城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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福岡&佐賀&長崎へ城めぐり





お城取材とプライベートを兼ねて、九州を城メグってきました。 

こんな時にという気持ちもあり、やはり終始そわそわしてましたが、
ひとりでゆっくり考えたいこともあったので、落ち着きました。
私にとって、仕事とお城めぐりは人生に欠かせないファクターで、希望です。ありがたい時間にひたすら感謝。

遠く離れた九州でも、いたるところで震災の義援金募金が。
東京に比べるとややトーンは違いましたが、
ひとつになれないことはないんだなと、少し救われた気持ちになりました。

 福岡(大野城)、佐賀(吉野ヶ里遺跡、佐賀城、唐津城、獅子ヶ城)、長崎(平戸城、玖島城)とぐるり。
桜めぐりでした。お城レビューはまた改めて。

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城の日・江戸城パトロール

4月6日は、城(46)の日。
入城料が無料になるお城もあるんですよ(姫路城とか)。
・・・といっても姫路までは行けないので、近所の名城へ。勝手に江戸城パトロールです。

先日の地震で、江戸城の石垣も一部崩落してしまいました。(崩落した部分は未確認…どのあたりなのでしょう?)
でも、今日も江戸城はなんら変わりませんでした。大切なのは、残っているという事実ではないのですね。

 



竹橋から清水壕を清水門から北の丸に抜け、田安門までぐるりと歩きました。
清水門入口から見る、日本武道館方面。ここの景色、好きなんです、土塁のラインとか、堀の幅とか。
防御より美観要素が高い場所な気がします。
穴場なんじゃないかと思う、桜スポット。

 

例年より静かな桜のトンネル。これもまたオツなものです。
「必ず春はやって来て、ちゃんと桜が咲くんだなあ」としみじみ。当たり前のことに気づかされる毎日です。

 

江戸城パトロール後は、急遽、【城メグツアー#9 江戸城北の丸夜桜ウォーク】を開催。
レポートはこちら → ★ 

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小和田哲男先生と安土城を歩く

 

安土のほんまもんツアー【小和田哲男先生と歩く安土城】へ参加してきました!

お城ファン、歴史ファンなら誰しもその名前を知っているであろう小和田先生と、大好きな安土城あるきなんて…夢のよう。
お天気も快晴(前日は吹雪だったとか!)、すばらしい1日でした。
詳しいレビューは、また改めてじっくりと!!

 

  

2泊の予定が急遽日替りになり…日帰りのつもりが急遽1泊してきました。
近江のお城を巡ろうかとも思いつつ、思い切って忍者の里・伊賀(三重)へ。
伊賀上野城→松坂城と移動して、名古屋経由で帰ってきました。
こちらも、レビューは改めて。
 

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広島&山口城めぐりより帰還




3泊4日の城めぐりから帰ってきました。
“晴れときどき雪”という東京にはない気候を生まれて初めて体験しました。

○ポニョの舞台・鞆の浦(とものうら)で古い街並みと朝陽を拝む→大可島城跡、鞆城跡を散策→福山城登城→
レンタカーで、しまなみ海道をドライブ→村上水軍の居城、因島水軍城→多々羅大橋の絶景を見ながら、
瀬戸内海鮮丼ランチ→日本最古の水軍城、甘崎城へ→エキナカの城、小早川隆景の居城、三原城跡へ→
広島へ移動し、牡蠣づくしディナー

○毛利、福島、浅野三代の名城、広島城をじっくり登城→安芸高田市へ移動、毛利元就の城、郡山城へ登城→
毛利元就が幼少の頃過ごした猿掛城→単線電車に揺られ、雪景色と夕陽を見ながら広島へ帰還→
広島お好み焼き(牡蠣入り)を堪能

○錦帯橋で有名な岩国へ→吉香公園周辺の城下町散策→吉川元春の城、岩国城へ登城→
広島へ戻り、吉川積みの石垣を見るべく広島城再訪→原爆ドーム&平和記念公園を見学→萩へ移動。
旅の友は開運しゃもじ牡蠣めし弁当→萩温泉に一泊。

○萩にゅうめんの朝ごはん→古地図を片手に、萩城下町をブラタモリ→毛利輝元が築いた、萩城へ→
萩温泉でのんびり→帰京
 

ざざっとこんな感じ。旅行記&お城レビューは改めて。

 

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城めぐり、おやつは3ユーロまで

先日のライブ会場で購入したザッハトルテのCD。
明日から広島を拠点に岩国、萩と城メグってきますが、
半日しまなみ街道をドライブする予定なので、そのときにでもBGMとして楽しみたいと思います。 

といっても、目指すは、因島の村上水軍城。
かつて瀬戸内海で活躍した村上水軍(要するに海賊)の居城です。
さらに大島の村上水軍博物館、時間が許せば大三島の甘崎城まで。
おいしそうな“いよかんソフト”よりも、村上水軍が気になる今日この頃なのです。
 

ヨーロピアンな調べと、村上水軍・・・一生センスを疑われそうなくらい、マッチしてません(笑)!
どうせなら、動画もはちゃめちゃに季節外れのものにしてみます。
 

福山城、因島水軍城、三原城、郡山城、猿掛城、広島城、岩国城、萩城あたり、城メグってきます。

 

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世田谷ボロ市

世田谷ボロ市に行ってきました。

世田谷ボロ市は、今年で433年の歴史を持ち、東京都指定無形民俗文化財にも指定されている伝統行事。
世田谷線上町〜世田谷駅周辺、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、約700店の露店がところ狭しと並びます。

12月15、16日、1月15、16日の4日間、曜日に関わらず毎年4回開催されていますが、
今年の1月は見事に土日に重なり、AM10:00で大盛況のようす。
毎年来場者数は30万人ともいわれますが、今年はもっと多かったかもしれませんね。

この世田谷ボロ市のはじまりは、1578年。
小田原城主北条氏政が、世田谷城主吉良氏朝の城下町である世田谷新宿に開いた楽市です。
楽市の“楽”とは“自由”の意味で、つまり、自由な市。
それまでの独占販売権や非課税権などの規制を緩めて、自由な行商販売を認めました。
当時、世田谷新宿は、江戸と小田原を結ぶ相州街道の宿場町として栄えていましたが、
この楽市によってさらなるにぎわいを見せ、江戸と南関東を結ぶ中間市場として繁栄したと考えられています。

ところが、豊臣秀吉によって北条氏が滅ぼされ、さらに徳川家康の時代になると、衰退の一途をたどります。
世田谷城が廃城になったことで城下町としての存在意義がなくなり、楽市は終わりを迎えるのです。
しかしこの催しは開催され続け、近隣農村のために開催される歳末市に変化したのが、今のボロ市のルーツです。

ボロ市の名前の由来は、この市で安売りされていた草鞋に編み込む“ボロ”。
ボロを編み込むと丈夫になるということで、こぞって買い求めたのだそうです。
ボロのほかにも、農工具や古着、日用品などが売られて、全盛期の出展数は2,000店以上!
昭和の初めには芝居小屋まであり、娯楽の場、親交を深める場でもあったようです。
12月15日に歳の市として催されていたものが、新暦が使われてから1月15日も追加され、
やがて12月15,16日、1月15,16日の両日も開かれるようになったそうです。

 
    
    
   

ボロ市保存会という会があって、たくさんの方がいらっしゃいました。
文化財が守られているのも、こうした方々のご尽力のおかげですね。おまわりさんもご苦労さまです。

今日は時間がなかったものの、短時間で掘り出し物をゲット!
骨董屋さん出品の漆のお盆。かなり気に入りました。ちょっと漆が剥がれているので、破格に。
私好みの陶器もいっぱいでしたが、それは自粛。

 

   

ボロ市名物、代官餅。毎年大行列です。機械を使わず手でついているので、やわらかくてコシがある!
寒い中並ばないと買えませんが、もち米の炊けるにおいがふわ〜と風に乗ってやってきて、これがまたいいんですよねー。
待っている間に味わえるお楽しみです。
臨時の代官餅専用の休憩所も、おもてなしの心が感じられてあたたかい。

 

 
  

かなりボリュームがあるので、どう考えても2人で1パックで十分ですが、からみとあんこの2パックを購入。
からみ、あんこ、きなこの3種、各600円。からみは必食。

 

   

地元商店街の出店もあれば、全国からやってきた物産コーナーも充実。屋台のレベルは高いですぞ。

 

  
  

代官餅の名前の由来にもなっている、代官屋敷。こんなところに、実は国の重要文化財があるんですよ。

ここは、3代将軍家光が、1633年に彦根藩主井伊直孝に与えた地。
滅亡した吉良氏の元家臣・大場市之丞が代官に任命され、
以後明治維新までの235年間、大場家が住居兼屋敷として使用したそうです。
白州跡は、罪人を取り調べた場所。

 

   
   

茅葺で寄棟造、建築面積は230㎡。1737年に再建された古い建物です。

 

 

隣接する郷土資料館。世田谷の歴史はここで知ることができます。

 

ボロ市通りから徒歩圏内に世田谷城跡があります。
井伊家ゆかりの豪徳寺、吉田松陰ゆかりの松陰神社も近くにあります。
世田谷ボロ市も含め、城メグツアーとして昨日ご案内する予定だったのですが、急遽中止にさせていただきました。
理由はなんにせよ、一度お受けしておきながらあるまじき行為です。本当に申し訳ありませんでした。
今回初めて参加希望をしてくださった方もいて、心苦しく思っています。
あたたかくなったら、お散歩ツアーしましょう。
また企画しますので、ぜひご参加くださいませ。

 

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江戸城の飴

2010年9月の城メグツアー#2<城メグリストと行く!江戸城ツアー> → のときに購入した、
榮太楼総本舗×江戸城のコラボ有平糖。

なかなかステキな二重橋の水彩画なので、空缶は小物入れにしようかな〜、などとワクワク。

が!
4ヶ月経ちましたが、いまだに缶が開きません(笑)
誰か開けてー。

 

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2011年お城初め

新年の初登城は、江戸城。
12月23日の天皇誕生日に続き、10日ぶりに一般参賀に行ってきました。

年に2日、西の丸に入れる貴重な日。
ルートや見どころなど、一般参賀のあれこれは【城メグツアー #6江戸城】レポートをどうぞ →

 

天皇誕生日と違う点といえば…馬がいました。ジャストサイズのニット帽がかわいい。

 

  

二重橋の混雑っぷりと、振りかざされる日の丸の旗が、お正月ムードを盛り上げてくれました。
言葉を交わされる天皇陛下と皇后さまが微笑ましい…。

 

  

西の丸裏門付近から見る、今日の富士見櫓とビル郡。この景観好きなんです。
そして、今日の蓮池堀。石垣に刻印を見つけました。

 

新春の富士見櫓。どーん!
この姿を次に見られるのは、12月23日。今心の中に描いていることを実現して、見上げに来たいものです。

今日のメンバーは3人。
昨年知り合った魅力的なお友達と、これまたなかなか魅力的なそのお友達、という初顔合わせトリオでした。
新年早々、素敵すぎる出会いに感謝です。

2人の世界や言葉がとってもナイス。
のんびりながら、なんだか充実した時間でした。
江戸城を楽しんでくれたみたいで、とってもうれしい。
またじっくり、お城歩き&街歩きしましょうね♪
 

夜は家族と新年会。
母より、実家お節詰め合わせと母の特製お汁粉を持たされました。
これで心もお腹も満たされて、エンジンかけられそうです。

いい1年になりそう…ではなく、なんだかすでにいい年です。

 
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猿飛佐助は今治生まれ?

昨年10月に訪れた、今治城。
今治駅前で、痛快なジャンプで出迎えてくれたのは明るく元気な正義の味方、猿飛佐助でした。

猿飛佐助といえば、戦国時代末期の甲賀忍者。
真田十勇士のひとりで、ライバルは伊賀忍者の霧隠才蔵。
架空の人物とも実在の人物(上月佐助)とも言われますが、、
「忍者名人・猿飛佐助」の作者、山田阿鉄さんが今治市出身ゆえ、今治駅前で飛んでいるのだそうです。
山田阿鉄さん、今は今治市内の観音禅寺の墓地で眠っておられます。

猿飛佐助、今治タオル、焼き鳥タウン。
なにげに全国区の知名度を誇る、今治生まれの人やモノ。
現代のクレジット<月賦方式>を発明したのも、今治の行商、桜井漆器だそうです。
伊予商人のルーツは今治人ともいわれるそうで…ビジネスセンスがあるんですね。

藤堂高虎の名城・今治城以外にも、意外な発見がいっぱいの今治タウンでした。
 

<日本全国城ある記> 今治城、更新しました →

 

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お城の壁画

宇和島で見かけた、保育園の壁画。かわいい!

蛙と大木のまわりには、忍者に紛れてふくろうや白い人(?)が…。
きっと、園児たちが考えた、かわいらしいサイドストーリーがあるんでしょう。
「宇和島城は3階建てだから、1階多いよ」と思ってしまう私は、たぶんイヤな大人です。

 

 

「ポニョとドラえもん、とっても上手!」と思ったけれど、逆に、それ以外の一般人の完成度が…(笑)!
 

<日本全国城ある記> 宇和島城、更新しました→  

 

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