくづく自分の名前で仕事をすることに向いていないなあと思います。

このシリーズが終わったら、しばらく執筆業に集中すべきかなあと思っていたのですが、
こうして久々にガイドをしてみると、考える部分があります。
前にも書いたけれど、<書く>表現と<話す>表現のできることが異なるように、
<読む>楽しさと<聞く>楽しさはまったく違うものなのなのですよね。
そして、両方楽しむ人もいるけれど、どちらかに分かれるものだとやはり実感しました。
そうなると、後者にも価値があるし、私ができるビジネス的なミッションがあると感じてしまうのです。

欲しいなあ、処理能力と時間が。
しかし限界があるのが現実。いろんなコントロールが難しいなあと感じた1日でした。

 

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「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」発売!

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新刊(著書2冊目)の「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」が、
ソフトバンククリエイティブさんから、2013年3月19日に発売されました!

従来の<戦国大名×城>の本というと、
大名ゆかりの城がピックアップされて、武勇伝的なエピソードが載せられているだけ。
ちっともおもしろくなく、その武将と関係ない時代の城写真が載っていることも少なくありません。

なぜその場所に築いたのか、何を目的としたの城なのか。
築いた城は、時代をどう捉え、どんな理想を描いていたのかを読み解くヒントになります。
狙いや役割はもちろん、政治的な道具である城をどう活用していったのかまで、
戦国大名の城にスポットを当てて、特徴と戦略に迫ります。
この1冊を通して、戦国時代から江戸時代初期の城郭史の変遷がわかるようにもなっています。

城をこういう視点で見ると、ビジネスパーソンとして学ぶことも多くておもしろいですよ。

お手に取っていただけたらうれしいです。

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戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城
(ソフトバンク新書)
萩原さちこ著

出版社/ソフトバンククリエイティブ
320ページ  ¥798
2013年3月19日発売
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「戦国大名の城を読む」校了しました!

新刊「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」、校了しました!

今回はいろいろ思うところ、考えるところ、たくさんありすぎました。

寝たい!しかしそれより飲みたい!
ということで、たまりにたまった他の仕事は明日からにして、今日は飲もう。

ソフトバンククリエイティブさんから2013年3月19日に発売です。

 

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ひとまずほぼ原型を留めていないようなこの状態を
何度も受け入れ、最後まで読み続けてくださった編集さんはじめ
スタッフのみなさんに感謝。ありがとうございました!