城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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カフェレストのがみ

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犬山城の近くでモーニング。

着席と同時に①水、②コーヒーゼリー、③かっぱえびせん、④茶碗蒸し。
オーダーした⑤ドリンク(バナナジュース)とともに⑥ホットサンド。
食後に⑦ホットティー。

もちろんお会計はドリンク代のみ。
恐るべし東海のモーニング文化!

しかも、寒い朝だったのでゆったりホットティーで暖まりつつのんびりしていたら、
「紅茶もう1杯いかが?」とおかわりまでくださりました。

お母さんがパキパキ働きつつ気配りも感じもよくて、ホスピタリティのよさを感じました。
厨房では男性(旦那様でしょうか)が忙しく調理しているよう。
決して新しい建物ではないけれど、
お手洗いをお借りしたらピカピカにお掃除が行き届いていて、本当に心地よいお店でした。
朝から満席なのも納得。
ウワサの店らしく、取材に来ていた東海テレビにインタビューされました(笑)

あ、岐阜ではモーニングに茶碗蒸しは当たり前、なのだそう。
カフェレストのがみでも(厳密には、限りなく岐阜県に近い愛知県ですけれども)、
鶏肉やしいたけがごろっと入った、確実に手づくりのおいしい茶碗蒸しが出てきました。
コーヒーに合うかは別として(笑)、おいしいです。

カフェレストのがみから犬山城までは徒歩20分くらい。
たくさん食べたので、消費がてら歩きました。
この道のりが、ちょうど犬山城下町です。
犬山の城下町は町割がそのまま残っていて、
古絵図と見比べてもさほど変わらないところがおもしろい。

 
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犬山城&城下町のことは、しろくろJOKERのブログvol.22に書きました→

倭城を歩く

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『倭城を歩く』を中井均先生と加藤理文先生からご恵贈いただきました!
(中井先生からは抜き刷りも♡)
親友のおふたり、同じタイミングで届きました…仲良すぎ(笑)

…ということで、お礼はこんなお葉書で。
明治時代の城下町図で、2枚でひとつの絵図になります。

去年ご一緒した楽しすぎる思い出が蘇ります…また行きたい。

小谷城へ

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巷でウワサの城ガール隊、私も仲良くさせてもらってます。
中井均先生と行く踏査会に誘っていただきました。

 

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大勢でワイワイ、楽しかったです。

久々の小谷城。朝から真っ白で登城が危ぶまれましたが、
時おり吹雪きながらも大嶽、福寿丸、山﨑丸とまわれてひと安心。
それにしても、小谷城の新たな一面を見た気がしました。
城は行くたび発見があるものだけれど、小谷城はそれが顕著な城のひとつだな、と。

 

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城ガール隊の隊長さんと、よくご一緒にしてくれる隊員さん。
仲良くしてくれているNPO城郭遺産による町づくり協議会のMさんも一緒に。女子女子♡
あ、左の写真は畝状竪堀ポーズです。月所丸の畝状竪堀群で撮りました。

 

翌日は残留組のみなさんと小堤城山城と星ヶ崎城へ行きました。

年代、地域、文化、技術、技巧性、総合力、時代背景…
さまざまな観点から自分なりに沈思黙考できた有意義な2日間でした。
暗そうに見えたかもしれませぬが心はウキウキでした。相応しい3城でした。
スッキリと新たなもやもやの混在。楽しい。

城ガール隊の隊長さんはステキな人です。
お世話になりっぱなしでした。。楽しい時間をありがとうございました。

朝日新聞大阪「月刊文化+ 城+」に掲載

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朝日新聞大阪の11/30付朝刊「月刊文化+ 城+」に掲載されました。

こんなに大きく(しかもカラーで)、城が取り上げられるようになったなんて。
担当の記者さんは歴史専門の方だそうですが、
古代遺跡などが多いようで、長い記者歴の中で城の取材ははじめてなのだそうです。

奈良大の千田学長、滋賀県立大の中井教授と並んでご紹介いただきただただ恐縮。
著書と城フェスのことも載せていただきました。

 

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さすが歴史専門の記者さん(…なんているんですね!)ということで、
ポイントというかツボを押さえてくださってますね。
城フェスにもわざわざお越しいただき、
思うところがあったようで、写真付きで大きく取り上げてくださいました。
短い時間でしたがお話できて、いろいろ思考のヒントと刺激のある記者さんでした。お会いできてよかった。

昨今はあれこれ考えるべきことが増え頭が満タンなのだけれど、
しょせんできることなんて限られているわけで。。
ひとつずつ取り組むのみだな、と自分に言い聞かせる昼下がりなのでした。さて、集中。

鎌倉七口

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鎌倉で取材があったので、ささっと終わらせて「鎌倉七口」へ。
今日は2か所、朝夷奈切通と名越切通。
冬は日没が早くて困る…最後は軽くトレイルラン。

鎌倉は、端的にいえば一帯が鎌倉城。
いわゆる中世ヨーロッパや中国にある城塞都市というやつの日本第一号です。
南面は相模湾、ほか3面は山に囲まれている好立地で、
源頼朝が鎌倉幕府を開いたのも、この立地のよさが重要素のひとつだと思う。
だけれど、完全に孤立しては軍事的にもよろしくなく、
なにより人々の往来や物資の運搬ができない。
そこで、東・西・北面の山を削って鎌倉と通じる道をつくったのだ。
「切通(きりとおし)」とは城郭用語としてもよく出てくるもので、
山を削って通した道のこと。
主要な7つの虎口(出入口)が「鎌倉七口」といわれています。

部分的に見ても、地方領主の小さな山城なんかよりよっぽど“城”だ。
高低差も巧みに利用して、つねに崖と共存している感じ。
かなり遠くまで見渡せて、富士山も見えて、相模湾も見えて。

名越から朝比奈まで、はじめて歩いてみました。
今もこれだけ広範囲に状態よく残っているわけだけれど、
守られたり放置されて運良く生き残ったというより、
いまだに手がつけられない、という印象。
だって、ハイランド住宅地のあたりはかなり宅地化しているわけだから。
あれだけ開発されながら、
いまだに肝心の防衛ラインには近づけていないような感じでした。

総構っぽくもあり…、
鎌倉時代にすでに総構的発想があったということか…いや、ちょっと違うか。
日本で城塞都市があまりないのはなぜ?
…大都市が発展しようがないからか、
それに、そもそも日本というのは地方の支配者同士が小規模に攻防し続けていたわけだし。
…などと考えつつ、わくわくしながら歩きました。
結論:鎌倉ってすごい。

今、鎌倉~南北朝時代のことも書かねばならぬ状況のため、
一般書に書かれていないことを思ってしまうと困る(笑)
ご存知の方、よき文献などありましたら教えてください。

 

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名越切通は、衣笠の三浦一族や房総の御家人が往来する、鎌倉から三浦に通ずる古道。
鎌倉七口のなかでも面影がよく残ると思います。

朝比奈切通、やっぱりここはよい。
1240年(延応19)、鎌倉幕府第三代執権の北条泰時が鎌倉と六浦を結ぶ道として開削。
六浦港からの物資輸送の重要路ということでしょう。
六浦付近で採れた塩も運んだらしく「塩の道」としても知られます。
しかし、重要路であるとともに、
鎌倉東部の守る城郭としての性格も持っていただろうところにそそられます。
物資輸送の重要路としてだけでなく、
東側の防衛ライン的な、城的な要素もふんだんに感じます。

朝比奈峠の岩壁に刻まれた磨崖仏や岩盤をくり抜いたやぐら、
陽が暮れかっていたた今日はただただ怖かった。。

 

鎌倉駅3番からバスで「緑ヶ丘入口」バス停で降り、小坪階段口からスタート。
第一切通に出て、そこから道なりにまんだら堂やぐら群、大切岸、衣張山山頂へ。
(あとで知りましたが、かまくら幼稚園裏手は関東の富士見百景らしい。たしかに絶景)
ハイランドから巡礼古道を進み、報国寺、浄妙寺に出て、
一般道を歩いて(というか時間がなくて軽くジョグ)朝比奈方面へ。
「十二所神社」バス停の脇から朝比奈切通に向かい、
鎌倉側から横浜側に出て「朝比奈」バス停でゴール、というコースでした。
朝比奈バス停からは、金沢八景または鎌倉駅へバスが出ています。

なんかいろいろ行き方やハイキングコースがあるようで。。
私も思っていたコースと違うことに途中で気づき、ちょっと焦りました。
わかりにくいので、備忘録的に載せておきます。参考まで。
鎌倉七口はじめ見どころや特徴などは
不親切な感じでなにも触れていませんが…ご容赦を。ググれば出てきます、たくさん。

城本と書店さん

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「城めぐり」のインデックスを発見!!

歴史書の棚に「城」のインデックスはあるけど、
実用書の棚で「城めぐり」のインデックスははじめて見た。
しかも、そんなに細分化されてもいない棚で。。。大大コーフン。
LIBRO池袋店さんありがとうございます。ご挨拶したい(笑)

城本の品揃えは、やっぱりジュンク堂池袋本店さんと紀伊國屋新宿本店さん。

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ジュンク堂池袋本店さん、充実のラインナップのなか、
「山城へGO!」のこの扱いありがとうございます(1冊しかなかったので補充お願いします)。

ブックファースト渋谷店さんは、私の本をとてもよく扱ってくださるので大好きです(笑)

Amazonポチッとしまくりすとですが、
出版情勢と世の中の流れを知るには、書店に行かないといかんですね。

フランス人と城トーク

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来年3月、世界文化遺産・姫路城が大改修を終えてリニューアルオープンされます。
そのタイミングに合わせてフランスのTVで城番組が放送されるとのことで、
パリから来たクリエイターさんとランチ&ミーティングでした。

番組のDVDを見て欲しい、とのことだったのだけど…この映像が秀逸!
外国人特有の視点や感覚のフシギな世界かと思いきや、
専門用語の解釈や構造の理解もそのへんの城好き日本人よりよほど深い。
この映像をそのまま日本で放送したいくらい!
(というか、日本はなんと遅れていることか…クリエイターの端くれとして恥ずかしい)
julienさん(右)はカメラマンもこなし城の書籍も出版もしていて、これまた見事でした。

コンテンツのクオリティもさることながら、まず写真がすばらしい!
城の写真を見るとその人がどれだけ城を知っているかだいたいわかるのだけど、
彼の写真には日本人の美意識や日本の城ならではの造形美が表現されていて、
城の本質を伝えてくれていると感じました。
ただなんとなーく“ニッポンの城”を雰囲気よく撮影しているのではなく、
日本の四季や日本の美へのリスペクトが感じられる作品でした。

聞けばかなりの城&日本フリークで、日本人より日本に対する造詣が深い。刺激的でした。

パーツとしての城の表現ではなく、
もっと深く歴史や文化に切り込んだ表現を目指したいとのことで、
その部分はどうしてもカバーしきれないためネガティブの力を借りたい、
コラボレートしませんか?とのこと。

「海外にも城の魅力発信を」という発想は私には一切なく取り組むつもりもないのだけど
(必要と需要はあるので誰かやってください!)、
新たな出版物のクリエイトには大いに興味あり。ちょっと心がざわつきました。

ランチに何を食べたいか聞いたら、「お好み焼き」、
しかも大阪スタイルより広島スタイルが好きとのこと。
お箸も使いこなしていてびっくり。よく知っているなあ!
東京下町出身者としてはすかさずもんじゃ焼きを教えてみましたが、
うまく説明できなくて「大阪スタイルのお好み焼きをドロドロにした感じ」みたいな表現に…。
はじめは興味を持っていたけれど…あんまり食べたそうじゃなかったな(笑)

次はいつ日本に来るのか聞いたら、
2月の京都マラソンと東京マラソン、5月に城取材と日本観光で来るとのこと。
日本に来すぎだし、フルマラソン走りすぎだよ(笑)

しかし、言葉の壁は厚かった。。。
そして、やっぱりパレスホテルはサイコーだった。江戸城ビュー。

岩櫃城温泉でプロジェクションマッピング

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岩櫃では、岩櫃城温泉(町営の日帰り入浴施設)で
プロジェクションマッピングが催されたので、連れて行っていただきました。
最後は炎上(笑)!

動画も撮ったけどアップの仕方がわからずー。

 

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忍者がバイオリン弾いていてびっくりしました。
たまに弦を刀に見立てて殺陣もするの。すごいー。

続・真田合宿2014秋〜稲荷城&柳沢城&中山城〜

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岩櫃城でのトークショーの翌日は、真田合宿を再開。

稲荷城→柳沢城→中山城。名城揃いの濃い1日でした。

稲荷城は無名の城ながら、以前ちらっと訪れてコーフンし、再訪したいと思っていた城。
やっぱりスゴかった!!紛れもなく隠れた名城。
あれこれ興奮気味にトークしながら歩きました。
岩櫃城の前線基地として、かなり重要な城だったよう。かなりファイトモード。
この城のことは、ちょっと調べたいしじっくり書きたい。

そして、岩櫃城の支城・柳沢城!
こちらもすばらしかった。竪堀の使い方が岩櫃城と同じ。
今月末発売の「山城へGO!」で志布志城を“空堀天国”と書いたのだけど、
岩櫃城やこの城が“竪堀天国”だと思いました。
ふと見上げれば岩櫃城がバッチリ見えることにも感動。なんとも優等生な支城でした。
うん、この城や郷原城、岩櫃山まで知り尽くしてはじめて岩櫃城を語れるのだな、と。
やっぱり岩櫃城はおもしろい。もっと知りたい。書きたい。

中山城、歴史的価値も高いしつくりも遺構の残存度もすばらしいのに、ちょっと手つかずで残念。。
しかしこの立地は感動モノ。
もともとある城に手を入れたのではなく、明らかに目的があって築かれた城だけに、
シンプルだけれどムダがなくて、研ぎすまされた感じ。
そこに危機感と緊迫感をビシビシ感じる。
この城後北条氏の真田攻めの拠点で
土橋も効率よく狙っているし、横矢もかかっている。
あの主郭の正面に あの光景が見えた瞬間、敵兵は萎えるに違いない…。
いくつもの堀切が断面図のように見える姿は圧巻でした
(=側面にあたる部分が地形ではなく人口的にざっくり切り落とされている)。

写真は稲荷城の虎口にて狂喜乱舞、のもの。

岩櫃城でトークショー

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群馬県東吾妻町のあざみの会のみなさんと!

あざみの会さんにお声がけいただき、
「戦国真田の岩櫃城跡探検隊」でのトークショーに出させていただきました。

岩櫃城跡探検隊、第10弾!
午前中は岩櫃城跡遺跡見学と岩櫃城跡発掘現地説明会が行われ、
私は午後のトークショーでお話させていただきました。
ご一緒したのは、司会をしてくださった児童小説作家の加部鈴子さん、
そして、歴史プロデューサーの六龍堂・早川知佐さん!
早川さんは私がこの仕事をする前から活躍されている歴史界の有名人。
…が、とても気さくで同世代ということもあり、親近感わきまくりで
初対面とは思えないほど図々しくいろいろお話させてもらっっちゃいました。楽しかったです。
またご一緒したいなあ。というか、とりあえず飲みつつお話したい(笑)

個人的には手探りのところがあり相変わらず課題満載でしたが、
大きなトラブルもなく、来場者の方にも楽しんでいただけたようでひと安心です。

主催のあざみの会さんのお気遣いと熱意に触発され、あれこれ考えたりと有意義な1日でした。、
私はもともと、一昨年の岩櫃探検隊に一般客として参加したのがきっかけ。
岩櫃城のすばらしさもさることながら、
あざみの会さんが本当に素晴らしい活動をされていると感動したので、
今回おしごとを頂戴し、あざみの会さんに仲間入りできたような気もしてうれしかったです。
つながりに感謝。仕事はご縁。
ひとりで仕事をしているほうが、組織にいるよりよっぽどつながりの濃度を感じます。
本当に、よい経験をさせていただきました。

写真は、反省会の最後に撮ったもの。
「要は飲み会です」と言いながらも酔う前にきちんとフィードバックして、
そのあと楽しくとことん飲むようすに感服。
私もできるわずかなことを全力で着実にと思ったのでありました。

楽しい記念撮影は、おいしかった日本酒とともに(笑)
飲み残しをおみやげにいただいて、このあと部屋飲みしました。

岩櫃城は本当にすばらしい城!
こんな竪堀の使い方をする城はほかにないよ!
私の今回のつたないトークではその魅力を伝えきれなかったので、
すでにあれこれ、勝手にトークテーマや企画を妄想しています。
岩櫃城の魅力を伝える機会を与えていただけますように。
そして、みなさんとまたご一緒できますように。

あざみの会、東吾妻町のみなさん、ありがとうございました。