文春オンラインで連載スピンオフ
月刊「文藝春秋」の連載「一城一食」。
スピンオフ的なWEB版の連載が「文春オンライン」でスタートしました。
城下を歩きその地の食を味わうのも、城めぐりの楽しみ。
流通経済の拠点となる城下町は、食文化の発祥地です。
藩主の奨励により生み出された食も多く、郷土料理や伝統料理は、ルーツを辿ると城下町に行き着くことは少なくありません。
オンライン記事でも<名城・城下の美食・銘酒>をレポートしますよ。
https://bunshun.jp/articles/-/14003
第1回(8/10発売号、9/14配信)は
🏯松江城
🥢出雲そば(神代そばの割子そば)
🍶国暉酒造(国暉、不昧公、八塩折仕込)
国暉酒造さんの仕込み蔵は、松江城内から譲り受けた土蔵!
松江城内に住み続いた酵母で育てられた酒…城好き必飲です。
松江城と出雲そばのルーツもどうぞ。
ちなみに本誌の第2回(9/10発売号、10月配信予定)は
🏯岡山城
🥢備前バラ寿司(烏城黄金かくし寿司)
🍶室町酒造(室町時代)
発売中です。
コンビニにも置いてますのでぜひぜひご覧ください。
1週間ぶりに岡山
7日ぶりの岡山。
もはや、近所に感じる今日この頃。
岡山は、空が広くて山のシルエットがきれい。
岡山の人は、奥ゆかしくてあたたかい。
癒される。。
そして、何度訪れても備中松山城の石垣はすばらしい!
空が秋めいてきたねー。
石垣柄の着物!
結婚披露宴にお呼ばれしたので、実家で母の着物を物色。
見て!
石垣柄の着物と帯を発見!!
…お城のイベントで着たい(そんなのあるのか?)!
(お城の話をするときは着物を着ないのがポリシーなのですが)
なかなかの訪問着ですわ。
写真ではアレですけど、なかなか素敵なんです。
着こなしたいなあ。
いやいや、ステキな緑色片岩の打込接柄ですなあ!
(違う)
結婚披露宴はこちらに決めました。
織豊期城郭研究会集会2019
昨夜のホテルはキャッスルビュー。
毎年楽しみにしている、織豊期城郭研究会の集会でした。
どこから目を通せばよいのかわからない、資料集の分厚さよ。
復習のしがいがあります。。
とても勉強になり、楽しい2日間でした。
南山城へ再び
再び、南山城と黒山城へ。
春風亭昇太師匠、クリスグレンさん、山城ガールむつみさんに、南山城を見てもらえてうれしかったです。
岡山県古代吉備文化財センターのみなさまが今回もあたたかく出迎え、熱心にご案内くださり、
恐縮しつつも贅沢で幸せな時間になりました。
ありがとうございます!
今年3月の取材時は北側が中心でしたが、今回は今夏発掘調査が進んだ南側を中心に。
畝状竪堀だけでも悶絶ですけども、
いやいや、こんなに緻密で高度でおどろおどろしい設計が隠されていたとは…!!
毛利方のけっこうな人が入っていたのかなあ。
この設計力はどこからやってきてどう共有されているのか…。
いろいろと気になります。
発掘調査は10月末で終了確定。
河川改修工事のため、城は山ごと消滅します。
すでに北側の櫓台などはだいぶ崩されていました。。
悲しいけれど、広義でも狭義でも、本当にいろいろな意味で意義のある調査だったかと。
2回もじっくり見学させてもらえた経験を、活かさねば。
この城で得た知見を念頭に、備前・備中の城をもっと歩きたいし、
全国のほかの城も比較して考えていきたいと思います。
昨日はむつみさんと近隣の4城を歩きました。
それはまた、つぎのポストで気が向いたらば。
楽しかったー!
むつみさん、目をつぶってる写真ごめんなさいー。
それでもかわいい。
小田原城天守閣「センゴク権兵衛」原画展
小田原城天守閣特別企画展、「センゴク権兵衛」原画展へ。
今、陳腐に表現しようとするのなら、
そのわずかな力を漏らさず自分の中に蓄えたい。
宮下先生はいろんな意味で超越したところにいるのだなあ。
展示の構成も秀逸!満足。必見。
小田原城天守閣にて、9/8まで。
すばらしい時間をありがとうございました。
写真は、ガチャガチャやっているところ。やるよねー。
氏綱がほしかったですが氏康でした。
投票、私は前田利家にしました。かっこいい!
此隅山城へ
此隅山城から。
安良城→福居城→伊豆城→三木城、
鳥居城→大谷城→荒木城→中村城→有子山城。
・
西尾先生にご案内いただきました。
此隅山城と有子山城は、セットで見るとおもしろい。
永禄12年以降の改修、もあるのかな。
出石永楽館で講演
近畿最古の芝居小屋、出石永楽館で講演をさせていただきました。
永楽館は、 最後の出石城主・仙石氏の永楽銭紋からの命名。
廃城になった出石城の廃材を転用した記録もあるそう…!
片岡愛之助が歌舞伎をし、桂米朝一門が落語をする永楽館。
できれば花道から、あわよくば奈落の底からスッポンを使ってド派手に登場したかったです。
地元への誇りがあるのだな、というのが壇上からの感想。
よい面ばかりではないとしても、東京人にはまぶしい。
主催共催のみなさまもあたたかく熱心。
これほど意識が高く、実質的なポテンシャルのある城と城下町は全国的にも少ないと思います。
今日はいろいろうれしかったな。
絶対撮ってこい、と言われたやつ。恥ずかしい。
出石城の居館を挟み込む2本の竪堀のひとつ。
幅10メートル、米子城を連想させる竪堀!
おそらくは天正9年の小出段階だと思うのです。
となると…!
倭城から戻った後だと、なおさら思うところがあります。
倭城へ!!!
この日を楽しみに生きて来た!
6年ぶり(!)、3度目の韓国・倭城へ。
ひたすら幸せな4日間でした。楽しかったー!!!
以前は、日本にはほぼ残らない文禄・慶長期の石垣に大興奮し、
日本では考えられない残り方の姿に度肝を抜かれ、
見たことのなかった登り石垣にただただ感激し。
「命がかかった状況まで追い詰められると、城はここまで発達するのか!」
と圧倒され、
「そんなに切羽詰まっているのに天守台はつくるんだな」
と織豊期城郭のセオリーのような一面に驚愕しつつ納得し。
…といった浮遊感の中で終わりましたが。
今回は私も城を見る目が少しできてきたようで、
論文の内容を少し消化できるようになったし、
自分なりに具体的な疑問がふつふつと湧いてくるように。
私もすくすくと成長しているのだな。
…たぶん。
とくに今回は、虎口の発展と改造がおもしろかった!
この進化が、関ヶ原合戦後の日本の城の虎口に大きく影響していくのだなあ!
(安骨浦倭城の虎口を狭める数段階の改造とか、
自分で気づかないし説明されてもなかなか理解できなかった。。
なるほどと驚いたけれど、じゃあなんでそんな広い虎口つくったのだろう、と疑問もわく。。)
技術の向上、縄張の発展。
こんなにも手に取るように、城の成長過程を目の当たりにできるとは…!!
なんというか、偉人の中高生時代をのぞき見た気分。
原点を掘り下げたような気分です。
文禄期の石垣でも慶長期より稚拙な石垣もあるし、大名の技術差みたいなものもある。
それは戦況の変化や大名ごとの技術差なのだろうし、
わずか数年の戦いとはいえ、緊迫しているからこそ戦況とともに城がめまぐるしく細やかに変化していくわけで、
各城の役割や築城の意図も、最終形だけでグルーピングするのは早計なのだろうな。
技術面からも城の位置付けからも、各城の小さな変化をていねいに追っていけたら真意に迫れるのかな、と。
私はやっぱり石垣の技術発展というのが好きなので、その点をもっと知りたい。
そして、果たしてどういう城づくりを目指してどう変わっていったのか、城の役割を掘り下げたいなと思いました。
その後の日本の城に大きな影響を与えるという点で、もっと倭城は重視するべきだし、朝鮮出兵も学ぶべきだな、と。
家の積ん読をちゃんと読もう。。
とりあえず、撮ってきた1,500枚の写真と頭の中を整理しよう。
今回は邑城や朝鮮式山城、三国時代の城など、バリエーション豊かに見られて満足。
彦陽邑城で「甕城」「馬面」「雉城」という言葉をはじめて教わりました。
まだまだ知らないことがあるなあ。
しかし、本当に本当に勉強になりました。
楽しすぎたー☺︎☺︎☺︎☺︎☺︎
仕事がんばろ。
そうそう、悲報。
機張城は立ち入れなくなりました…いい城だったからまたじっくり見たかった。。
中川船番所資料館の小学生お城講座
中川船番所資料館の小学生お城講座も最終回。
全4回、梅雨だったり猛暑だったりの中、来てくれてありがとうー。
だんだん自由な発言もしてくれるようにもなって、楽しかったなあ!
かわいいし、いろんな子がいておもしろい。
今日は、戦国武将人気を汲んで、武将と城の話を。
今の東京の子供達は、わりと北条氏に詳しいらしい。
子供の頃、東京には有名な武将もおらず歴史がないと思っていたし、
今も地方に行くたびに地域愛を羨ましく思うので、
東京の子供達にも身近な城や人物があるのはうれしいな。
(北条氏は東京人ではないけど)
これは、小田原市さんの努力の賜物でもあるんじゃなかろうか、と思いました。
「君たちは江戸というすごい都市にいるんだよ!」と、今度は伝えたいなと思います。
ちなみに北条5代、やっぱり氏綱の名は出てこない…。
5代の名前、しっかりコールアンドレスポンス的に教えておきました。
今も変わらぬ武田信玄人気になんだか安心。
「上杉謙信はナルシスト」発言に爆笑。
(自分を毘沙門天の化身と…というのは自己陶酔らしい)
講座後、「夏休みの課題でつくった」と、お手製の城カルタを見せてくれた子が。
城の特徴もすべてシブいところを掴んでいるし、
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あかし城
2つのやぐらが
今のこる
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と、読み札の句もいいとこついててびっくり!
かわいすぎました☺︎